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スタッフのつぶやき

モトックスの品質管理

モトックスの品質管理

世界20か国以上のワインを取扱う輸入元、株式会社モトックスでは徹底した品質管理が行われています。

こんにちは。今回は「モトックスの品質管理」をテーマに、ワインが海外から日本までどのような旅をして運ばれてくるのか、そして弊社ではどのようにワインの品質管理を行っているのか、順を追ってお伝えしていきます!

【ワイン、海を渡る】

ワインが各国のワイナリーを出て日本に届くまで、フォワーダーという仲介業者さんに手配をお願いしています。
フォワーダーさんは、ワイナリーから港までの陸上輸送手配、コンテナの海上輸送をする船会社さんの手配、日本の港に着いたときの手続きまでをすべて担ってくれます。

ワイナリーから港まで、ワインはトラックやコンテナで運ばれ、港に到着すると、コンテナごと船に積まれます。コンテナには、中を定温に保てる「リーファー」と定温機能のない「ドライ」の2種類があり、季節や航路、ワインの性質と温度変化への耐性を鑑みて、コンテナの種類を選んでいます。

ワインにとって最も恐れるべきは急激な温度変化。ですが、赤道通過を耐えられる強いワインもたくさんあります。参考までに、「リーファー」コンテナで輸入されたワインには、裏ラベルに「定温コンテナ輸入」という記載をしています。良かったら探してみてくださいね。

いざ、海を渡り日本へ。

ヨーロッパや南米・北米のワインは出港してから約40日で神戸港へ。オーストラリアやニュージーランドからは約2週間で到着します。長い旅路ですね。
11月解禁のヌーヴォは?といいますと、こちらは解禁日に間に合うよう『空輸』されて日本に届きます!

【倉庫内でのワイン】

さて、無事日本に入港したワインは、様々なチェックを受けて荒木運輸さんの定温倉庫へと運ばれます。 急激な温度変化を避けるため、コンテナトラックから倉庫内へワインを降ろす時は、ドックシェルターで囲われた状態で行います。

今度は検品です。ワイン1本1本にライトを当てて、不純物がないか、瓶に傷がないか、お客様に問題なく販売できる状態であるかを目視でチェックします。とても大切な作業です。 取り扱っているワインを自信をもって案内・販売できているのは毎日検品をしてくださっている荒木倉庫の皆さまがいるからです。

検品が終わると、保管のため倉庫へ運ばれます。倉庫にはワイン30万ケースが保管可能で、内部は常に16~18℃に保たれています。
長期保存ワインやスパークリングワインのようなデリケートなワインは、温度16℃・湿度70%の定温・定湿エリアで保管されます。

倉庫内では、ワインは品番で管理されています。モトックスが扱うワインは約2000アイテム。出荷がかかったら、伝票を見ながら倉庫内を走り膨大なアイテムの中から該当のワインを探し出し、ピッキング作業を行います。

【ワイン、旅立ち】

ピッキングされたら、各お得意先様向けに荷造りされ、配送エリア別に分けられて保管倉庫へ。関西エリア以外へ運ばれるものはピッキングされた日の夕方に運送業者さんへ受け渡し、各エリアへ出発します。

ブルゴーニュやその他高額なワインに関しては夏場だけクール便に変更して配送することもあります。関西エリアでは、リーファー便という種類の定温トラックで各ルート別にお客さまの元へ運ばれて行きます。急激な温度変化を避けるため、夏場のワインの運送は慎重に行います。

ワインが販売店まで届いたら、その後はワイン売り場に並んだり、レストランに届いたり…、皆さまのお近くに到着です!

いかがでしたか?
ワインがどうやってお客さまのお手元に届くのか、そして弊社ではどのように品質管理をしているのか、ということをお伝えしてきました。
これからも安心してモトックスワインをお楽しみいただければ幸いです。 最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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