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南アフリカ
南アフリカ ウエスタン・ケープ

スピアー・ワインズ

Spier Wines

銘醸ワイナリーが手がけるバリューシリーズ!

1692年創業の名門

スピアーは南アフリカの中でも最も古い農場の一つで、その歴史は1692年まで遡ります。ドイツ移民によって設立された農園はその後オーナーを変えていきますが、各時代のオーナーは自らを農園の管理者と位置づけ、その財産ともいえる土地を管理し、次の世代へ繋げ続けてきました。

今日、スピアーではディーリーワインからプレステージワインまで多くのワインを世に送り出してきました。

スピアーが誇る醸造チーム スピアーが誇る醸造チーム

大胆な改革が品質向上のカギとなった

ジョアン・ジョーダン氏はスピアーにて14年、赤ワインの醸造責任者を経て2021年7月よりスピアーのセラー・マスターに就任しました。

南アフリカのラウソン・ヴィールのブドウ農家出身で、ステレンボッシュのエルツェンバーグ農業カレッジで醸造学の学位を取得後、2007年よりスピアーに入社しその腕を磨いてきました。2011年にはその年の最優秀醸造家賞、「ダイナーズ・クラブ・ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、スピアーの醸造家チームを牽引してきた次世代を担う醸造家です。

スピアーの醸造チームは6つのグループ(栽培チーム、有機ワインチーム、MCC(瓶内二次醗酵ワイン)&赤ワインチーム、ノンアルコール&PBワインチーム、白ワインチーム、収穫マネージメント醸造チーム、輸出用赤ワインブランド醸造チーム)からなり、それを束ねるのがセラー・マスターである、ジョアン・ジョーダン氏です。 スピアーでは醸造チームを細分化する事で、それぞれの強み、専門分野を生かしたワイン造りが可能となり、南アフリカのテロワールとその地から生まれるブドウの独自性、品種の特性を最大限に引き出し、国内外から高い評価を獲得しています。

 

セラーマスター ジョアン・ジョーダン氏 セラーマスター ジョアン・ジョーダン氏

エントリークラスからプレステージワインまで

スピアーブランドは、デイリーワインに適したエントリークラスの「ディスカバー・コレクション」や「スピアー」レンジの他、沿岸地域で栽培された単一品種を楽しめるミドルレンジの「シーワード」の他、アッパーレンジにあたるスピアーアートの独創性を取り入れたブランド「スピアー・クリエイティブ・ブロック」(日本未入荷)、更にはトップキュヴェとなる「21 ゲーブルス」(日本未入荷)など多くのシリーズから構成されます。

スピアーでは、生産量・価格の高い低いに関わらず、全てのラインナップにおいて品質、人、環境を重んじる哲学と精神に基づくワイン造りを行っています。

こうして生み出されるワインはこれまで多くの高評価を獲得しています。

幅広いラインナップ 幅広いラインナップ

最高評価をたたき出す南ア屈指のワイナリー

ワイナリーでは、毎年数々の国際品評会で多くの賞を受賞しています。

ワイナリーとしては2018年にIWC(インター・ナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ)で南アフリカの最優秀生産者に贈られる「プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」を受賞、2021年には南アフリカワイン評価誌「プラッターズ」エディターズ・アワードにて最優秀ワイナリー賞を受賞。

また、地域環境・地域社会への長年にわたる貢献が評価され2018年には「ドリンクス・ビジネス・グリーン・アワード」にてバイオダイバーシティ・アワード(生物多様性賞)」を受賞、2022年にはエシカル・アワードを受賞しています。

 

自然派ワイナリーの取り組み

 スピアーでは新しいテロワールの開拓を継続的に行っています。

自社畑としては、ワイナリーの本拠地として食とアート、更には自然保護施設やリゾートホテル、会議施設、歴史的建造物を体験できるスピアー・ワイン・ファームが位置するステレンボッシュ近郊にスピアー農園を、ステレンボッシュ地区にはサブリージョンであるヘルツバーグとノーイトゲダハトでもブドウ畑を展開しており、その総面積は161.67haにも及びます。

ブドウ畑はサステーナブル農法が用いられ、自社農園の98.67haの農地では有機栽培も実践しています。また25の栽培農家と長期契約を結んでおり、合計500haの選ばれた土地でブドウ栽培を管理しています。 

スピアーのワインは、栽培農家や醸造家といった職人の卓越した技術と、全ての関係者の想いが形となって生み出されます。


※Spier Wine Farm (スピアー・ワイン・ファーム)https://www.spier.co.za/

 

 

 

ステレンボッシュの畑 ステレンボッシュの畑

-Growing for Good-社会貢献と地域活動

(地域社会の発展、従業員の自立を目指して)

スピアー・ワインズでは様々な学びを通して“変化”が造り出せる、という考えに基づき”Growing for Good(グローイング・フォー・グッド)プロジェクトを実践しています。

このプロジェクトは、スピアー・ワインズの従業員や地域のコミュニティが、“社会的及び環境的に良い変化をもたらす力を付ける”ことを目的とした教育制度で、社会と自然環境に前向きな変化をもたらすように地域社会に働きかけてきました。取り組みは多岐にわたり、芸術家の支援から再生農業、生態系の修復など様々な分野で活動が行われ、全てのプロジェクトやパートナーシップは持続的で有意義なインパクトの波及効果を生み出してきました。 

その一つが困窮な地域で生活する人々の自立支援を目的とするケープ州のプログラム“Tree-preneurs -”への支援です。

貧困にあえぐ地域の人々に、南アフリカ在来種の植物の世話の仕方を教え、与えられた苗が十分に大きくなると、食料券、衣料、自転車、教育支援、その他の必需品と交換されるというもので、スピアー・ワインズではプロジェクトを推進するための人材を置き、土地、施設を提供しています。

 

この他、若者向けの職業体験やトレーニング、ホスピタリティや農業、ワイン、アートなどを学べる新人教育制度も実施しています。

 

※詳しくはhttps://www.spier.co.za/growing-for-good

 

スピアーの取り組み:社員採用

ほかにもいくつか、スピアーの取り組みをご紹介していきましょう。

 

①恵まれない環境にある無職の若者を発掘・育成し、最初の職に就けるよう支援する活動「Harambee」を通じて、新入社員の採用を行っています。

現在、南アフリカの若者の2人に1人は失業しており、世界で3番目に高い失業率となっています。たとえ仕事があっても、毎年入学・卒業する何千人もの学習者は、必ずしも職場に適応できるわけではありません。2014年、スピアーはこの状況を変えるために、Harambeeという団体とパートナーシップを結びました。

 

 

スピアーの取り組み:労働者の公正で責任ある待遇

②スピアーは、次のような方法でビジネスを行うことを約束しています。

- 人を尊重し、大切にし、成長させ、危害から保護する

- 国際的および南アフリカの労働環境の規制・基準・より良い手段を厳守する

- 地域社会との関わりを持ち、積極的に貢献する 

スピアーではサプライチェーン全体を通じて労働者の倫理的な扱いを確保することに尽力しています。そして、このコミットメントをチーム、パートナー、サプライヤーが共有できるような取り組みを行っています。

スピアーの取り組み:地域環境保護

③二酸化炭素排出量の削減と、炭素を多く含む健全な土壌の育成に取り組んでいます。

スピアーでは、2030年までにネットゼロを達成することを目指しています。これは、地球温暖化を1.5℃に抑えるというパリ協定の目標に合わせて、二酸化炭素排出量をできる限り削減し、残りはオフセットすることを意味しており、直接的な事業活動、エネルギー消費、そしてバリューチェーン全体(サプライヤーやお客様を含む)からの炭素排出を考慮しています。

 

④水のリサイクル

集中排水処理設備を2007年に設置し、使用した水を100%リサイクルしています。

 

スピアーの取り組み:野生動物の保護

⑤教育を通じて野生動物を保護する団体「イーグルエンカウンター〈鷲との出会い〉」への支援

猛禽類のリハビリテーション、保護、教育プロジェクトで、猛禽類と触れ合い、この素晴らしい動物がいかに生態系の健全性とバランスを保っているかを学ぶことができる施設を敷地内に招き、土地、電気、水を提供し、イーグル・エンカウンターを支援しています。