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イタリアワイン講座 マイナー品種をピックアップ!

ワインの知識, 勉強会レポート2015-06-01 mottox

お久しぶりのセミナーレポートです。
2015年第一回目のイタリアワイン講座です。

講座の様子を営業部の内藤がお送り致します。

 

今回の講師はモトックスでもイタリアに見識が深いI橋先生の久しぶりとなる
イタリアワイン講座!!
テーマ「イタリアのマイナー品種について」です。

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土着品種の宝庫 イタリア

イタリアでは土着品種と呼ばれるその土地でしか栽培されていないブドウ品種が数多く存在します。その数推定でなんと2000品種!!
イタリア政府で認定されている品種でも496品種もあるのです!!

 

グループワークにて…

そんな土着品種の多い、イタリアワイン。

ワインのプロであるモトックスのスタッフも覚えるのが一苦労…手始めにイタリアの土着品種を制限時間10分で50種をチーム戦でとにかく挙げて行きました。

プロなら当然!!と言いたいところですが、全部挙げられたチームはなく…それだけイタリアの土着品種はプロでも苦労するところなのです。

 

イタリアで土着品種が多い理由

世界中で見てもこんなに多くのブドウ品種が存在するのは非常に稀です。
なぜイタリアではこんなにも多く土着品種が存在するのでしょうか?
以下の理由が挙げられます。

1.地方・地域・各都市の歴史的背景が大きく異なり、それぞれの文化が形成されていった

2.バリエーションが豊かなテロワール
→アルプス山脈やアペニン山脈などの山麓系
→ ティレニア海、アドリア海、イオニア海などの海の存在
→ ポー川やアルノ川、イゼオ湖やガルダ湖・トラジメーノ湖などの水源の豊富さ
→ パダナ平野を筆頭とする平野部

3.イタリアという国の統一が遅れ、小都市国家の時代が長かったこと

4.地産地消の意識が高いこと(郷土料理と地元のワインの相性の良さ)

 

マイナー品種について

では実際、イタリアにはどのようなマイナー品種があるでしょうか?
本講座では、近年日本でも注目を集めている4品種に主にスポットを当てて見て行きました。

 

◆ Grignolino グリニョリーノ種

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栽培エリア:ピエモンテ州 アスティ
色:黒ブドウ

古くから栽培されているブドウ品種で、アスティ地区の方言でグリニョーレの名に由来する。 ブドウの中に多くある小さな種を意味する。 色合いは非常に淡い。酸味も豊かで、見た目以上にタンニンを豊富に感じることが多く、イチジクやラズベリーなどのフルーツ 香が楽しめる。シラーのような野性味のあるスパイス感が感じられる。砂質の土壌を好み、芳香が豊かなものが多い。

 

◆ Grignolino d’Asti グリニョリーノ・ダスティ

格付け:D.O.C.
ブドウ品種:Grignolino グリニョリーノ 90%以上
味わい: 多くの場合、単一で生産される。淡いルビー色で若いうちに飲まれることが一般的で色合いの割には タンニン(渋み)が感じられる。レッドペッパーや丁子のニュアンスを有する。

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グリニョリーノ・ダスティ
‘’スフラージオ’’2013 /ステッラ・ジュゼッペ

ロゼのように淡いチェリーレッド。エレガントなミネラルと酸味のバランスが整っており、土着品種ながら気品のある1本。アフターに収斂されたタンニンも特徴的です。

 

◆ Chiavennasca キアヴェンナスカ種

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栽培エリア:ロンバルディア州 キアヴェンナ
色:黒ブドウ

ピエモンテ州のネッビオーロ種の亜種。ロンバルディア州ソンドリア県にあるキアヴェンナという 町の名前に由来している。同じ県(ソンドリオ県)にあるヴァルテッリーナ地区で使用される名称。 ピエモンテ州のネッビオーロよりも優しく、ややシンプルなスタイルが多い。豊かな酸味 と華やかさを有する。線は細いが、アフターにスパイシーさを感じる。

 

◆ Valtellina Superiore ヴァルテッリーナ・スーペリオーレ

 

格付け:D.O.C.G.
ブドウ品種:Chiavennasca キアヴェンナスカ 主体

生産されるエリアによって、ワインのタイプが微妙に異なる。赤果実香が強く、鹿肉のように赤身の あるお肉との相性は抜群。

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ヴァルテッリーナ・スーペリオーレ‘’カルテリア’’2011/
サンドロ・ファイ

滑らかな舌触り、よく熟したイチゴジュースのような果実風味と酸が豊か。
たくましいタンニンが特徴。

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スフォルツァート・ディ・ヴァルテッリーナ 2009/
サンドロ・ファイ

綺麗なチェリーレッド、ニュアンス。陰干ししているが残糖は少なく、フレッシュな酸により飲み疲れのないエレガントなワインに仕上がっている。ネッビオーロより優しい印象が感じられる。

 

◆ Bianchello ビアンケッロ

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栽培エリア:Marche マルケ州 ファーノ、エミリア・ロマーニャ州
色:白ブドウ

隣のエミリア・ロマーニャ州ではビアンカーメ種として知られるが、こちらマルケ州ではビアンケッロ種の名で知られる。しかも、マルケ州の中でもファーノという町一帯くらいでしか栽培・ワイン生 産がされていない。
メタウロ川流域の粘土石灰質の土壌を好む。香りは強い方ではないが口に含んだ時のレモンやグレープフルーツのような味わい、全体としてはシンプ ルな印象。

 

◆ Bianchello del Metauroビアンケッロ・デル・メタウロ

格付け: D.O.C
ブドウ品種:Bianchello ビアンケッロ Malvasia Toscana マルヴァジアトスカーナ
アドリア海から流れ込むメタウロ川流域一帯で しか生産が認められていない極小 D.O.C.。 エリア内の多くの畑から海を望むことができる。非常に海から近い、「海のワイン」。現 地で合わせる料理も魚介をベースにしたものが多い。

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ビアンケッロ・デル・メタウロ ‘’サン・チェザレオ’’ 2014/
クラウディオ・モレッリ

非常に珍しいビアンケッロ種をから造られるワインはフレッシュなグレープフルーツの味わいが楽しめます。まさにお魚と一緒に食べたいワインです!

 

◆ Frappato フラッパート

栽培エリア:シチリア州 ヴィットリア地区
色:黒ブドウ

ネロ・ダーヴォラ種よりもシチリア州南東部ではポピュラーな存在であった。 現在ではネロ・ダーヴォラ種がより人気品種となり、フラッパート種の人気は下火傾向であるが、ヴィットリア地区 では根強く人気のブドウ品種として知られる。逆に言うと、ヴィットリア地区以外ではほぼ栽培されていないブドウ品種である。透明感が強く、赤ワインとしてはやや淡い印象を受ける。ネロ・ダーヴォラ種と対照的に赤果実系のチャーミングなアロマが特徴。その特徴からネロ・ダーヴォラ種の酸を強化するための補助品種として使用することが多い。

 

◆ Cerasuolo di Vittoria チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア

原産地呼称:D.O.C.G.
ブドウ品種:ネロ・ダーヴォラ 50-70% , フラッパート 30-50%

シチリア州唯一の D.O.C.G.。 淡い赤色(チェラスオーロ)の色合いをする。フラッパート種由来の酸味やチャーミングさとネロ・ダーヴォラ種由来のダイナミックさ とコクを併せ持つワインとして知られる。


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チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア‘’マスカリア’’2011 /
テッレ・ディ・ジュルフォ

ブルーベリー、スミレ、リコリス、クローブなど、複雑な香りが楽しめる。
しっかりとしたボディと独特のミネラル感。フラッパートをブレンドしたことで酸が出てきてワイン全体のバランスが調和されている。
如何だったでしょうか?

当日のティスティングでは受講したスタッフが改めてイタリアのマイナー品種に魅了されました。しっかりとワインと向き合いどのようにお客様へ提案するのが良いか?
白熱した議論をしていたグループもちらほら・・・

皆様も是非この機会、自分のお気に入りのイタリアのマイナー品種を探して見てください!