“北の巨匠”が追求する、唯一無二のクリマ表現

イタリア北東部、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州を代表する生産者の一人、ヴィエ・ディ・ロマンス。オーナーであり醸造家のジャンフランコ・ガッロ氏は、テロワールを構成する要素として「人間・気候・ブドウ品種・土地」を重視し、その土地に最も適したブドウを、最適なタイミングで収穫することを哲学としています。
そのヴィエ・ディ・ロマンスが、長年の構想を経て生み出したのが「クリマ」シリーズです。人間が規定する人為的な区画である「クリュ」に対し、「クリマ」は土壌や気候といった自然条件の違いに着目した区画。シャルドネを栽培する6つの区画を単独で瓶詰めし、すべて同じ醸造工程を経ることで、それぞれのクリマが持つ個性をより純粋に表現しています。
良年2020年に選び抜かれた、単一区画「グレシエ」
2020年は、極端な気候に見舞われることなく、全体的にバランスよくブドウが成熟したヴィンテージです。シーズン初期の乾燥により房数は抑えられたものの、6月の降雨と気温変化によって開花は順調に進み、その後も穏やかな夏を経て、有機酸と糖の優れたバランスを保ったブドウが収穫されました。
一方で、ヴィエ・ディ・ロマンスが求める「各クリマ本来の個性と品質」を明確に表現できた区画は限られました。そのため、2020年ヴィンテージでは、造り手の厳しい品質基準を満たしたキュヴェのみを厳選してリリース。今回入荷した「グレシエ」は、良年のポテンシャルと単一クリマの個性が重なった、まさに“選ばれた一本”です。
Glesie

(グレシエの説明文抜粋)
ドロマイト(苦灰岩)が非常に豊富。主に粘土とシルト土の深い層。表土には石灰岩はないが深深層部に豊富に含まれる。土壌有機物は豊富である一方で微生物量は中程度。鉄分は豊富、リンは少ない。保水力は中程度。
■収量37HL/Ha
■面積:2.4Ha
■平均樹齢:15年
ドロマイトを豊富に含む土壌が生む、緻密なシャルドネ
「グレシエ」が造られる区画は、粘土質とシルト質を主体とした深い土壌に、ドロマイトを豊富に含むことが特徴です。表土には石灰岩が少なく、最深層部に豊富に含まれるという複雑な土壌構成により、シャルドネに豊かな奥行きと立体感をもたらします。
生産本数はわずか2,660本。そのうち日本への入荷は150本限定です。フリウリの白ワインにおける精密さ、厚み、ミネラル感、そして長期熟成によって生まれる複雑性を堪能できる希少なキュヴェです。
ヴィエ・ディ・ロマンスについて

(ジャンフランコ・ガッロ氏)
ヴィエ・ディ・ロマンスは、イタリア北東部フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州を代表する生産者。ワイナリー名は、かつてこの地に存在したローマ街道に由来します。
ジャンフランコ・ガッロ氏は、流行や投資目的に流されることなく、土地に最も適したブドウを見極め、その個性を最大限に引き出すことを追求してきました。特に白ワインにおいては、凝縮感、ミネラル感、酸、熟成ポテンシャルを兼ね備えたスタイルで高い評価を得ており、“北の巨匠”と称される造り手です。
商品情報:ヴィエ・ディ・ロマンス クリマ シャルドネ グレシエ 2020
・産地:イタリア フリウリ・イソンツォD.O.C.
・品種:シャルドネ 100%
・醗酵:ステンレスタンク醗酵後、オーク樽醗酵/低温マセラシオン8ー9℃、醗酵温度16ー19℃、醗酵期間26日/MLFなし
・熟成:オーク樽9カ月(仏産、228L、新樽比率20%)ステンレスタンク11カ月/瓶51カ月以上
・アルコール度数:14%
・味のタイプ:白 辛口
・容量・入数:750ml×12
・希望小売価格:17,600円(税別)