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わが社は大正4年(1915年)創業という社歴の長い会社です。
しかし、よく使われる言葉でいうと“古くて新しい”会社といえます。
“新しい”とは、1992年、第二の創業といえるほどのターニングポイントにより大きく変貌を遂げたからです。
当時Aビールの地場問屋であったわが社は発売後瞬く間に大ヒット商品となったスーパーDRYを得たものの、激しくなる同業者間競争や業界再編、DS出現による流通革命のうねりの中で企業としての命運さえ危うい状況でした。
副社長であった私は「どれほどのヒット商品を持とうと、自社の特徴を明確に打ち出せない企業は価格競争に巻き込まれ、いずれは体力勝負で負けてしまう」と考え、当時まだ他の卸の取り扱いが少なかった地酒、輸入ワインに活路を見出しました。
創業者夫婦が元手のないところから、いわばゼロからの出発ではじめた元なしやがワイン輸入元としてのモトックスに変貌したのです。その後第5次ワインブーム(’97−98)などの追い風もありましたが、大手にはできない小回り性、迅速性を生かしながら、独自の商品構成と売り場作りまでをも含む提案型営業で、業界内で今日の地位を築くことができました。
創業者の大切にしてきた言葉である“捨身懸命”は身を捨てて懸命に働けということですが、スーパーDRYというヒット商品を捨て、ワインに命を懸けるという決断がわが社の第二の創業を実現したといえます。
わが社は今また成長のための新しいフェイズを迎えています。その主役はみなさん方です。
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