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2016年2月

奇跡のワイナリー『トゥア・リータ』。 その誕生秘話

スタッフの独り言2016-02-23

 トゥア・リータの創立者、ヴィルジリオ・ビスティ氏は1942年、第二次世界大戦の真最中にトスカーナの貧しい家庭で生まれした。当時のトスカーナは、まだ身分の差が大きく、大変苦労の多い時代でした。

 

10代の頃のヴィルジリオは、将来を夢見てバールで手伝いや日雇いなどの仕事をこなす日々を過ごしていました。

 

そんな仕事をしている若かりしある日、海に遊びに行った時に妻リータ・トゥアさんと運命の出会いを果たします。

 

ティーン・エイジャーだった彼らは後に20歳で結婚。

 

とにかく仕事熱心なヴィルジリオは、やがてテレビゲームのエージェント業で成功をはたします。

 

ヴィルジリオは全く欲のない男でしたが一つだけ夢を持っていました。

 

『私は引退したら畑仕事がしたい・・・』

 

年を重ねるにつれて次第に妻、そして老後のことを考え始め、出来れば農家として土をいじりながら生活をしたいと考えるようになります。そんなある日、仕事で偶然立ち寄ったトスカーナの沿岸部「スヴェレート」に出会い、思い切って42歳(1984年)でこの未開の地に土地を購入しました。この土地は沿岸に近いため非常に痩せた土地で赤い色をしていました。

 

初めは農作物で穀物などを植え始めましたがどうもうまくいきません。

 

『いや、困りました・・・』

 

 後になって鉄分やマグネシウムなど微量必須元素が多く含まれていることが分かり、特別なワインが生まれる大きな一つの要因である事が判定されましたが、当初そのようなことは全くわかっていません・・・

 

無一文とされていたこの土地は、当時ワイナリーはおろか、野菜などの農家も手出ししないような場所だったのです。

 

『何もうまく育たん、困った。』

 

『ん、なんだ、この土地。ちょっとばかりだがブドウが植わっているな・・・』

 

 悩んだあげく、土地を購入した時に元々植わっていたサンジョヴェーゼの小さな畑のブドウをワインに醸造してみました。すると中々のワインが出来ることに気付きます。

 

 『うまい。これだ!』

 

農作物をブドウに変え、ワインを造る事を決意。

 

『造るなら最高のものを造りたい!』

 

 そう思い立ち、勉強のために有名なワイン産地を訪問し始めます。特にボルドーには幾度となく訪問して勉強を重ね、1987年に自らの畑にブドウを植えました(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、リースリング、ゲヴュルツトラミネール)。5年後にこれらの畑から収穫されたブドウからワインを造る事となりました。

 

 『うーん、でも本気のワインを造るならエノロゴ(醸造家)が必要だ。だれか適した人物がいないものか。若手で野心があるやつがいい!よし、ルカ・ダットーマだ!』

 

後に『天才エノロゴ』としてその名をとどろかすルカ・ダットーマは、当時28歳という若さながらすでにその頭角を現わしはじめていました。

 

picture

 

『ラベルデザインはこの絵だ!』

 

ワインのラベルには1988年当時、懇意にしていた画家の「ラファエロ・デラ・ローザ氏」がカンティーナに寄贈したフレスコ画をあしらいました。

 

そしてようやく彼らの目指すフラッグシップワイン、『ジュスト・ディ・ノートリ1992年』初ヴィンテージがここに誕生しました。2015年リリースの『ジュスト・ディ・ノートリ2012年』は20周年を迎えた特別ラベルとなりました

 giusto-di-notri

 

    当時まだ全く無名だったワイナリーですが、ファーストリリースから2年後の『ジュスト・ディ・ノートリ1994年』がなんとイタリア最高峰のワイン評価誌ガンベロ・ロッソ誌でトレ・ビッキエーリ(最高評価の3グラス)を獲得します。一気に注目が集まりました。

 

さらに、ヴィルジリオはこの年に、『ジュスト・ディ・ノートリ』に入れるブレンド用に造っていたメルローの原酒樽が突出して旨いことに気が付きます。

 

『こ、これは!?すごく旨いじゃないか!これはメルロー100%のままで飲むべきだ!』

 redigaffi2010

 

 後にシンデレラワインとして崇められるもう一つのフラッグシップ『レディガフィ』の誕生の瞬間です。

レディガフィはその後、

・1997年ヴィンテージ『ワイン・スペクテーター誌100点』を獲得

・2000年ヴィンテージ『ワイン・アドヴォケイト誌100点』を獲得

と、イタリアワイン史上初の『2大評価誌で両100点』獲得の快挙を成し遂げます。

 

ヴィルジリオは、『ジュスト・ディ・ノートリ1994年』が当時トレ・ビッキエーリを急に獲得したことで自らのワイナリー、そして畑のポテンシャルに驚きます。

 

『すごいものを造ることができた。でも、来年は、再来年は大丈夫かな・・・。いや、大丈夫、とにかく良い、特別なワインを造り続けよう!』

 Eugenio

 

 彼の想いは途切れることなく続き、2大ワインガイドで未だかつて、『ジュスト・ディ・ノートリ』、『レディガフィ』が90点を下回ったことはありません。これはイタリアワイン界で最高峰のレベルです。

 

この素晴らしい2本のワインは今でも毎ヴィンテージ生まれ続けています。ヴィルジリオは後にこう思います。

 

『私は別の品種も挑戦したい、次はもっととんでもなく旨いシラーを作ってやる』

 

その後、シラーやサンジョヴェーゼの拡充にも取り組みます。こうして生まれた『トゥア・リータ シラー』は今でも年間3000本程度の極少生産ですが、初めはたった2樽しか造られず、希少なワインでした。飲むものを魅了する妖艶な香りを醸す銘品に仕上がっています。

 

残念ながらヴィルジリオは2010年に惜しまれつつ他界しました。

 

彼の一番思い入れの強かった『トゥア・リータ シラー』には2010年から「PER SEMPRE(いつまでも永遠に)」の文字が入っており、ワイナリーを受け継いだ者たちの彼への想いを伝える大切な一本となりました。

syrah2010

 

  ワイナリーは残された家族に託され、今は妻のリータ・トゥアさん、娘のシメーナさん、シメーナさんが高校時代からお付き合いしている幼なじみステファノ・フラスコッラさんがその想いを受け継いでいます。

 

長くなりましたがイタリアワイン界のトップ生産者の秘話を楽しんで頂けましたでしょうか?

 

余談ですが先日、こんなに凄いワインを造っている彼らにあえて質問をしてみました。

 

『あなたが凄いと思うワイナリーはどこですか?』

このレベルの生産者が敬うほどの生産者はどんなだろう?

どんな名前を出すのか、彼らが迷う様子を期待していたのですがすんなりと答えはこうでした。

 

決まっているじゃないか!

ブルーノ・ジャコーザ

『彼は神様さ』と。

 winery

 

この記事の生産者トゥア・リータについて詳しいご案内はこちらです。

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企業ニュース, 新卒採用情報2016-02-12

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