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スペイン
スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ

フェリックス・ソリス

FELIX SOLIS

年間3億本を販売する、スペイン最大級のグローバルワイナリー

伝統と革新で成長を続ける、グローバルワイナリーの軌跡

フェリックス・ソリス社 フェリックス・ソリス社

ワイナリーの歴史は、1952年に創業者であるフェリックス・ソリス・フェルナンデス氏とその家族がラ・マンチャ地方バルデペーニャスへ移住し、ワイナリー併設の住居を取得したことに始まります。1960年代にはマドリードにおいて、当時としては革新的だったガラス瓶でのボトリングを開始し、事業の大きな転換期を迎えました。これにより品質の安定と流通の拡大を実現し、フェリックス・ソリスのワインはマドリード周辺にとどまらずスペイン全土へ、そしてヨーロッパ市場へと広がっていきました。1990年代後半からは、さらなる成長を目指して国際展開を加速させます。1998年には上海にボトリング工場を設立し、中国に生産拠点を持つ初のスペインワイン企業となりました。その後もイギリス、アメリカ、ドイツ、フランスなど世界各地に拠点を展開し、グローバルな供給体制を確立しています。更に、2000年代にはスペイン北部の著名な原産地呼称(DO)であるリオハ、リベラ・デル・ドゥエロ、ルエダ、トロで新しいワイナリーを立ち上げ、スペインの優れたワイン産地の魅力を伝えています。

近年においても、伝統を大切にしながら革新を追求する姿勢は変わりません。2014年にはワイン文化の発信拠点としてワイン・ミュージアムを開設し、毎年多くの来訪者を迎えています。さらに2022年には、創業70周年を機に完全自動化された最新鋭の熟成セラーを導入するなど、設備面においても世界水準の進化を遂げています。現在、フェリックス・ソリスは年間約3億本を販売し、世界115カ国以上で親しまれるグローバルワイナリーへと成長しました。2025年にはスペイン国内の小売市場におけるDOスティルワインの販売数量、および販売金額の両方で第1位となり、世界でもTOP10に数えられるワイナリーとなりました。大規模ながら、創業以来70年以上に亘って守り続ける家族経営の精神を礎に、世界中の消費者へ高品質なワインを届け続けています。

哲学は「コストパフォーマンス」

いきいきと育つブドウ いきいきと育つブドウ

フェリックス・ソリスでは「品質・家族・革新」を3つの基盤とし、「高品質なワインを競争力のある価格で提供し、世界中のお客様に最高のサービスを届けること」を企業哲学としています。その根底にあるのが「ワインはすべての人に提供されるべきである」という信念です。同社は手頃な価格帯でありながらも品質を犠牲にしないことを重視し、ブドウ栽培から醸造に至るまで一貫して高い基準を追求しています。また、常に消費者視点を起点とした商品開発を行い、時代や市場のニーズに応えるワインを世界へ届けています。

こうした取り組みを支えるのが、創業以来貫いてきた家族経営の価値観と革新を追求する姿勢です。1952年にバルデペーニャスの小さな家から始まった精神は現在も企業の根幹として息づいており、「家族の絆」や「ワインへの真摯な姿勢」がすべてのワインに反映されています。また、長年培われた醸造技術を尊重しながらも最新設備や技術への積極的な投資を行い、品質向上と安定供給を追求してきました。その姿勢は、2022年に完成した13万個のオーク樽が収容可能な最先端の熟成セラーにも表れています。

ラ・マンチャの恵まれたテロワール

畑作業の様子 畑作業の様子

スペイン中央部ラ・マンチャ地方南部のバルデペーニャスを拠点とするフェリックス・ソリス。ラ・マンチャ地方はイベリア半島中央の高原地帯に位置しており、世界最大級のブドウ栽培面積を誇ります。バルデペーニャスは朝と夜の寒暖差が大きく、乾燥した内陸性気候がブドウ栽培に最適で、安定した品質のブドウが十分に収穫できることで知られています。この地域を代表する品種はアイレンとテンプラニーリョですが、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、メルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランといった国際品種も、この地域の恵まれた気候と土壌の恩恵により優れた品質を示しています。フェリックス・ソリスは約500ヘクタールの自社畑のブドウと、この地域の約5,000の栽培農家から届けられるブドウを受け入れ、合計4,000ヘクタールに及ぶ手入れの行き届いた畑からワインを生産しています。収穫は8月後半から10月初旬にかけて行われ、丁寧に選別されたブドウによって高品質なワインを実現しています。

圧倒的な生産規模と最新鋭の設備

ボトリング設備 ボトリング設備

ワイン貯蔵タンク ワイン貯蔵タンク

フェリックス・ソリスは、拠点を置くバルデペーニャスに世界有数の規模を誇る生産設備と貯蔵設備を保有しています。総敷地面積は130,500㎡に及び、異なるフォーマットに対応した14のボトリングラインを保有、1時間あたり15万本の瓶詰めが可能です。保管倉庫は48,000パレットを収容できる、ヨーロッパ最大級の自動化・温度管理型ワイン倉庫となっていて、7,000万ユーロ以上を投じて2022年に完成した最新鋭の全自動熟成セラーでは、13万個のオーク樽が収容可能です。総貯蔵容量は2億5,000万リットルに上り、最新設備を備えた分析室も完備、ブドウ栽培から瓶詰めに至るまで、すべての工程で品質管理を徹底できるシステムを備えています。親しみやすさと高い品質を最優先事項とする同社の熟練した醸造家たちは、伝統的な醸造技術と最新のワイン醸造技術を融合させ、すべての工程を厳格に管理しながら丁寧にワイン造りを行っています。

何度もスペイン最優秀生産者に輝く実力

AWC Vienna 2025 “Best National Producer -Spain-“ AWC Vienna 2025 “Best National Producer -Spain-“

賞賛すべきは、その圧倒的な事業規模だけでなく、過去に何度も「スペイン最優秀生産者」に選出されてきた実力です。ワインの品質の高さや、ワイン業界への貢献度の高さからムンダス・ヴィニ、ベルリーナ・ワイン・トロフィーなど複数のコンクールで「スペイン最優秀生産者」に選出されています。名実ともに世界から尊敬と称賛を集めるワイナリーです。

<受賞歴>
◆Mundus Vini
2023年 “Best Spanish Producer -Spain-, still wines, in 2023”
2026年 “Best Spanish Producer”
└Mundus Vini誌の25周年を記念する年で、フェリックス・ソリス社の過去25年間にわたる同誌での実績が評価

◆AWC Vienna
2022年 “Best National Producer of the year 2022” 
2024年 “Best National Producer -Spain-“
2025年 “Best National Producer -Spain-“

◆Berliner Wein Trophy
2009年 “Best Spanish Wine Producer” 
2010年 “Best Spanish Wine Producer”
2011年 “Best Spanish Wine Producer”
2012年 “Best Spanish Wine Producer”
2014年 “Best Spanish Wine Producer”
2017年 “Best Spanish Wine Producer”
2018年 “Best Spanish Wine Producer”
2019年 “Best Spanish Wine Producer”
2020年 “Best Spanish Wine Producer”


サステナブルな取り組み

ソーラーパネル ソーラーパネル

近年では「責任ある成長」を重要な柱とし、サステナビリティを経営の中核に据えて持続可能性への取り組みも強化しています。

環境面では、気候変動を重要課題と捉え、再生可能エネルギーの導入や資源使用の最適化を進めています。バルデペーニャスのワイナリーには5,400枚以上のソーラーパネルを設置し、電力の自給化を推進。将来的には100%再生可能エネルギーへの移行を目指しています。また、水資源の効率的な利用や廃棄物の再利用にも取り組み、環境負荷の低減を着実に実現しています。製品面においても、ボトルの軽量化や環境配慮型のパッケージ開発を進め、ISO14001をはじめとする国際的な環境認証や”気候保護のためのサステナブルワイナリー(Sustainable Wineries for Climate Protection)"の認証を取得し、持続可能なワイン造りの実践を裏付けています。社会的責任の分野では、地域経済への貢献と安定した雇用の創出に注力するとともに、サプライチェーン全体での責任ある調達を推進しています。また、「Wine in Moderation」への参画を通じて、適正飲酒の啓発にも積極的に取り組んでいます。

フェリックス・ソリスでは、受け継がれてきた伝統を大切にしながら革新を続け、高品質なワインを世界中の人々へ届けるとともに、持続可能なワイン造りを通じて、社会と環境への責任を果たし続けています。