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Craft Sake

菊の司酒造株式会社

岩手県

新天地で最新設備と伝統技術の融合 岩手最古の酒蔵

岩手県最古の酒蔵、雫石での酒造りを開始

酒造創業1772年の菊の司酒造は、岩手県で最も歴史ある酒蔵です。

ちょうど250周年の節目にあたる2022年に蔵は城下町の雰囲気残る盛岡市内から新天地、雫石町へと移転し、最新設備の工場として新たな道を歩み始めました。

新工場は、かつて小学校があったという土地に造られました。

岩手県の中でもより懐深い大自然に恵まれた雫石という地で、岩手山伏流水に恵まれたところで再スタート。

新工場設立にあたっては杜氏をはじめとする蔵人の意見を取り入れつつも、最新機器を積極的に導入し、また酒造りの行程における導線を工夫することで、蔵人の人の力と、機械、それぞれの持ち味を合わせた醸造設備こそが今の菊の司酒造の最大の強みとなりました。

四季醸造蔵がつくる年中新鮮な酒

新工場での酒造りでは、衛生管理と温度管理を徹底できるように場内の設計と設備が導入されています。

醸造エリアはもちろん、原料米の管理から出荷前の保管場所にまで配慮されており、外的要因に影響されることなく、原料米のポテンシャルを最大限に発揮したお酒を、最も良い状態で出荷できる体制が整えられています。

出来上がったお酒は、どれも非常にクリーンで透明感が感じられます。

もともと冷涼な地ではありますが、年中酒造りが可能になりましたので、フレッシュでフルーティ-な味わいを楽しむお酒には最適な環境となっています。

手作り感を活かす最新設備

新工場では、機械化と手作りの融合を目指した酒造りを現実のものとされています。

蒸米の乾燥具合を知るため、常に精密な重さを量る装置のついた台のある麹室、発酵室のタンクはすべて温度管理が可能なサーマルタンク、火入れから冷却まで一連で行える機器など、今の酒造りに望まれる設備が随所に導入出来ています。

伝統の酒造りを最小限の人数でも継続出来る工夫がされている中、杜氏や蔵人が一つ一つの行程に想いを込めて醸造出来る酒蔵です。

雫石の自然の恩恵

かつては宮澤賢治もたびたび雫石を訪れ、作品にも登場した「七つ森」などの風景は、イーハトーブの風景地の一つとして国指定名勝にもなっています。
また、観光地としても人気の、130年以上の歴史を誇る小岩井農場も雫石にあります。

岩手山麓からの湧き水が流れ、古くから稲作が盛んな地域でもあり、「ひとめぼれ」「あきたこまち」岩手県オリジナルの「銀河のしずく」などの食米、「結の香」「ぎんおとめ」「吟ぎんが」など、岩手ならではの酒米も栽培されています。

地元の良質なお米と岩手山伏流水で醸すお酒を多くの人に味わっていただきたい、と思わせてくれる自然豊かな地です。

まるで白い花を想わせる…

新たな酒を醸して頂くに際して、「透明感のある」「奥ゆかしさすら感じる控えめながら絶妙な香り」であることを意識しました。
このお酒のラベルを作成するにあたり、イメージは「まるで白い花束を腕に抱えているような」というコンセプトを打ち出しました。
このイメージに答えてラベルを作成してくれたのが、モトックスの誇るデザインチームです。
優しい気持ちになれるようなお酒を表現しました。