株式会社モトックスと、同志社女子大学 杉浦 伸一教授は、「エイジングケア(※1)ワイン研究所(以下、研究所)」を共同設立し、ワインの持つ糖化ケア(※2)作用について研究を行っています。
*1 年齢に応じて、健康維持を目指すこと *2 今の若さや美しさを維持すること
累計337銘柄に到達!選ぶ楽しみが増す“エイジングケアワイン”
▽ワイン検査の実施拡大と認定ワイン数の増加(累計)

第3回検査会には、ワイン輸入会社計11社が参加し、16か国224銘柄のワインを対象に科学的評価を実施しました。研究所が独自に確立したAGEs(糖化最終生成物)生成抑制試験により、糖化ケア作用の強い銘柄を選定。
基準を満たした129銘柄を「エイジングケアワイン」として新たに認定しました。これにより、認定銘柄は累計337銘柄に到達。ワイン売り場やレストランで“エイジングケアワイン”を目にする機会が増すほか、消費者の方々は300を超える銘柄の中から、ご自身の好みに合った1本をお選びいただけるようになりました。
さらに、2025年度より新設した【随時検査】制度では、通年での個別エントリーが可能となり、新商品の発売時期や販促スケジュールにあわせた柔軟な検査体制を整備しました。
これにより、インポーターやワイナリーはより自由なタイミングで認定検査依頼が可能となり、ワイン業界からの関心も一層高まっています。現在も多くのインポーター・生産者から継続的なお問い合わせが寄せられており、今後もエイジングケアワインのラインナップ拡充が期待されます。
「アンチエイジングの日」×「世界糖尿病デー」——11月14日を糖化と向き合う一日に
11月14日は「アンチエイジングの日」、そして「世界糖尿病デー」。いずれも“糖”が私たちの美と健康に深く関わることを考える日です。
「アンチエイジングの日」は、特定非営利活動法人・アンチエイジングネットワークが制定し、「いい(11)とし(14)」の語呂合わせから生まれました。年齢に応じた健康維持や、いつまでも美しくいることを考える日であり、体内の糖化反応を抑えることもアンチエイジングの重要なテーマです。
一方、「世界糖尿病デー」は、世界保健機関(WHO)と国際糖尿病連合(IDF)が制定した国際デーで、インスリンの発見者バンティングの誕生日に由来します。糖尿病は、血糖値の高い状態が続くことで糖化反応が過剰に進み、AGEsが蓄積する病気です。これらAGEsは血管や組織を劣化させ、酸化ストレスや炎症を招くことで合併症を悪化させます。つまり、糖尿病は“糖化が過剰に進んだ状態”でもあります。
同じ日に両記念日が重なることから、ワインの“糖化ケア作用”をテーマに研究を続ける当研究所は、この日に合わせ糖化ケア作用を持つワインの普及を通じて“美と健康の両面から糖と向き合う機会”を提案しています。
エイジングケアワインについて
エイジングケアとは年齢に応じて、健康維持を目指すこと。ここではワインによる糖化ケア作用を指します。
研究所では老化物質とされる糖化最終生成物(AGEs;advanced glycation end products)の生成を抑える作用が認められ、糖化の進行予防に役立つ可能性のあるワインを「エイジングケアワイン」と称することとしました。
糖化ケア作用の程度はワインの銘柄により異なります。研究所ではワインの糖化ケア作用を定量化する実験系を確立し、所定の基準をクリアしたワインを「エイジングケアワイン」として認定いたします。
認定ワインには、エイジングケアワイン認定ロゴシールの貼付が可能です(シールは別途販売)。生活者はワインの難しい知識がなくとも、ワインに貼られた認定ロゴや特設サイト上のリストを通じて、糖化ケア作用が期待できるワインを選ぶことができます。
*「エイジングケアワイン」ロゴは株式会社モトックスの図形商標です。

参考:これまでの検査会結果

本件に関するお問い合わせ先
エイジングケアワイン研究所について
株式会社モトックスと同志社女子大学薬学部 杉浦伸一教授により2023年12月に共同設立された研究所です。
ワインの「糖化ケア作用」に着目し、科学的な検証に基づく評価体制を確立。AGEs(糖化最終生成物)の生成抑制効果を定量的に測定し、基準を満たしたワインを「エイジングケアワイン」として認定しています。
生活者が健康を意識したワイン選びを行いやすい環境づくりを目指し、研究および認定活動を通じてワインの新たな価値を社会に提案しています。

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