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2015年5月

マルゴーの格付2級 シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンが来日しました! 

ワイナリー訪問記/来日記2015-05-14

マーケティング部の今井です。

ボルドーのシャトー・デュルフォール・ヴィヴァンが来日し、
東京、大阪、神戸、京都と各都市でプロ向けのセミナーや消費者向けの
メーカーズ・ディナーなど、色んなイベントを行いました。

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今回来日して下さったのは、シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンの
醸造責任者、ジェローム・エランヴァル氏です。

 

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンの歴史 ~格付2級としては価格がお手頃な理由がそこに~

第3代アメリカ合衆国大統領のトーマス・ジェファーソン
(任期1801-1809年)が、ラフィット・ロートシルト、オー・ブリオン、
マルゴーに次いで好きだったワインがシャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
という記録も残っているほど、昔からその品質の高さを認められていた
シャトーでした。

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そして、ナポレオン3世が1855年のメドック格付を行わせた時、
5大シャトーに次ぐ格付2級のワイナリーの中で4番目に素晴らしい
ワインと位置づけられたのが、シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン。
(ということは、全61の格付シャトーの中で上から9番目!!)

しかし、1937~60年はシャトーマルゴーの所有に変わり、デュルフォールの
葡萄はマルゴーやパヴィヨン・ルージュの一部になっていました。
それだけ畑のポテンシャルが高いということですが、デュルフォールの
名前が世から消えてしまったことから、知名度は落ちてしまいます。

そして、1961年から再びデュルフォール・ヴィヴァンの名前で
ワインが販売されます。

1992年に現オーナーのゴンザッグ・リュルトン氏が引き継いで以来、大規模な
設備投資などを行い、1995年に新しいセラーを建て、品質もどんどん向上し
90年代という比較的最近になってデュルフォールの知名度が上がってきたという、
格付ワインとしては近年になって注目されているワイナリーなのです。
だから今でも格付2級のワイナリーとしては価格がお手頃!

それでも造りは非常に丁寧で、手間暇をかけています。例えば、収穫は1区画を
3~5日間かけて丁寧に完熟ブドウのみを収穫しています。また、「良いワインは
畑から」という信念のもと大規模な土壌分析を行って土壌マップを作成し、細かく
区画分けしなおした結果、畑を100区画に分け、それぞれを別のタンクに入れて
100ワインをオートクチュールのように区画ごとに造ってブレンドするなど、
気が遠くなるような、多大な努力をしているシャトーです。

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また、2009年から少しずつビオディナミ農法を始め、2013年からは
100%ビオディナミを実施。環境に配慮し、自然とのバランスを
とりながらより優れた品質のブドウを収穫するための努力も行われています。

これらのことから、格付2級のワイナリーとして非常に「コスパの高い」
シャトーだと言えるなぁ、と改めて感じました!

ボルドーの格付ワイナリーで100%ビオディナミを行っているのは、たった5シャトーだけ!

その5シャトーは下記です。

・シャトー・ポンテ・カネ
・シャトー・パルメ
・シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
・シャトー・クリマンス(ソーテルヌ)
・シャトー・フォンロック(サン・テミリオン)

デュルフォールでは自然とのバランスを取ることが非常に大切だと考えており、
畑にも、そこで働く人にも、そして飲み手の皆さんにも、全てに優しい農法で
栽培することにより、より良いワインができると考えビオディナミを始めた
そうです。

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2009年に一部始めた時には、ビオディナミとそうでない区画を比べることができ、
ビオディナミの区画の葉の方がより濃い緑色をしていたり、通常下を向いている
葉が太陽に向かって上を向いているなどの変化が見られたそうです。

ビオでなくても美味しいワインもあるし、ビオだから美味しいとも限らない。
でも、デュルフォールではビオディナミを行ってからよりクリーンでピュアで
凝縮感のある、そしてよりミネラル感を感じるブドウが採れるようになったと
いうお話が印象的でした。 根と土の間に農薬の膜がない分、土壌のミネラルを
より吸収できるのだとか!

デュルフォール・ヴィヴァンが目指すワインのスタイル

メドックでは、北部(サン・テステフやポイヤック)へ行けば
行くほど粘土質の土壌が多く、メルローの比率が高くなります。

マルゴー村はメドックの中でも南にあるため暖かく、そして砂利質の
乾いた土壌となります。これがカベルネ・ソーヴィニヨンを育てる
最高の環境なんです!

カベルネ・ソーヴィニヨンは晩熟のため、暖かい気候の方がより
完熟できる品種です。マルゴーの中でもデュルフォールの畑は
こんな感じで石がゴロゴロ転がっている、特に砂利質の土壌なのです。

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この石が日中太陽光で熱され、地熱が地面にたまるため、夜間も
冷えすぎない暖かい土壌となります。また、砂利質の土壌は
水はけが良いのですが、これもカベルネ・ソーヴィニヨンにとっては
好条件となります。(逆に、メルローは水分を保てる粘土質の土壌に
向くと言われています。)

こういったテロワールから、デュルフォールでは非常に素晴らしい
完熟カベルネ・ソーヴィニヨンが収穫できます。故にワインの
ブレンドは、マルゴー村の中でもシャトー・マルゴーとデュルフォールが
一番カベルネ比率が高いと言われています。

完熟した、高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンで造られたワインには
下記のような特徴があり、これがデュルフォールの目指すスタイルです。

・アロマティック
・エレガントさを感じる
・タンニンからくる酸のフレッシュさがある
・タンニンが滑らかでシルキー
・ミネラル感がある
・複雑味がある
・初めのアタックの強さより、口中でワインの旨みがスーッと
 広がり、綺麗な余韻が長く続く

これには、まず良いカベルネ・ソーヴィニヨンが育つテロワールが
必要で、「テロワールはワインのDNAだ!」と強く語っておられました!!

そして、デュルフォールのワインの特徴は「バランス」だそうです。
複雑味があっても色んな要素が綺麗にバランスがとれているのが
デュルフォール・スタイル。彼らのワインを飲むと、それがヒシヒシ
と伝わってくるような、どれも素晴らしいワインでした。

ワインの詳細については、是非こちらをご覧ください。

 ◆「ル・ルレ・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2011」の詳細へ

 ◆「シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン 2012」の詳細へ

 

余談ですが・・・ ハリウッド俳優みたい!

大阪のワインショップでセミナーを行ったのですが、
そこでこんな素敵なポスターを作ってくださいました。
サインをすると、なんだか俳優さんみたいですね(笑)

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日本も日本食も大好きだというジェロームさん。
またすぐにでも日本に戻ってきたくてウズウズしているそうです^^