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スペイン
スペイン カタルーニャ

セリェール・ピニョル

Celler Pinol

高い山々に囲まれた「テラ・アルタ」らしさの表現に情熱を注ぐ!

テラ・アルタNO.1に幾度も輝くワイナリー!

オレンジ色が可愛らしいワイナリー オレンジ色が可愛らしいワイナリー

■バルク売りから、品質重視の自社瓶詰めボデガへ
設立は1945年。高い山々に囲まれるワイン産地テラ・アルタで、現在は4代目にあたるフアンホ・ガルセラ・ピニョル氏が中心となりワイナリーを運営しています。設立以来長年に亘り「トーレス社」等ペネデスの大手生産者にワインをバルク売りしてきましたが、フアンホ氏が1995年にワイナリーに参加後、彼の発案で自社瓶詰めを開始しました。フアンホ氏は、テラ・アルタの可能性や自社のブドウ・ワインの品質の高さを早くから認識しており、「これ程の良質なワインを他社にバルク売りするのではなく、自社のワインとして自分たちの手で世界中に届けたい」という想いを実現しました。自社畑では有機栽培(CCPAE認証)を実践し、高品質なワインを生み出しています。

■コストパフォーマンスの高さが世界中で絶賛!
自社瓶詰めを開始して8年、2003ヴィンテージがロバート・パーカー氏から「驚くほどの価値」「ケース買いすべき」と評価され、そのコストパフォーマンスの高さが認められました。以後、ワイン・アドヴォケイトを始め、ワイン・スペクテーター、ジャンシス・ロビンソン氏の目にも留まるところとなり、スペインのワインガイド「ペニン誌」ではテラ・アルタNO.1の高評価を幾度も獲得しています。また、2026年にはテラ・アルタD.O.統制委員会主催のコンクールで、ポルタル白2025年ヴィンテージがテラ・アルタ最優秀白ワインに選出されました。

自社瓶詰を始めた4代目

オーナー フアンホ・ガルセラ・ピニョル氏 オーナー フアンホ・ガルセラ・ピニョル氏

大学で工学と化学を修めたフアンホ氏は、幼い頃から慣れ親しんだ実家のワイナリーを継ぐことを考え、学業の傍らワイナリーの手伝いをしていました。早くから畑のポテンシャルを見抜き、可能性を信じた彼は“クオリティワイン造り”へとスタイルの転換をします。現在は、躍進を続ける輸出部門を中心に活躍。収穫や醸造による繁忙期以外は試飲会やプロモーションのため世界各国を飛び回り、ピニョルファミリーとテラ・アルタの魅力に溢れたワインを世界中に広げています。

<フアンホ氏から皆さんへ一言>
「セリェール・ピニョルは、小さな家族経営のボデガですが、地元バテアと私たちの畑、そしてワイン造りに対する情熱と愛は誰にも負けないぐらい強いです。私たちのワインを通じてこの情熱と愛を感じてください!」

テラ・アルタ=高い土地

山に囲まれたテラ・アルタD.O. 山に囲まれたテラ・アルタD.O.

■テラ・アルタD.O. (1985年認定)
バルセロナからバレンシア方面(南)へ約150km、地中海から約50km程内陸にあるワイン産地。テラ・アルタはカタルーニャ語で「高い土地(Terra=土地、Alta=高い)」を意味しますが、この名前が示す通り標高1,000メートル級の山々に囲まれた場所です。海にも比較的近い産地であるため主に地中海性気候ですが、大陸性気候の厳しさも併せ持っています。冬はピレネー山脈方面から内陸のアラゴン地方を抜けて吹き降ろす北風シエルソ(Cierzo)が吹くため、夏と冬の寒暖の差が激しく、また日中と夜間の気温差も大きいのが特徴です。降雨量は年間400mm前後と非常に少なく、日照時間は年間約2800時間と豊富です。特に夏は長く乾燥しており、一日の気温差が大きくなります(日中:35-38℃/夜間16-18℃)。収穫前のこの気温差がブドウの成熟を促し、酸味とのバランスの取れたブドウを育みます。絶好の環境が、高品質かつ特徴豊かなブドウを生み出しているのです。スペインが誇る銘醸地プリオラートや高品質ワインが造られるモンサンに地理的に近いながら、価格が手頃であることもテラ・アルタの魅力のひとつ。また、ガルナッチャ・ブランカ種の栽培が多いことも特徴で、スペイン全体の約75%、全世界の約1/3の生産量をひとつのDOで占めており、ガルナッチャ・ブランカの聖地とも呼ばれています。

ワインという、自然と人間の手仕事による芸術品

静かな環境でワインが熟成する地下セラー 静かな環境でワインが熟成する地下セラー

「個性があり、表現力の高いワインを造ること」を信条とするフアンホ氏は、「消費者に届けたいのは製品ではなく、ワインという自然と人間の手仕事による特別な芸術品だ」と語ります。ワイナリーでは ガルナッチャ・ティンタ、カリニェナ、ガルナッチャ・ブランカといった地ブドウ品種主体のワイン造りで、テラ・アルタならではの味わいを表現することを目指しています。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった国際品種も栽培していますが、あくまでブレンド用で、100%国際品種でのワイン造りには興味がありません。あくまでもピニョルというワイナリーらしさ、テラ・アルタという地域性を最も大切にしています。ワインは基本的にブドウ品種ごとに醸造、熟成してからブレンドされ、樽熟成・瓶熟成は岩壁をくり抜いた地下セラーで行われます。現在フレンチオーク樽を約450樽所有。他にアメリカン、ハンガリーの樽も必要に応じて使用しています。

良質なワイン造りには“栽培”が命!

ガルナッチャ・ブランカの古木 ガルナッチャ・ブランカの古木

セリェール・ピニョルでは、良質なワインを造る秘訣の90%は「ブドウ」にかかっていると考えています。つまりは「栽培」が命。植樹の瞬間からブドウ樹が根を張り成長していく過程において、自然環境に優しい方法で、過保護なまでに徹底的に管理をして面倒を見る=どれだけ畑仕事に力を注ぐかを大切にしています。フアンホ氏はこれを「いかにブドウを甘やかすかが鍵になる」と表現します。剪定、グリーンハーヴェスト(摘房)、除葉等、年間の全ての作業を非常に注意深く行い、ブドウが成熟していく過程を慎重に見守り、収穫に最適なタイミングを見極めています。自社畑には樹齢70年を超えるような古木も多く残っており、家族が受け継いできた畑を大切に守り抜いています。また、自社畑では有機栽培(CCPAE認証)を実践しており、ブドウにも畑にも、消費者にも優しい自然なワイン造りを目指しています。