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689、上を向いて歩こう。幸せに満ちたワイン。

689、上を向いて歩こう。幸せに満ちたワイン。

作詞は永六輔さん、作曲は中村八大さん、歌は坂本九さんが「689トリオ」としてつくった名曲「上を向いて歩こう」。人気に火が付いたアメリカ西海岸に、「689(シックス・エイト・ナイン)」というワインがある。世界中で愛されるようになった音楽とワインのエッセイ。

「689トリオ」をご存じだろうか。

「ろくはちきゅうトリオ」といい、作詞は永六輔さん、作曲は中村八大さん、歌は坂本九さんという、この時代を代表する3人組である。
3人のコンビネーションで世に送り出した曲は多くの人に愛され、中でも有名なのは、誰もが一度は耳にしたことがある「上を向いて歩こう」である。

「上を向いて歩こう」誕生50年を記念して、2011年に作成された 『坂本九 アニバーサリー・アルバム「689コンプリート」』 (ユニバーサル ミュージック合同会社 発売)

この曲が1961年7月21日の中村八大さんのリサイタルのために書き下ろされてから、60年。
リサイタルの後に評判となって坂本九さんのシングル曲として発売されると、瞬く間に大ヒットとなった。当時のレコードの売上ランキングで1位を獲得。

また日本にとどまることなく、世界中でも「SUKIYAKI」と題して大変な人気となり、特にビルボード(Billboard)では、1963年6月15日付において、Hot 100週間1位を獲得すると、3週に渡って1位を守った。

この曲は、アメリカ西海岸でのラジオ局からヒットしていったらしい。
アメリカの若者を中心に、瞬く間に全米へと広がっていった。



そのSUKIYAKI人気に火が付いた西海岸に、「689(シックス・エイト・ナイン)」というワインがある。

アメリカを代表するワイン産地である、カリフォルニア州のナパ・ヴァレー。
世界的にも有名なこのナパ・ヴァレーにある、その名も「689 Cellars(シックス・エイト・ナイン セラーズ)」が手掛けるワインだ。

ワイナリー名、そしてワイン名の両方にある3つの数字は、ワインが人々に喜びをもたらして欲しいとの思いから、中国の伝統的な数秘術で縁起の良いとされる「幸福」の6、「豊かさ」の8、「長寿」の9から採用した。
ワインのラベルは、この3つの数字が1つになったデザインとなっており、そこには「それぞれ異なるものが1つに調和し、融合する」という意味が込められている。


このワイン、赤と白があるが、どちらも複数のブドウ品種を混ぜて造られている。
様々な区画で育ったブドウの中でも、毎年良質なものを選別し、一番ワインの品質が高くなるよう、品種の比率も毎年変えられている。
そこには「異なるものが融合して、最も調和したものにしたい」という造り手の思いがあるからだ。

実は造り手も、「異なる立場の3者が融合して」ワイン造りを行っている。
長年のワインビジネスのマーケティングとグローバル営業の経験を培ってきたカーティス・マクブライド氏、カリフォルニアきっての醸造家であるケント・ラスムッセン氏、そして地元の多くのブドウ栽培農家の人たち。
まるで作詞家、作曲家、歌い手のように、栽培、醸造、マーケティング・販売と、3者のコンビネーションにより、様々なブドウを融合して最も調和の取れたワインは、2008年からワインづくりを行っているが、今では世界中で愛されるようになった。

このワインを手掛ける689セラーズのサイトにはこう書かれている。
「Here’s to a Happy, Wealthy & Long life! (幸せで豊かな、そして長生きできる人生を送ろう!)」

そこには、ワインを通じて世界中を見て回ってきた体験から、「幸せで豊かに長く生きる」という経験を、より多くの人と共有したいという考えにたどり着いたらしい。

そのワインは、赤も白も甘く完熟したジューシーな果実の風味がとても豊かで、一口飲むとふくよかな印象を受ける。飲んだ自分の気持ちを明るいものにしてくれ、とても親しみのあるワイン。
赤はヴァニラやココナッツ、熟したブラックチェリーの香りがとても心地よい。
白は桃や柑橘類の白い花のような香りが魅力的だ。

思わず、顔を上げて、幸せを噛みしめたくなるようなワイン。
こんな時だからこそ、このワインとともに幸せを感じる一時をどうだろうか。


ご紹介したワイン「シックス・エイト・ナイン」はこちら

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