mottox 公式ブログ

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もっと!ワイン
モトックスが提案する、ワインのあるライフスタイル「MOT!WINE」

ワインの知識

日本ワイン講座

ワインの知識, 勉強会レポート2015-11-25

こんにちは。東京営業部の堀です。

今回、大阪仕入チームの今井講師による社内セミナーが行われました。
テーマは日本ワインです。

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日本ワインについて

日本のブドウ生産量は20万トン。その内の約1割がワイン用です。
世界ではブドウ生産量の80%がワイン用であり、日本では生食用の生産が、とても多い事が分かります。 

というのも、日本は他国に比べて、ワイン造りが難しい環境とされています。その理由には、梅雨や台風が栽培サイクルと被ってしまう点や、雨の影響を避ける為の棚仕立ては、本来ワイン用ブドウ栽培には向かない点などがあげられます。

その為、ヨーロッパなどのワインと比べるのではなく、日本独自のものとして見ていくことが必要。と今井講師は語ります。そして、今では、不利な環境の中でも、日本ワインは着実に品質が向上しているのです。  

更に、日本は海外に比べると、ワインの原産地呼称法の整備はまだまだで、これからといえます。
日本のワイナリーの業態には大手、歴史的中堅、異業種参入型、個人経営ワイナリーなどがあります。

最近の注目ワイナリーには、小さな個人経営が多く、海外でワイン造りを学び、日本で独立している生産者もいらっしゃいます。
実際に私の友人夫婦もフランスから帰国後、北海道でワイナリーを立ち上げました。
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いよいよテイスティング

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日本では、沖縄以外の46都道府県でワイン生産が行われています。

近年、注目度が高いのは北海道、山形、長野、山梨あたりでしょうか。その中でも、今回は山梨ワインにスポットを当て、下記のブドウ品種のワインを試飲しました。

ヨーロッパ系ヴィティス・ヴィニフェラの甲州。
アメリカ系ヴィティス・ラブルスカのデラウエアとアジロン。
日本の交配品種マスカット・ベリーA、ブラッククイーン、ヤマ・ソーヴィニヨンの6種類です。

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品種は知っていたけれど、こんな味わいなんだね!と皆、熱心に試飲していました。

 

やっぱり人気の甲州

日本を代表するブドウ品種といえば、甲州。こちらは山梨の勝沼醸造が造る白ワインです。

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柑橘系のさわやかな香りに、柔らかく上品な果実味があります。サラダ系の前菜にはもちろん、煮物やお寿司などの和食にも良く合います。

 

個人的には、一時期、国内のワイナリーを良く訪問していたので、今回のセミナーで日本ワイン熱が再燃!また勉強しに訪ねてみようと思いました。

皆さん、一緒に日本ワインを盛り上げましょう。
そして、この寒い冬には日本ワインとお鍋がぴったりです。是非お試しください。

社内講座~テイスティング~

ワインの知識, 勉強会レポート2015-10-14

営業部の赤尾です。

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モトックスでは社内勉強会の一環で、テイスティング能力を上げるための講座があります!

ブラインドで赤白各2つずつのテイスティングを行い、テイスティングコメントを磨くというもの。

さて今回はどんなワインをテイスティングしたのでしょうか。

 

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まずは、外観を見て香りを感じとります。そして、口に含んで果実味や酸、タンニンなどを感じ取ります。
みなさんも、コメントを見ながら、どんなワインか想像してみてくださいね。

 

【 白 1つめ 】

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香りは・・・白い花、白桃などのやわらかく少しボリュームのある香り。
時間と共に、花の蜜のような甘みも思わせるような、おいしそうな香りがします!

味わいは・・・
口に含むと、イキイキとした酸味が心地よく、軽快な印象♪
あとは香りの印象の通り、白桃のようなジューシーな甘みと旨味がじんわり広がって、後口には少しビターな引き締まりがある辛口白ワイン!

品種は何だろう・・・?
ポイントは甘みと酸のバランスかしら?
ボリュームはありそうだけど、中程度。そこまで完熟果実というわけでもないので、ニューワルドではなくヨーロッパかな?

【正解はこちら!】

 

【 白 2つめ 】

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香りは・・・とっても清々しいフレッシュなハーブや、絞りたてのグレープフルーツのような爽やかな香り。

味わいは・・・みずみずしいフレッシュなグレープフルーツジュースのような果汁感たっぷり!
酸味も心地よくボリュームを感じる辛口白ワイン!

香りが特徴ですね、ハーブと柑橘がしっかりしている品種は・・・?

酸はあるけど果実味のボリュームも結構感じられるのですが、冷涼さも感じるのが迷うところ…

【正解はこちら!】

 

【 赤 1つめ 】

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香りは・・・チェリーやアセロラなど小さな赤い果実味の甘酸っぱいような香り。少し清涼感あるハーブや森林の中にいるような爽やかな香りも。

味わい・・・香りのとおり甘酸っぱいチェリーなどの赤い果実の味わい。滑らかな完熟フルーツの口当たりと溶け込むような綺麗な酸とタンニンがスルリスルリとグラスが進むミディアムボディの赤ワイン。

なんかだ軽やかだけど完成度の高いワインのような気がしますね。

【正解はこちら!】

 

【 赤 2つめ 】

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香り・・・ブルーベリーやカシスなど完熟したベリー系の果実の香り。濃厚そうな香りがするけど、どこかハーブやスパイスのようなすーっと抜ける香りも。

味わい・・・濃縮したベリーソースのような滑らかな口当たり。
しっかりと酸味は感じられ、タンニンもきめ細かいながらも存在感がワインを引き締めている。

凝縮してるのに、酸がしっかりしているのがポイントかな?
あとはハーブのような抜ける香りも気になる・・・

【正解はこちら!】

 

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口で感じた味わいを言葉で表現するのは、本当に難しいことです。
感覚も人によって違うこともありますし。
ですが、そのワインが濃いワインなのか、軽快なのか、辛口なのか甘口なのか、渋いのか、なめらかなのかは明確に伝えるポイントですよね。

そして何よりも、聞いた人が「わかりやすい」「美味しそう!!」と感じてもらえるコメントがいいですね。

まだまだコメント磨いていって皆様にきちんとお伝えできるように日々勉強です!

 

フランス ロワール社内セミナー 第二回

ワインの知識, 勉強会レポート2015-08-24

営業部の堀です。

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今回は今年第二回目のフランス・ロワール地方の社内セミナーが行われました。
テーマは、ペイ・ナンテ地区、アンジュー・ソミュール地区、トゥーレーヌ地区です。

 

ロワール川最下流 ペイナンテ地区

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ミュスカデを代表する産地と言えばペイ・ナンテ地区。地味な様で昔から多くの方に親しまれているミュスカデ種はブルゴーニュ地方から伝わったとも言われており、別名をムロン・ド・ブルゴーニュと言います。訳してブルゴーニュのメロンです!可愛いですね~。

この地区のワインで特徴的なのが、シュール・リー(澱の上)という醸造方法。醸造過程で発生した澱をそのまま底部に残し、保存させる事で更に旨味を引き出すのです。

 

ロワール川中・下流 アンジュー地区

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全ロワールワインの4分の1を産出するアンジュー地区。大半は世界的にも有名なロゼワインのロゼ・ダンジュが造られます。その他、赤・白(辛口~極甘口)、泡と多様なワインが造られ、AOCはなんと25もあります。
使われる葡萄品種も様々で、甘ロのロゼ・ダンジュにはグロロー種、 アンジュ・ルージュはカベルネ・フラン種、アンジュ・ブランはシュナン・ブラン種などが使われ、興味深いワインが沢山あるのです!

 

ロワールの宝石と言われるAOC サヴニエール

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サヴニエールではもともとシュナン・ブランの甘口を産出していましたが、最近では辛口が主流となりつつあります。世界的にも有名な区画のクーレ・ド・セランが7ha、ロッシュ・オー・モワンヌ33ha、この2つの地区は2010年に独立のAOCとなりました。その他の地区のシュナン・ブランに比べると厚みがあり酸も高く、長期熟成に適しており非常にポテンシャルのあるワインが造られます。

 

ロワール川中流 トゥーレーヌ地区

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ロワール観光地としても有名なトゥーレーヌ地区。ここにも様々なAOCが存在しますが、代表するワインといえばシュナン・ブラン100%で造られる白ワインのヴーヴレとカベルネ・フラン主体から造られる赤ワインのシノンです。モトックスにも自慢のヴーヴレとシノンがありますので後程ご紹介いたします!

 

いよいよテイスティングです。

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「ドメーヌ・ド・ラ・ルヴトゥリ
 ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー」

フルーティーな味わいがメインではありますが、シュール・リーを名乗れるこのワインは、そうではないワインに比べて、旨みの出方が全然違います!ふくよかな丸みがあり、アフターに綺麗な酸味が長く続きます。和食にもぴったり合います!

 

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「ドメーヌ・デ・ギュイヨン ソミュール ヴァン・デュ・ノール」

レモンやライムの柑橘系の香りが爽やかで、シャープな酸にミネラルがしっかりと感じられます。本当に綺麗なワインで、実はこのワインが今回テイスティングしたワインの中でも一番人気でした。

 

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「ドメーヌ・ヴィニョー・シュヴロー ヴーヴレ セック」

1995年からビオディナミで葡萄栽培を続けるドメーヌ。柑橘系やカリンのアロマ。華やかな果実味とミネラルを持ち合わせる見事なワインです!

 

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「ドメーヌ・ブリュネ ヴーヴレ・セック」

ヴーヴレは決して早飲みのワインではない、という信条で熟成して飲み頃を迎えたワインだけを出荷する造り手。シュヴローのヴーヴレとは対照的で熟成による柔らかさと複雑味が特徴的なワインです。

 

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「ドメーヌ・ド・パリュ シノン レ・パンセ・ド・パリュ」

カベルネ・フランに感じやすい青みがなく、果実味が豊かでエレガント。シノンの印象が変わりました。

 

まとめ

ご紹介したワインの他にも5種類程、飲み比べを行いました。
AOC、品種、生産者の違いにより様々な味わいのワインが造られるワイン。覚える事や経験しなければいけないワインがまだまだ沢山あります!
皆様も是非、お試しいただき、美味しいロワールワインでまだまだ暑い夏を乗り切りましょう。

カリフォルニア ディアバーグ ~ 魅惑のピノノワール

ワイナリー訪問記/来日記, ワインの知識, 勉強会レポート2015-08-10

こんにちは!
3年目のI川です!

最近では猛暑になり
皆様夏バテは大丈夫でしょうか!?

暑い日の夜にはアルコールでのどを潤したい!

すっきりのスパークリングや
爽やかな白もいいですが、

【カリフォルニア産 ピノノワール】

も、魅力の味わいです!

カリフォルニア産=濃い

というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが
今回ご紹介するピノは

エレガンスという言葉が非常にしっくりくる味わいです!

 

ディアバーグって?

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「オーナー:ジム&マリー ディアバーグ夫妻」

 

実はこの夫妻、
【スターレーン ヴィンヤード】
というワイナリーのオーナーでもあるのです!

最高品質のボルドー品種(カベルネソーヴィニヨンやメルロー)のワインを生み出すために立ち上げたワイナリー。

2005年ヴィンテージでカリフォルニアトップカベルネの仲間入りを果たしました。

同じくして今度は最高品質のブルゴーニュ品種を作るべく
1996年にアメリカ カリフォルニアのサンタ・バーバラに
【ディアバーグ ヴィンヤード】を設立。

彼らはサンタ・バーバラの西側沿岸部が非常に冷涼で
ピノノワールやシャルドネの栽培地として注目していたことに目をつけ
この地で栽培を開始しました。

2009年にはマスターズ・ゴルフ・トーナメント開催中
「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」で提供されるなど国際舞台で華やかなデビューを果たしました。


ボルドー品種・ブルゴーニュ品種共に最高のワインを造るワイナリーなのです!

 

ピノノワールの魅惑

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そして今回は13年ヴィンテージからディアバーグ ヴィンヤードの最高責任者となった
トーマス タイラーさんに来日していただき、セミナーを開催していただきました!

ピノノワールの味わい構成する大きな要素は【気候】だとタイラーさんは語ります。

涼しい環境であることが、味わいの骨格を形成し、フレッシュでアロマティックにしてくれるんだそうです。

「ブルゴーニュの生産者なら、まず真っ先に【土壌】を持ってくると思うよ。
でもカリフォルニアは一番【気候】が大事。」と、タイラーさん。

特にサンタ・リタ・ヒルズは風が強く吹くので、凝縮度が高くなるのだそうです。


「ピノノワールは土地を映し出してくれる、味わいにそのまま表れるんだ。

ピノノワールは造りやすい一方、少し間違えれば
味わいはぐちゃぐちゃになっちゃうんだ。」

と、タイラーさん、ピノノワールに対する熱が伝わります。

 

セミナー受けてます!

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ピノノワールの魅力に虜です!


この後はお待ちかねのテイスティング!

ですが、普通のテイスティングではありません!

その内容とは・・・!?

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この写真、わかりますか?

実はこれ、ワインになる前の原酒です!

【First Pick】
【Second Pick】

と書いていあるのは、収穫のタイミングが違うことを表しています!

そしてその上に書いてあるナンバーは苗木(クローン)が違うもの。

このようにすこしずつ違いのあるものをブレンドして味わいを決めていきます。

 

収穫時期/クローン/テロワールの違うピノノワールたち

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同じピノノワールですが
収穫時期が早い、遅いの違いでも
その味わいは変わってきています!

特に変化が面白かった2つをご紹介!

①同じ苗木(クローン)、同じ畑の収穫が違うもの

早摘みはスパーイシーでイキイキとした赤果実の味わいに対して

遅摘みはフレッシュさよりは奥深さを感じる味わいに。

色合いもやはり遅摘みの方が濃い印象でした。


②同じ畑の苗木(クローン)が違うもの

収穫日、醸造方法は同じで造っているもので比べてみました。

基本は同じスタイルですが、違いはその滑らかなタンニンに現れました!

 

女性的なサンタ・マリア・ヴァレー、男性的なサンタ・リタ・ヒルズ

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より理想の味わいを求めてやっと造られたディアバーグ ピノノワール。

タイラーさんは2種のピノノワールを造り上げました!

 

【サンタ・マリア・ヴァレー】のピノノワール

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こちらは サンタ・マリア・ヴァレーで造られた1本。

フレッシュなプラムを思わせる赤果実味が感じられます。

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タンニンは非常に滑らかで、
飲みごたえはあるのにくどくなく、
どことなく果実由来の甘みを少し感じる味わい。

 

限定!【サンタ・リタ・ヒルズ】のピノノワール

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サンタ・マリアより南に位置するのは、サンタ・イネズ。
この中にサンタ・リタ・ヒルズが存在します。

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より深いく濃い色合い。
ブラックベリーなどの凝縮感のある味わいが特徴的でした!

タンニンもしっかり感じ、スパイシーな味わいですが、酸味もしっかりと感じることが出来ます。

サンタ・リタ・ヒルズは強い風が吹くため、凝縮度が高くなるそうです。

こちらは変わって男性的な味わいだとタイラーさんはおっしゃっていました。

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こんなにも奥の深かったピノノワール!

是非皆さんも飲んでみてください!

フランス ロワール 社内セミナーレポート

ワインの知識, 勉強会レポート2015-06-12

営業部の堀です。

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今回、大阪営業部の赤尾さん講師による社内セミナーが行われました。
テーマはフランスのロワール地方 サントル・ニヴェルネ地区。

この地区では、ロワールワインの中でもトップの人気を誇るサンセールとプイイフュメが産出されます。

 

サンセールとは

サンセールは14の村から造られます。タイプとしては白・赤・ロゼを造る事ができますが、特に白が秀逸。世界のソーヴィニヨンブラン人気の火付け役であり、味わいのスタイルはすっきり辛口、すがすがしいハーブの香りと引き締まった酸を持ちます。

生産者・・ブドウ栽培農家は約300軒あり、うちの180軒が自社瓶詰。
地形・・丘陵の多い地形で、その斜面に伴い微気候(ミクロクリマ)
土壌・・時代や質の違うど土壌が入り組む

 

プイイ・フュメとは

サンセールと対岸に位置するプイイ・フュメは7つの村から造られます。タイプはソーヴィニヨンブランの白のみ。畑は高台状のなだらかな平地で、サンセールに比べると、柔らかく落ち着いた印象です。
POUILLY FUMEのFUMEはフランス語で「煙、蒸気」の意味。
一説、このあたりには濃い霧が発生しワインに影響を与えている事から蒸気を想像させる為につけられた名前?もう一説はソーヴィニヨンブランのスモーキーな香から煙を想像させるので、フュメと名付られたとも言われています。

 

メヌトゥー・サロンとは

サンセールから西へ地続きのマイナーAOCのメヌトゥー・サロンは10の村から造られます。
タイプは白・赤・ロゼと造られますが、どちらかというと赤のピノノワールが優秀。ロワール川から内陸で平坦な土壌です。

 

セミナー風景

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皆さん、真剣に受講中。

次はテイスティングに入ります!

 

【ドメーヌ・ミッシェル・トマ サンセール 白 2013年】

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自然を大切にした栽培とワイン造りを行う家族経営の生産者ミッシェル・トマ。
青リンゴを想わせるフルーティーなアロマが心地よく、華やかな果実味とバランスの良い酸があります。

 

【ドメーヌ・ミッシェル・トマ サンセール  シレックス 白 2013年】

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ミッシェル・トマの限定生産ワイン。
キウイや柑橘系果実の爽快な香り、シャープな酸味にミネラル感がしっかりと感じられ、まさにシレックス土壌を感じられるワインです。

 

【ドメーヌ・フアシェ サンセール レ・グラン・シャン 白 2012】

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区画ごとの醸造でテロワールを表現することにこだわるドメーヌ・フアシェ。
グラン・シャンは白桃の風味があり、オイリーな口あたり。華やかさを持ち、いまちょうど飲み頃を感じさせてくれます。

 

【ドメーヌ・フアシェ サンセール レ・シャセーニュ 白 2012】

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グラン・シャンに比べて、骨太な酸度をもち骨格もしっかりとしています。
まだまだ硬さを感じますが長期熟成のポテンシャルとミネラルを持つ素晴らしいワインです。

 

【ドメーヌ・ダボルデ プイイ・フュメ 2013年】

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輝きのある色調、白い花や桃を想わせる香り、そしてプイイフュメ特有のスモーキーな香りが複雑さを与えます。
バランスの良い果実味があり、キりっとした酸が全体を引き締めます。

 

【ドメーヌ・フィリップ・ジルベール メヌトゥー・サロン 白 2012年】

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優れたビオディナミのドメーヌ」として専門誌でも紹介される造り手。
ヨーグルトの香り。まろやかな果実味があり、骨格がしっかりとあり複雑味が感じられます。

 

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 これら以外にも他社ワインを合わせて全部で11種類のワインをテイスティング。
全てソーヴィニヨンブランなのに、地区や生産者の特徴により、こんなにも味わいの差があるなんて!

やっぱり飲み比べは大事ですね。とっても勉強になりました。そして、改めてロワールワインのファンになりました!

初夏はソーヴィニヨンブランがとても美味しく飲める季節です。
皆様も是非お試しくださいね。

イタリアワイン講座 マイナー品種をピックアップ!

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お久しぶりのセミナーレポートです。
2015年第一回目のイタリアワイン講座です。

講座の様子を営業部の内藤がお送り致します。

 

今回の講師はモトックスでもイタリアに見識が深いI橋先生の久しぶりとなる
イタリアワイン講座!!
テーマ「イタリアのマイナー品種について」です。

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土着品種の宝庫 イタリア

イタリアでは土着品種と呼ばれるその土地でしか栽培されていないブドウ品種が数多く存在します。その数推定でなんと2000品種!!
イタリア政府で認定されている品種でも496品種もあるのです!!

 

グループワークにて…

そんな土着品種の多い、イタリアワイン。

ワインのプロであるモトックスのスタッフも覚えるのが一苦労…手始めにイタリアの土着品種を制限時間10分で50種をチーム戦でとにかく挙げて行きました。

プロなら当然!!と言いたいところですが、全部挙げられたチームはなく…それだけイタリアの土着品種はプロでも苦労するところなのです。

 

イタリアで土着品種が多い理由

世界中で見てもこんなに多くのブドウ品種が存在するのは非常に稀です。
なぜイタリアではこんなにも多く土着品種が存在するのでしょうか?
以下の理由が挙げられます。

1.地方・地域・各都市の歴史的背景が大きく異なり、それぞれの文化が形成されていった

2.バリエーションが豊かなテロワール
→アルプス山脈やアペニン山脈などの山麓系
→ ティレニア海、アドリア海、イオニア海などの海の存在
→ ポー川やアルノ川、イゼオ湖やガルダ湖・トラジメーノ湖などの水源の豊富さ
→ パダナ平野を筆頭とする平野部

3.イタリアという国の統一が遅れ、小都市国家の時代が長かったこと

4.地産地消の意識が高いこと(郷土料理と地元のワインの相性の良さ)

 

マイナー品種について

では実際、イタリアにはどのようなマイナー品種があるでしょうか?
本講座では、近年日本でも注目を集めている4品種に主にスポットを当てて見て行きました。

 

◆ Grignolino グリニョリーノ種

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栽培エリア:ピエモンテ州 アスティ
色:黒ブドウ

古くから栽培されているブドウ品種で、アスティ地区の方言でグリニョーレの名に由来する。 ブドウの中に多くある小さな種を意味する。 色合いは非常に淡い。酸味も豊かで、見た目以上にタンニンを豊富に感じることが多く、イチジクやラズベリーなどのフルーツ 香が楽しめる。シラーのような野性味のあるスパイス感が感じられる。砂質の土壌を好み、芳香が豊かなものが多い。

 

◆ Grignolino d’Asti グリニョリーノ・ダスティ

格付け:D.O.C.
ブドウ品種:Grignolino グリニョリーノ 90%以上
味わい: 多くの場合、単一で生産される。淡いルビー色で若いうちに飲まれることが一般的で色合いの割には タンニン(渋み)が感じられる。レッドペッパーや丁子のニュアンスを有する。

モトックス取扱いはこのアイテム!!

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グリニョリーノ・ダスティ
‘’スフラージオ’’2013 /ステッラ・ジュゼッペ

ロゼのように淡いチェリーレッド。エレガントなミネラルと酸味のバランスが整っており、土着品種ながら気品のある1本。アフターに収斂されたタンニンも特徴的です。

 

◆ Chiavennasca キアヴェンナスカ種

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栽培エリア:ロンバルディア州 キアヴェンナ
色:黒ブドウ

ピエモンテ州のネッビオーロ種の亜種。ロンバルディア州ソンドリア県にあるキアヴェンナという 町の名前に由来している。同じ県(ソンドリオ県)にあるヴァルテッリーナ地区で使用される名称。 ピエモンテ州のネッビオーロよりも優しく、ややシンプルなスタイルが多い。豊かな酸味 と華やかさを有する。線は細いが、アフターにスパイシーさを感じる。

 

◆ Valtellina Superiore ヴァルテッリーナ・スーペリオーレ

 

格付け:D.O.C.G.
ブドウ品種:Chiavennasca キアヴェンナスカ 主体

生産されるエリアによって、ワインのタイプが微妙に異なる。赤果実香が強く、鹿肉のように赤身の あるお肉との相性は抜群。

モトックス取扱いはこのアイテム!!
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ヴァルテッリーナ・スーペリオーレ‘’カルテリア’’2011/
サンドロ・ファイ

滑らかな舌触り、よく熟したイチゴジュースのような果実風味と酸が豊か。
たくましいタンニンが特徴。

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スフォルツァート・ディ・ヴァルテッリーナ 2009/
サンドロ・ファイ

綺麗なチェリーレッド、ニュアンス。陰干ししているが残糖は少なく、フレッシュな酸により飲み疲れのないエレガントなワインに仕上がっている。ネッビオーロより優しい印象が感じられる。

 

◆ Bianchello ビアンケッロ

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栽培エリア:Marche マルケ州 ファーノ、エミリア・ロマーニャ州
色:白ブドウ

隣のエミリア・ロマーニャ州ではビアンカーメ種として知られるが、こちらマルケ州ではビアンケッロ種の名で知られる。しかも、マルケ州の中でもファーノという町一帯くらいでしか栽培・ワイン生 産がされていない。
メタウロ川流域の粘土石灰質の土壌を好む。香りは強い方ではないが口に含んだ時のレモンやグレープフルーツのような味わい、全体としてはシンプ ルな印象。

 

◆ Bianchello del Metauroビアンケッロ・デル・メタウロ

格付け: D.O.C
ブドウ品種:Bianchello ビアンケッロ Malvasia Toscana マルヴァジアトスカーナ
アドリア海から流れ込むメタウロ川流域一帯で しか生産が認められていない極小 D.O.C.。 エリア内の多くの畑から海を望むことができる。非常に海から近い、「海のワイン」。現 地で合わせる料理も魚介をベースにしたものが多い。

モトックス取扱いはこれ!!

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ビアンケッロ・デル・メタウロ ‘’サン・チェザレオ’’ 2014/
クラウディオ・モレッリ

非常に珍しいビアンケッロ種をから造られるワインはフレッシュなグレープフルーツの味わいが楽しめます。まさにお魚と一緒に食べたいワインです!

 

◆ Frappato フラッパート

栽培エリア:シチリア州 ヴィットリア地区
色:黒ブドウ

ネロ・ダーヴォラ種よりもシチリア州南東部ではポピュラーな存在であった。 現在ではネロ・ダーヴォラ種がより人気品種となり、フラッパート種の人気は下火傾向であるが、ヴィットリア地区 では根強く人気のブドウ品種として知られる。逆に言うと、ヴィットリア地区以外ではほぼ栽培されていないブドウ品種である。透明感が強く、赤ワインとしてはやや淡い印象を受ける。ネロ・ダーヴォラ種と対照的に赤果実系のチャーミングなアロマが特徴。その特徴からネロ・ダーヴォラ種の酸を強化するための補助品種として使用することが多い。

 

◆ Cerasuolo di Vittoria チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア

原産地呼称:D.O.C.G.
ブドウ品種:ネロ・ダーヴォラ 50-70% , フラッパート 30-50%

シチリア州唯一の D.O.C.G.。 淡い赤色(チェラスオーロ)の色合いをする。フラッパート種由来の酸味やチャーミングさとネロ・ダーヴォラ種由来のダイナミックさ とコクを併せ持つワインとして知られる。


モトックス取扱いはこれ!!

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チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア‘’マスカリア’’2011 /
テッレ・ディ・ジュルフォ

ブルーベリー、スミレ、リコリス、クローブなど、複雑な香りが楽しめる。
しっかりとしたボディと独特のミネラル感。フラッパートをブレンドしたことで酸が出てきてワイン全体のバランスが調和されている。
如何だったでしょうか?

当日のティスティングでは受講したスタッフが改めてイタリアのマイナー品種に魅了されました。しっかりとワインと向き合いどのようにお客様へ提案するのが良いか?
白熱した議論をしていたグループもちらほら・・・

皆様も是非この機会、自分のお気に入りのイタリアのマイナー品種を探して見てください!

イタリアワイン講座 ~魅力溢れるマイナー産地 マルケ州 第二弾~

勉強会レポート2014-08-26

こんにちは!
東京営業部の堀です。

前回に引き続き社内勉強会「イタリアワイン講座」のレポート
魅力溢れるマイナー産地 マルケ州第二弾をお伝えいたします。

前回にマルケ州のDOCGワインについてお話しがありましたが、
今回はマルケ州の主要DOCワインに触れながら4アイテムのワインをテイスティングしていきます!

マルケ州の主要なDOC認定ワイン

①コッリ・ペサレージ
②ロッソ・ピチェーノ
③ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ
④ヴェルディキオ・ディ・カステッリ・ディ・イェージ
⑤ヴェルデッキオ・ディ・マテリカ

上記の中でも③ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバに該当するアロマティック品種・ラクリマに注目します。

非常にアロマティックで、バラやスミレの香りが特徴的。
絶滅危惧種であった品種⇒存続させるためにDOCに格上げをした背景あり、
収量を多くしてしまうとブドウの実が破裂してしまう。
その実から滴り落ちる果汁の様子がまるでブドウが鳴いているように見える事からラクリマ=涙と名付けられた
コントロールが難しく大量生産は出来ないブドウ。

 

≪テイスティングアイテム≫

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「ジュスティ・ピエルジョヴァンニ ラクリマ」

バラ、スミレの香り。熟した黒果実の香り。
上品な果実味、細やかなタンニン、酸味がバランスよく構成され余韻も長い。


ワインの第一アロマに合わせ、香り引き立つ料理と相性が良い。
例えばパセリたっぷりアクアパッツア、ペスカトーレ・ロッソ、ペコリーノチーズ。
華やかな香りで渋みも強くないので若干冷やして飲んでもおいしいです!

 

最後にDOCコッリ・ペサレージエリアで造る生産者セルヴァグロッサに注目します。
こちらのワインはDOCエリアではありますが、生産者のこだわりのブドウ品種や製法の為、DOC認定は取得していません。

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左から
①ムスケン マルケIGT 

サンジョベーゼ50% メルロ30% カベルネ・フラン20%

チェリーやイチゴの赤果実の香り。フラン由来のミントのような香りからくる清涼感がポイントにもなり、
果実味、酸味、ミネラル感のバランスが良く、タンニンは穏やかで口当たりがきれい。

魚+トマトの組み合わせが抜群!

②トリンピリン マルケIGT

サンジョベーゼ90% チリエジョーロ10%
セルバグロッサのフラッグシップ!
凝縮した赤果実の香り。伸びのある柔らかい酸味。果実味が豊かでまろやかさを感じる。

ラグー系ソースのパスタ。サラミ、白身の肉。

③ポヴェリアーノ マルケIGT 

カベルネ・フラン100%
セルバグロッサのフラッグシップ!
凝縮した黒果実、ミント、ヴァニラ香。
タンニンも甘く完熟している。シルキーな口当たりでボリューム感もある。

ジビエ、羊肉、熟成チーズなど香り、味わいがしっかりした料理と合う。

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トスカーナやピエモンテが注目されやすいイタリアですが、今回のマルケ州講座は非常に興味深く社員一同くぎ付け、更にマルケのワインは美味しくて感動!!



皆さんも是非マルケ州のワインを
じっくりと味わってみてください。

 

イタリアワイン講座 ~魅力溢れるマイナー産地 マルケ州 第一弾~

勉強会レポート2014-08-19

こんにちは!
東京営業部の堀です。

今回は社内勉強会「イタリアワイン講座」のレポートをお届けいたします。
テーマは~魅力溢れるマイナー産地 マルケ州 第一弾~です。

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まずは、イタリアの山と海、マルケ州の位置を確認

マルケ州は、
 面積9694Km⇒東京・大阪の4~5倍大きい 
 人口 150万人⇒東京の10分の1、大阪の6分の1 
 州都:アンコーナ 
 5つの県がある
 イタリア屈指のビーチリゾートでもあり、観光業・漁業が盛んだそうです。

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鈴木さんが現地でいただいたお料理の紹介です。
マルケは海と山に囲まれた土地⇒魚も肉も沢山食べられます。
美味しそうですね~

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さて、ここから本題!マルケ州のDOCGに触れながら実際にワインをテイスティングしていきます。

マルケ州のDOCG認定ワインは5つ 
①カステッリ・ディ・イエージ・ヴェルディッキオ・リゼルバ 2010年認定 
②コーネロ 2004年認定 
③オッフィーダ 2011年認定 
④ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ 2010年認定 
⑤ヴェルナッチャ・ディ・セッラ・ペトローナ 2004年認定 
 
上記の中でもイタリアを代表する白ブドウ ヴェルディッキオに注目です。 
 
マルケ州原産のブドウ品種であり名前はブドウの色合いである緑=ヴェルデから派生したそうです。 
イエージ地区とマテリカ地区が最高の産地で長期熟成可能なタイプも造られます。 
 
特徴 
レモンのような柑橘系の香り、アーモンドの香り 
酸度が高く、ほろ苦さを持つ。魚料理と非常に相性が良い。

≪テイスティングアイテム≫

①モンテ・スキアーヴォ ルヴィアーノ アンフォラ

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ヴェルディッキオのお手本のようなベースライン
レモン、青リンゴ、硬い梨のような優しく爽やかな香り。ほんのりメロンの香り。
日本酒を思わせる吟醸香。
しっかりした酸味とバランスの良い苦味、塩っぽさが強くミネラル感豊富。

味付けの濃くないシンプルな魚料理に相性が良い。
カルパッチョ、魚介サラダなど前菜にピッタリ。
レモンをかけるイメージでワインの中にある柑橘のニュアンスがその役割を果たします!

 

②パッリオ・ディ・サン・フロリアーノ

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ライム、グレープフルーツ、洋ナシ、青りんごの香り。凝縮したフルーツの香りは、そのポテンシャルの高さを伺わせ、清涼感と上品さを兼ね備える。
こちらはモンテ・スキアーヴォに比べて遅摘みのヴェルディッキオが使われます。
なので、味わいの密度は高く、旨みを感じるタイプとなります。

幅広い魚料理に合う。アクアパッツア、ブロデットなど火を入れた魚料理。
鯛やイカなど噛みごたえや身がしっかりした魚料理にも合います。


次回も引き続き、マルケ州講座のレポートをお伝えいたします!

日々精進! ブラインドテイスティングの巻

勉強会レポート2014-07-17

営業部の辻村です。

実は、モトックス社内では、年に2回、”テスト”があります。

1つは、”商品知識テスト”

これは、年に2回、上半期と下半期に分けて、
その期間に発表されたモトックスのアイテム、特に新商品などに関する問題が出題されます。

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そしてもう1つが ”テイスティングテスト”

赤白、謎の4アイテムずつがグラスに注がれた状態で会議室に用意され、
それを試飲して、コメントを書き、それが一体何のワインであるのかを探ります。

と言っても、ワインの銘柄をあてることではなく、
『いかにそのワインの特徴をとらえ、的確な言葉で表現できるか』が 重要視されるテストなのです。

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その、社内テイスティングテストは、”ブラインドテイスティング”という方法で行われます。

ブラインドテイスティング、とは
”そのワインがなんであるかを分からない状態にしてテイスティングをするスタイル”
のことを指します。

私達は目から入ってくる情報に感覚を左右されやすいため、
”あ、このワインのボトルの形、アルザスだな・・・ってことは、これは
リースリング?”などと、ワイン本来の味や香り以外のところで
ワインの当てっこ推理をよくしてしまうのです。

それを一切わからない状態で、ワイン本来に1対1で向き合うことは
テイスティングのスキルを高めるのにとても重要な役割を持ちます。

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そんなテイスティングのレベルを上げるため、
社内では定期的に ブラインドテイスティングの練習をしています。

今回は赤白2種ずつ。

みんな、必死に香りを探り、味わい、自分の持つワインの記憶をたどります。

そして、自分の頭の中にある、”ワインを表現する言葉のボキャブラリー”を
ありったけ出してきて、今自分が感じているワインを文章という形あるものに変えようとします・・・が、これが難しい!

グレープフルーツ、パイナップル、りんご、
フルーツの香りはでてきても、じゃあ、これを単語からどうやって
ワインを表現する文章にしたらいいのか?????

悩んで悩んで、煮詰まってしまった人もいるようです・・・・


でも、この努力が、絶対明日から活きてくるのです!

日々、精進!

「フランスワイン講座」勉強会レポート

勉強会レポート2014-05-02

東京営業部の堀です。

今回は社内勉強会「フランスワイン講座」のレポートをお届けいたします。
テーマはボルドーメドック!講師は東京オフィスのベテラン営業、中塚氏です。

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まずは格付けシャトーの歴史から。。。≪150年以上も変わらない格付け≫

1855年から150年以上も変わらない格付ですが、実は少しの変化が!?

◆当初2級に格付けされたが、その後1級に昇格したシャトーとは?
 ⇒シャトー・ムートン・ロートシルト

◆当時の格付けは市場価格を参考にされたが、このシャトーはオランダと直接取引をしており、市場価格がわからなかった為に外されてしまった。その後その評価は再認識され、1年遅れで格付け5級となったシャトーとは?
 ⇒シャトー・カントメルル

◆格付けシャトーには当初入っていたが、シャトー マレスコ・サン・テグジュペリに吸収され消滅してしまったシャトーとは?
 ⇒シャトー・ドゥヴィノ

非常に興味深い情報でした。

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村の特徴

さて、お次はメドックを代表する村の特徴を押さえます。

 

<サン・テステフ>
・18世紀には干拓が終わっておらずブドウを植える時期か遅かった為、格付けシャトーが少ない。

・水はけ悪く、土壌が重たい為、硬いワインが生まれるが、乾燥した年には素晴らしいワインとなる。

・砂利混じりの土壌が少なくなり、粘土質土壌が多くメルロー比率が高くなる。

・頑強な個性を持ち、タンニンが強い。熟成能力に秀でている。

 

<ポイヤック>
・格付け1級シャトーのうち3つがこの地区であり、全部で18シャトーが格付けされている。

・カベルネ・ソーヴィニヨンが主体。

・砂利層の砂礫質土壌

 

<サン・ジュリアン>
・畑の7割を格付けシャトーが占める。

・カベルネ・ソーヴィニヨンが主体。

 

<マルゴー>
・4つの村名アペラシオンでは作付面積最大。

・22の格付けシャトーが存在する。

・表土が薄く目の粗い砂利質。水はけがよい。

・砂礫質土壌が主体でジロンド河に近い程その傾向が強い。

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いよいよテイスティング

村の特徴をふまえながら、いよいよテイスティングにはいります!!

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ル・ルレ・ド・ディルフォール・ヴィヴァン 2010年(マルゴー)
シャトー・ディルフォール・ヴィヴァンのセカンドワインでありながら、ファーストにも劣らない味わい。
果実味、タンニン、酸味は非常にバランス良くまとまり、マルゴーらしい柔らかさが感じられます。

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シャトー・ラ・トゥール・カルネ 2011年(オー・メドック)
オー・メドックに位置する5級シャトー。
開けたては、若干こじんまりした印象でしたが、しなやかで伸びのある味わい。
グラスの中で時間をかけると更に華やかに変化、かつエレガント。

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シャトー・タルボ 2011年(サン・ジュリアン)
アタックはみずみずしく、中盤にサン・ジュリアンらしい血や鉄っぽさが感じられます。
伸びと奥行きのある味わいで、アフターにはタンニンがしっかり。熟成させたいワインです。

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シャトー・デュアール・ミロン・ロートシルト 2011年(ポイヤック)
ラフィット・ロートシルトが所有するシャトー。
黒系果実とスパイス香。凝縮した果実味と上品で緻密なタンニン、 アフターにはしっかりとボリューム感があり優雅で気品ある味わい。
シャトータルボと同じく熟成のポテンシャルが非常に感じられます!

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シャトー・コス・デストゥルネル 2007 (サン・テステフ)
赤系果実の砂糖漬けから、ドライイチジク、甘草、土など熟成香があり、 味わいは上品で艶やかな甘みと複雑味がり、まさに熟成ボルドーの極みをすでに感じさせてくれるワイン。

 

めったにいただけない高級ボルドーの飲み比べ、非常に勉強になりましたね。
シャトーの個性やヴィンテージの影響はありますが、みなさんにも是非お試しいただきたいです。