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スペイン
スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ

デ・ハーン・アルテス

De Haan Altes

スペイン全土のワインを驚きのコスパで提供!

デ・ハーン・アルテスは2006年、イギリス人で元ワインバイヤーのラファエル・デ・ハーン氏により設立されました。スペイン全土のワインを対象に自らの目利きでワインをプロデュースし、プレゼンテーションまでを完結したクオリティワインを販売しています。ハーン氏はより畑に近い仕事を志して2001年にイギリスからバルセロナに移住。そこで仲介業から身を興し、やがて経験を活かしたワイン造りへと事業を発展させていきました。

 

取り扱うワインの大半はコストパフォーマンスに優れ、毎日手に取りやすいワインであることを大切にしています。デ・ハーン・アルテスは費用のかかる醸造施設や大量生産に掛かる間接費用などを持たないため、費用を抑え、競争力の高い価格のワインを提供することができます。ワイナリーの基準は常に「品質対価格」という点に置かれています。お客様がワインの価格を聞いた際に驚く顔を見るのが大好きなのです。評価誌で「20ドル以下のベストバイ」や「15ユーロ以下のベストワインリスト」などにもランクインしていることがそれを物語っています。何よりも難しく、そして同時に大切なことは、オークションで落とされる途方もなく高いワインを造るより、素晴らしい高品質のワインを毎日楽しめる手の届きやすい価格で提供することだと考えています。

情熱溢れるワインの目利き

イギリス出身。2000年にイギリスでワインビジネスに携わるようになる以前は、歴史とラテン・アメリカの研究をしていました。ワインバイヤーとしてアルゼンチンやチリのワイナリーを訪ねるうちに、畑から遠く離れたオフィスではなく、もっとブドウの樹に近い場所に自身の本当の居場所があると感じるようになります。そして2001年にバルセロナに移住。そこで、未だ国際市場で知られていないスペインの持つ偉大なポテンシャルに気付くようになり、それ以降出来うる限りスペインの地域やブドウ品種、ワイン造りに携わる人々について学び始めるようになります。2002年、初めてイギリスに1パレットのワインを仲介した後、バルセロナに小さなワインとタパスのバーをオープンします。2005年にワインビジネスが十分軌道に乗り始めたとき、知人のレストランにバーの経営権を売り、エクスポート・イベリアという会社を設立します。そして2006年、パートナーであるヌエラ・アルテス氏と共同でデ・ハーン・アルテスを立ち上げることとなります。

地球環境に配慮したワイン造りで、ベスト・オーガニック・プロジェクト賞を受賞!

デ・ハーン・アルテスでは所有する全ての畑でオーガニック認証を取得しており、ワイン造りの過程で動物性の物質は一切使用せず、ヴィーガン認証も取得しています。それに加え、近年ワイナリーでは生物多様性やサステーナビリティの促進のため、地球環境に配慮した取り組みに力を入れています。ワイナリー周辺の生態系を豊かにすべくこれまでに80種以上の植物を植え、土地固有の動植物が快適に暮らせる環境を造り出しています。また、現時点で施設で使用する電力の約80%をワイナリー敷地内に設置された太陽光発電でまかなっており、数年以内にCO2排出量を実質ゼロにする「カーボン・ニュートラル」の達成を目標に掲げています。

 

これらの真摯な取り組みが評価され、2019年にはスペイン国内のコンクールで「ベスト・オーガニック・プロジェクト賞」を受賞しました。また2022年には、科学的知見に基づいたCO2排出削減を目指す生産者団体「IWCA(気候変動に取り組む国際ワイナリー協議会)」のシルバー会員に選出されました。プライベートでも地球環境に配慮した生活を送るデ・ハーン氏ですが、「ワイン造りとワインの流通において私たちが下す全ての決断が【地球環境を守る】という理念と一致していなくてはなりません」と語っています。