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モトックスからのお知らせ

【南アフリカワイナリー訪問記vol.6 ~スピアー編~】

現地情報2013年3月22日mottox

モトックス辻村です。

南アフリカ訪問の第6弾です。

今回は「スピアー・ワインズ」をお届けします。

1692年に設立され、なんと300年以上の長い歴史を持つ、南アフリカで最も古いワイナリーの1つが、このスピアー・ワインズ。

古いヴィンテージ

 

1692年といえば、日本では江戸時代 5代将軍 徳川綱吉が生類憐みの令を出した直後ぐらいです。(1687年)

ワイナリーの前には、電車の線路がしかれ、その名も”Spier”という駅まであるくらい、このステレンボッシュの町での存在は大きく、このワイナリーを知らない人はいません。

スピアーの駅

 非常に生産量も大きい大規模のワイナリーではあるのですが、そのこだわりは半端じゃありません。

◆こだわり①:丁寧なワイン造り

全ての畑、全てのブロックがSingle Vinyard  単一畑(区画)と考えているのでそれぞれに収穫、発酵、熟成をし、出来上がったワインを試飲して、それぞれのワインの性質を見極めてから最後にブレンドをし、毎年ブレない、高品質のワインを造っています。

生産量、規模が大きくなってきた今では、自社畑だけでは間に合わないので契約しているワイナリーからワインをタンクで購入していますが、ただ単に買って量を増やしているのではなく、きっちりと土壌を分析し、畑での仕事、栽培方法も細かく指示し、定期的に畑に訪れ栽培農家さん達とコミュニケーションを取っているそう。

契約しているワイナリーは、スピアーから近いため、車で頻繁に訪れるため醸造家の方は

『我々は、フライングワインメーカー(ワイン業界用語で、”世界中をめぐり回ってワインを造っているスター醸造家のこと。”ではなく、ドライビングワインメーカーだ』と笑っていらっしゃいました。

醸造総責任者の方

 

◆こだわり②:自然派ワイナリーとしての取り組み

スピアーでは、”サステーナブル農法”という自然派ワイナリーの1つの形を取っています。

これは、『持続可能な農法』と日本語で説明されますが、簡単にいうと

”ブドウだけではなく、栽培している人々も健康にずっとワインを造っていられる環境”

そして

”ワイナリーだけではなく、ワインに関係する全ての地域が健やかでいられる環境”を造るためのシステムです。

例えば、水。

ワイン1本を造るのに約6Lの水が必要と言われています。

これには実際に畑にまかれる水の他、タンクの冷却や洗浄、ワイナリーで働く人が使う水など全てが含まれています。

スピアーでは、水を必要最低量に抑え、1/3の約2Lでワインを生産し、また廃水は全てワイナリー内で浄化し、再利用しています。

また、環境保全だけではなく、ステレンボッシュ大学へのサポートをしたりフェアトレードの認証を受け、労働者の環境を守ったり、と地域全体、そして世界が健やかに今後も活動を続けていけるよう非常に広い視野でワインを生産しているのです。

そんなことを考えながらワインを口にすると、なんだか柔らかく優しい気持ちになってきませんか?

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