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Craft Sake

土佐酒造株式会社

高知県

四国のど真ん中、嶺北山間部で美しき自然に守られた水と米からできたピュアな酒

土佐酒造はその長い歴史の中で、地域の皆様に愛される酒造りに注力していた時代もありました。全量の90%以上が地元向けの普通酒だったとのこと。

この蔵の転機は現社長の松本宗己氏の就任。ソフトウェア開発会社の経営をしていた現社長の松本宗己氏が酒にこだわり始めたのはワインがきっかけ。それまでは実のところ、今ほどお酒は飲まなかったとか。関東地方の某レストランで熱心にワインの紹介をするソムリエのサービスをきっかけに食とワインの面白さ、豊かさにはまり、そこにあるワイン、それをつくるテロワールを知るほどに、故郷土佐酒造のつくる日本酒、日本酒をつくる嶺北地区そのものを思い起こすことになりました。食文化を形成する酒に携わるという決意を固めた松本社長はそこから実家の酒蔵の中で先々代、先代の時代から続く地元市場向けの酒造りから、米、醸造方法などひとつひとつにこだわりをもった、外の世界に向けた酒造りへと方向転換をしていきました。その後、2016年にInternational Wine Challengeでトロフィーを獲得することになり、以来「桂月」ブランドは土佐から世界に羽ばたくブランドへと変貌を成し遂げたのでした。

現在週の半分を市場のある東京と海外、そして一番大切な酒造り現場の高知、と多拠点を飛び回る社長は飲み手と作り手をつなぐ大きな役割を担われています。

古き良き酒蔵の面影を残しつつ、最新の設備を内蔵する酒蔵

良い酒を造るためには「良い米と良い設備そして丁寧な造り」と基本に忠実であることを大切にされています。蔵内にはその昔の面影をもつ雰囲気のある外観の建物も保存しつつ、醸造設備としては四季醸造も可能とする完璧な空調設備、仕込み用サーマルタンク15基、貯蔵用サーマルタンク8基と万全の冷蔵設備を有しています。その他洗米、搾り機、瓶詰設備等すべて最新のものが導入されており、技術的配慮が完璧なまでに行き届いている酒蔵です。

米の作り手と酒の造り手を結ぶもの

昔から酒蔵の周りの嶺北地区内のお米を使ってお酒を造ってきた土佐酒造だからこそ、現在も酒の原料米は同地区の生産農家さんから供給を受けています。「原料米も土佐酒造として作らないのですか?」とお聞きしたところ、返ってきた答えは「No」でした。「法律や制度面での制約もあり、酒蔵で必要とされる酒米を、当社の求める品質を保った上で全て自社生産により賄うことが出来るような時代ではなくなった。また酒造りと米作りの重なる時期も多くなり、それぞれ専門性を持って取り組む事業となっている。またこれだけの田圃を丁寧に耕していくのは、代々受け継いで守ってきた圃場や米作りに対しての想いや経験があるからこそ。経験の浅い人手をたとえ大勢集められたとしても、これだけの品質の米を厳しい自然と向き合って作ってもらえるか、と聞かれれば大いに疑問である。蔵としてできることは酒米生産者の努力に見合う価格で米を買い取り、それでより良い酒を造り、最終的には地元に還元をしていくことで地域の発展に寄与することだ。地域の力を結集することなくして、未来に続く米作りと酒造りを発展させていくことは出来ない。」と語られました。

地域では2023年現在、土佐酒造酒米生産者組合を中心として60を超える生産者が酒米を生産しており、その中で蔵元と原料米生産者が年間を通して多くの交流を持ち、栽培状況の共有、酒米栽培に関する勉強会などを頻繁に行っておられます。そういった生産者の皆さんは、日々の仕事を終えた後に、桂月の酒を飲むことを楽しみにしているのだそうです。この地でこの米で自慢できるようなよき酒をつくるという使命感が蔵元と酒米生産者を固く結んでいるものなのだろうと感じられます。

嶺北テロワール

酒蔵のある高知県嶺北地区は四国のど真ん中に位置します。高知県というと想像しがちな海辺のイメージとは遠く、土佐酒造のあるこの地は酒の製造地であると共に、酒造りの原料となる酒米の生産地でもあります。吉野川の源流でもある四国の水甕「早明浦湖」があり、美味しい水と空気に恵まれています。酒蔵の位置する土佐町は、酒蔵のあるエリアの標高250m程度から棚田は400~600m、最も標高が高いエリアは1500mともなります。地区の88%が森林で、耕作可能地は全体のわずか1%程度の800haと限られますが、山間部には広い範囲に渡って四国山地の急峻な棚田が広がっており、古くから米作りと畜産が営まれてきました。日本列島の南寄りに位置する高知県にありながら、標高の高い場所に位置することから、昼夜の気温差も大きく、昼間の最高気温も平野部に比べて穏やかであると共に豊富で綺麗な水にも恵まれていることから、古くから良質な米の産地として知られています。昨今は温暖化現象も叫ばれる中、少しづつ標高の高い圃場での酒米生産も始まっており、将来を見据えた高品質な米作りにも積極的に取り組まれています。特に、土佐町の中央部を東西に流れる吉野川の支流である地蔵寺川は、四国を2つに分ける大きな断層に位置しており、この南北で土壌が変わるとのこと。川の北岸はジュラ紀の地層、南岸は白亜紀の地層ということで、良質な酒米の生産が盛んな圃場は南側に多く、土佐酒造の原料米もこの南岸部分にあたる土佐町相川地区や、隣町の本山町相川地区にある棚田のものが主に使われています。

「AMEGAERI」その名前とラベル

「AMEGAERI」という名称は、土佐酒造の所在地から西へ山道を10kmほど山間に入ったところにある、吉野川の支流のひとつである瀬戸川の上流部にある「アメガエリの滝」から命名しました。この滝は川全体が断層により落差30mの二段式の滝となっています。清流に住む魚、アメゴ(アマゴのこと)ですらその落差のため上り切れず引き返すというところからついた名前だそうです。

高知県内にはこのアメガエリの滝を含め、自然のままの地形、植物や動物、昆虫などが自然環境の中多くみられます。そのあるがままの自然溢れる土地からできた酒であることをこの名称とこのラベルで表しました。

 

・桂月 スパークリング酒 匠

 IWC 2016 トロフィー受賞

 Kura Master 2022 金賞受賞

 IWC 2023 リージョナルトロフィー受賞

・桂月 スパークリング酒 好

 Kura Master 2019 審査員賞受賞

・桂月 Sake Nature

 IWC 2022 リージョナルトロフィー受賞

 Kura Master 2022 金賞受賞

・桂月 吟之夢 純米大吟醸 40

 IWC 2023 シルバーメダル受賞

・桂月 吟之夢 純米大吟醸 45

 Kura Master 2020・2021 金賞受賞

 IWC 2022 シルバーメダル受賞

・桂月 CEL24 純米大吟醸 50

 Kura Master 2021 プラチナ賞受賞

 IWC 2023 シルバーメダル受賞

・桂月 吟之夢 純米大吟醸 50

 Kura Master 2018・2022 金賞受賞

・桂月 にごり 純米大吟醸 50

 IWC 2022・2023 ゴールドメダル受賞

・桂月 吟之夢 純米吟醸酒 55

 Kura Master 2021 金賞受賞

 IWC 2023 シルバーメダル受賞

・桂月 相川譽 山杯純米酒 58

 IWC 2018 シルバーメダル受賞

 Kura Master 2022 金賞受賞

・桂月 超辛口 特別純米酒 60

 IWC 2023 シルバーメダル受賞

・桂月 吟之夢 特別本醸造 60

 IWC 2022 ゴールドメダル受賞

 IWC 2023 シルバーメダル受賞