知る人ぞ知る、南アフリカ産-ビオ生産者-
ワイナリーのオーナー、スミス夫妻は「少量でも素晴らしいワインを造る」という、長年に亘り大切に温め計画してきた二人の夢を実現させることを決意しました。そして、ロンドンで成功していたITビジネスを売却し、ヨーロッパ中のワイン生産地域を探し周り、さらにはそれ以外の国のワイン産地も探し始めた、南アフリカのエルギン・ヴァレーに大変貴重でユニークなテロワールが存在することを知り二人の理想郷にたどり着きます。
幸運にも良質なブドウの有機栽培に理想的な、そして長年にわたり放置され化学肥料や薬品の使用が無く、直ぐに有機栽培を行うことが出来る小さな農地を購入することができました。そして2007年最初のブドウであるソーヴィニヨン・ブランを植樹し有機栽培を開始しました。
現在では、農地は全てデメテールよりビオディナミ認証(2016年認定)を受け、エコセールより有機栽培の認証も取得しています。
エルギン・ヴァレーは世界中を虜にするエレガントで繊細なワインをつくり出す、ブルゴーニュにもよく似た冷涼な気候の地域です。ワイナリーの畑は海抜282mに位置しており、ワインのブランド名「282」はここから由来しています。エルギン・リッジでは認可を受けた有機物と農場の草木を再利用した自家製のコンポスト(堆肥)だけを利用し、自然な農法でブドウを栽培しています。 また、ブドウそのままの姿を賛美したいので、害虫の駆除は大切なチームの一員である小さな、そしてとても大切なアヒルたちに任せることにしています。アヒルたちは農場で買われており、害虫を毎日食べるよう訓練されています。いつも午後4時になると列をなして家に帰る可愛らしい姿を見ることができます。 |
化学薬品や農薬の散布は一切行いません。このため、畑の畝の間の除草はとても気性のおとなしい馬、マドックスが行います。マッドクスはアヒルが畑をパトロールする(虫を食べる)間は、優しく畑を耕しながら待つのが大好きな優しい馬です。 この農法は持続可能で、テロワールを真に映し出すワイン造りを可能にし、栄養価の高いブドウを育んでくれます。品質の高いブドウがあれば、セラーでの仕事はとてもシンプルになり、「最小限の人的介入」というワイナリーの哲学とも一致します。この哲学に沿って、醸造家であるニールス・ヴァーバーグ氏は、畑からボトルリングに至るまで自然に沿ったアプローチを施しています。 「素晴らしいワインは畑から始まる」とよく言われる由緒ある言葉ありますが、エルギン・リッチのワインは正に畑から生まれたワインであることを証明してくれる、そんなワインです。 |
エルギン・リッジ | |
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282 ピノ・ノワール | |
味のタイプ | 赤 ミディアムボディ |
原産国 | 南アフリカ |
産地 | ウエスタン・ケープ |
750ml×12 | ¥3,750 |