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イタリア
イタリア エミリア・ロマーニャ

ドレイ・ドナ テヌータ・ラ・パラッツァ

Drei Dona Tenuta La Palazza

他にはない個性と独自の奥行きをもつワイン。

世代を越え受け継がれるサンジョヴェーゼの夢

ドレイ・ドナ家が現ワイナリー領土のオーナーになったのは、1900年代初めのこと。その当時、この土地の畑は全てサンジョヴェーゼでした。
当時は葡萄作りを小作人に任せ販売していましたが、1980年代になり先代のクラウディオがこの畑を受け継いだ時、自分の畑のサンジョヴェーゼが他の畑に比べ非常に品質的に評判が高いと葡萄買い取り業者や小作人などから聞き、葡萄畑に関心を寄せるようになりました。そして質より量であったエミリア・ロマーニャの葡萄栽培農家より収穫量を落としてでも良い品質の葡萄を作ろうと試みました。
その後、クラウディオは弁護士の仕事をやめ、自分のサンジョヴェーゼでさらによいワインを造りたいと考え、各地の一流とされるサンジョヴェーゼのワインを飲み始めました。その中で、「フラッチャネッロ」「フォンタッローロ」などフランコ・ベルナベイ氏の造るサンジョヴェーゼに深い感銘をうけます。
そして、遂にベルナベイ氏と面会、醸造コンサルタントを申し入れましたが、当初ベルナベイ氏は首をたてに振りませんでした。それでも諦めず「一度自分のワイナリーを訪問し、畑を見てほしい。」と何度もコンタクトをとり、ついには氏の訪問が実現。
ベルナベイ氏はフォルリを訪れ、ドレイ・ドナの哲学、将来的な展望などを実際に目にした時、このワイナリーのポテンシャルを見出し、ワイナリーのコンサルタントを引き受けました。彼の指導の下、クラウディオが既に行っていた樹齢の古い畑でのマッサル・セレクションにもさらに力を入れるようになります。現在は、ベルナベイ氏の長男・マルコとクラウディオの長男・エンリコに父親達の哲学は受け継がれ、新しい世代が動き始めています。
「ワインは世代を超え造られていくもの。一代で簡単に完成するものではない。」という考えも受け継がれています。

 

エミリア・ロマーニャ州産「サンジョヴェーゼ」の力を証明した若きリーダー

若き当主エンリコ・ドレイ・ドナ。

現在は若手ワイン企業家協会の会長にも任命されたイタリアワイン業界の将来を担う若者です。

カリフォルニアなどでワイン醸造を学んできた彼は、技術的な部分ではなく、伝統や精神的な部分でもベルナベイに学ぶことは多いと言います。

エンリコ・ドレイドナは、自身のワインについて「テヌータ・ラ・パラッツァのワインは私達の魂の一部です。一家が何年もかけて築いてきたものを少しでも感じてもらえたらうれしいです。カベルネ・ソーヴィニヨンなども造ってはいますが、私たちのワインはサンジョヴェーゼです。シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンは1985年に植樹しましたが、これらはすでにインターナショナルなブドウだと認知されていたので、このブドウで自分達がどれだけのものを造れるか ということを世界に知らしめる必要があったからです。」と語ります。

事実マニフィカ、グラフ・ノワールは世界的に高い評価を獲得、ドレイ ドナの名前を世界に知らしめました。

 

A.G.I.V.I (若手ワイン企業家協会 Assosazione Giovani Inprenoitori Vitivinicoli Itaiani)

オーナー エンリコ・ドレイ・ドナ氏 オーナー エンリコ・ドレイ・ドナ氏

醸造コンサルタントは、MRサンジョヴェーゼと呼ばれる、フランコ・ベルナベイ氏

先代オーナーのクラウディオ氏は、もともと弁護士でしたが、自分の畑のサンジョヴェーゼのポテンシャルに気づき、素晴らしいワイン造りに専念したい、と職をすて、ありとあらゆるサンジョヴェーゼを飲んだそう。その中で、「フラッチャネッロ」「フォンタッローロ」などフランコ・ベルナベイ氏の造るサンジョヴェーゼに深い感銘をうけました。ベルナベイ氏は、畑のポテンシャルとドレイ・ドナの哲学、将来の展望から、このワイナリーのポテンシャルを見い出し、コンサルタントを引き受けました。

ドレイ・ドナのワインの名前は全て、お馬さんの名前

現当主エンリコ氏のお母さんジョヴァンナさんが馬好きで昔から飼っており、ワイン全てに馬の名前をつけました。また娘さん(エンリコの妹)イダさんはイタリアでもトップクラスの乗馬選手。

「ノットゥルノ」=「夜」
「プルーノ」=「いばら」
「マニフィカ」=「聖母マリアの賛歌」
「グラフ・ノワール」=「Graf:伯爵 Noir:黒い」

こだわりの”マッサル・セレクション”

マッサル・セレクションとは、畑をずっと観察していく中で、最高の結果を出す葡萄木を探しだし、その枝から苗をとって、その土地にあう台木につけて植えられたもの。全てがコピーされたクローンセレクションとは違い、それぞれの苗木が個性をもちその土地、同じ畑でもその部分に合うように進化してきたもの。時間が掛かるこの方法を、ドレイドナは昔から継続してきているので、他に出せない味わいが出せます。

最優秀生産者部門でファイナリスト

2009年度AIS主催の国際コンクール「最優秀生産者部門」でファイナリスト(3社のうちの1社)