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モトックスからのお知らせ

【中部イタリア現地レポート Vol.4 ~テヌータ・ディ・ギッツァーノ編~】

現地情報2013年4月23日mottox

市橋です。

今回は、トスカーナ北西部のTenuta di Ghizzano テヌータ・ディ・ギッツァーノ社を紹介致します。

まずは場所から。ワイナリーの所在地は、ピサ県のPeccioli ペッチョリという小さな村にあります。

斜塔で有名なピサの中心街は海沿いにあるのですが、そこから約45分内陸へ入ったところにワイナリーはあります。

周りは森で囲まれ、海からも適度に離れていることもあって湿度を感じることなく、恰好のブドウ栽培エリアと言えます。(ただ、この村は

観光はオススメできません。周りは全く何も無い、ド・田舎です!行くならやはりピサ中心街でしょうね。)

『沿岸部としては珍しく、高品質なサンジョヴェーゼ種が生まれる特異稀なエリア』

トスカーナ沿岸部(現地の言葉では、Costa Toscana コスタ・トスカーナ)は高温多湿の為、サンジョヴェーゼ種は不向きだと多くの生産

者が言います。

元来サンジョヴェーゼ種は、キァンティ・クラッシコ地区やモンタルチーノ地区など、【内陸地】にあって【清々しい気候】を好みます。

よって、同じトスカーナ州の中でも沿岸部と内陸地は生産されるワインに大きな違いがあります。

端的に言うと、サンジョヴェーゼ中心の造りの内陸地に対し、沿岸部はカベルネ・ソーヴィニョンやメルローなどの国際品種中心。

全く異なるキャラクターのワインが生まれることで、トスカーナワインは「難しい」とも「奥深い」とも言われます。

しかし、ギッツァーノ社の畑は海から少し離れたところにあることで、サンジョヴェーゼの品質も良好!

線が細く、繊細なタイプのワインができます。

現地では’’鳩肉’’をよく食べるので、ギッツァーノのスタンダードワイン「イル・ギッツァーノ」には、鶏料理がオススメです。

『ブドウ畑は有機農法「ビオディナミ」を実践!』

ギッツァーノ社は、「自然サイクルの邪魔をしないブドウ栽培」をスローガンに、ビオディナミ(有機農法の一種)を実践しています。

土壌は砂質に粘土が混じり、さらに貝殻の化石が至るところに見られます。

香り(ブーケ)も構成し、程よいボディ(ストラクチャー)を生み出すギッツァーノ社のワインの最大の特徴はこの土壌から生まれるものです。

特にトップワイン「ナンブロ」や「ヴェネローゾ」は、フルボディながら香りも豊かなタイプに仕上がっています。

『ピサ県のワインは今後注目すべき存在へ!!』

ギッツァーノ社のワインは今までは「トスカーナ I.G.T.」という格付けで、言わば「トスカーナ産のワイン」としか認知されていませんでしたが、これからはより明確な形として生まれ変わります。

スタンダードクラスの「イル・ギッツァーノ」は、今後「コスタ・トスカーナ I.G.T.」として、トスカーナ沿岸部産のワインであることが明示され、フラッグシップの「ヴェネローゾ」「ナンブロ」については「テッレ・ディ・ピサ D.O.C.」というピサエリア限定の格付けへと昇格します。これまであまり注目されてこなかったエリアですが、今後ピサのワインは更に注目されることが予想されますし、10数年前にボルゲリ地区がブームで湧いたようにこのピサの地域にも数多くワイナリーが進出してくるかもしれません・・・

ただ、今回紹介のテヌータ・ディ・ギッツァーノ社はコンサルタントにイタリアワイン界の重鎮の一人であるカルロ・フェリーニ氏を迎えており、やはりこの地区は元よりトスカーナ全体を見ても一歩抜きん出た存在です。

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