Maison

歴史と伝統

1760年、フランス・ランスにて創業。

ランソンは、現存する中でも最も歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。

1900年、ヴィクトリア女王の時代に、シャンパーニュ・メゾンとして初めて英国王室御用達の栄誉を授かり、以来120年以上にわたり、王室との深い絆を築いてきました。

1977年よりウィンブルドン・テニストーナメントのパートナーシャンパーニュに選ばれ、2001年からは大会の公式シャンパーニュとして夏の英国に欠かせない存在となっています。

ランソンは、時代を超えて受け継がれる伝統とともに、品質を追求し続ける革新の精神を大切にしながら、シャンパーニュの真価を磨き続けています。

約460ヘクタールにおよぶ畑のうち、60ヘクタールが自社畑。

ブドウを供給するクリュは100を超え、50%以上がグラン・クリュおよびプルミエ・クリュという、卓越した品質を誇ります。

長い歴史をともに歩んできた栽培農家との強い信頼関係が、この高品質な原料の安定供給を支えています。

またランソンは、持続可能なブドウ栽培にも早くから取り組んできました。

栽培農家の認証取得を後押しする技術・経済的支援のため、支援団体を創設した初のシャンパーニュ・メゾンとしても知られています。

ワイナリー

ランソンは、マロラクティック醗酵を行わない伝統的な製法を守り、シャンパーニュ本来のフレッシュな酸とピュアな果実味を大切にしています。

この手法は、現代では極めて稀であり、ランソンのスタイルを唯一無二の存在たらしめる重要な要素です。

さらに、多様なリザーヴワインを巧みにブレンドすることで、奥行きのある複雑な味わいを実現。

近年では、区画ごとの個性を引き出すステンレスタンクや、新たなシェ・ボワ(木樽貯蔵庫)、圧搾設備の導入など、最新の技術も積極的に採用。

品質をさらに高めながら、伝統に根ざした醸造哲学を貫いています。

人(エルヴェ・ダンタン氏)

マルヌ県のワイン生産者の息子として生まれ、フランス各地やシャンパーニュのメゾンで研鑽を積んだ後、その確かな技と深い知見が高く評価され、2013年にランソンの醸造チームに迎えられました。

伝統を守ることにとどまらず、リザーヴワインの強化や新設備の導入など、革新的なアプローチを通じて、メゾンのさらなる進化を牽引。

まさにランソンの精神と未来を体現する存在です。

酸とミネラルを活かしたランソンらしいスタイルを堅持しながら、常にその先を見据え、品質の高みを追い求める姿勢に揺るぎはありません。

クリエイション

“クリエイション”は、ランソンが追求する透明性と誠実さの象徴。

スタンダードキュヴェにもQRコードを通じて収穫年や使用クリュ、リザーヴワインの比率、熟成期間などの詳細情報を開示し、ワインへの自信と飲み手への敬意を表しています。

ブラック・クリエイションやロゼ・クリエイションに刻まれた番号は、ファーストリリースからのブレンド回数を示します。

例えば、「258」は1760年より数えて258回目のブレンドであり、ベースワインは2018年収穫分であることを意味します。

知ることで深まるシャンパーニュ体験——それが、クリエイションの目指す世界です。

Concept

Collection

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