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ワインと暮らす

暑い日は家飲み!おすすめワイン&お酒4選

暑い日は家飲み!おすすめワイン&お酒4選

じめじめ梅雨や蒸し暑い夏の日は家飲みで盛り上がろう!
涼しいお部屋で食事とお酒を囲んでみんなでワイワイ楽しいですよね♪だけどどんなお酒をふるまえばよいかわからない…
そこでおすすめなのが、ヨーロッパのお酒を使った簡単カクテル。
色も涼し気で見た目もバッチリ!テーブルが華やかに早変わり♪
ロックやソーダ割りなど、現地で楽しまれている粋な飲み方をご紹介、家飲みやホームパーティはこのカクテルで盛りあがること間違いなし♪

おすすめ その1:スペイン産 シェリーのフィノをソーダ(炭酸水)で割って

ご紹介するシェリーは、家族経営のボデガ(ワイナリーのこと)。“シェリーの三角地帯”でも一番海に近いところに位置しており、町の中を流れる川に面した場所に熟成庫を持っています。

(コロシアの熟成庫を遠目からみた写真)

こちらは、シェリーに欠かせないソレラシステム。
大聖堂のような内装の建物に、樽が重ねられている荘厳なセラーです。

グティエレス・コロシアが造るシェリーは、海に近いこともあって独特の塩気が感じられる味わいが特徴。
塩気のあるちょっとしたおつまみ、生ハム・オリーブ・フリットなどと、とってもよく合います。

夏はフィノを炭酸で割った「フィノ・ソーダ」がとってもおすすめ。アルコール度数を自分で調整できるし、なによりシャキッと凄く爽やかで、暑い夏にはピッタリ。

シェリーの産地、アンダルシア地方はとても暑いので、フィノ・ソーダは地元の人たちの大好きな飲み物でもあるそう。シェリーは酸化に耐性があるので、開栓後すぐに飲み切ってしまわずとも、長く楽しめるのも利点。

おすすめ その2:南イタリアのマンマの味。キンキンに冷えたレモンリキュールを、ストレートもしくは炭酸割りで

世界遺産にも登録された絶景、アマルフィ海岸の街並みが美しくラベルに描かれたレモンのリキュール。

南イタリアのカンパーニャ州ナポリのソレント半島、アマルフィ海岸およびカプリ島で、マンマ(母)の味として造られてきた伝統的なリモンチェッロ。イタリアでは食後に欠かせない極楽の一杯。食後の重たくなった胃をすっきりさせてくれるのだとか。

職人によって剥かれたレモンの皮をアルコールに漬け、砂糖と水を加えて造られるシンプルな地酒。だからこそ、原料となるレモンが重要になってくるのですが、このリモンチェッロに使われるのはアマルフィ産のレモン。通常のレモンよりも約3倍の大きさのそのレモンは苦味が少なく、色とその香りの高さが素晴らしいからと、生産者のマンスィ家はアマルフィ産のレモンにこだわります。

(左:ナポリ産の通常レモン 右:アマルフィ産のレモン)

職人が毎日ひとつひとつ手作業で、レモンの黄色い皮の部分だけを1mmくらいの薄さに剥き、その黄色い皮はすぐさま96.5%のピュアアルコールに漬けられます。1週間ほどで皮からエッセンスが抽出され、着色料・香料・保存料は一切添加せずにつくられます。

キンキンに冷やして、クイッとひと口。とろりとした口当たりとボリューム感。すがすがしいレモンの香りに、すっきりと心地よい苦味と甘みのバランスが絶妙。ストレートで楽しむのもよいですが、暑い夏のイチ押しは炭酸割りで。リモンチェッロ:炭酸水を1:3で割るのがおすすめ。レモンの風味が爽やかで、飲みやすいカクテルに変身します。

炭酸水にこだわるなら、同じイタリア産のサンペレグリノがベストマッチです。

おすすめ その3:スペインを象徴する飲み物 サングリア。オレンジやレモンのスライス、氷をそえて

様々なフルーツやスパイス、甘みを加えて風味づけをしたスペインのフレーヴァードワイン、サングリア。ニューヨーク屈指の高級レストランでチーフソムリエを務めたスペイン人オーナーが、テンプラニーリョ100%の赤ワインをベースに、天然原料にこだわって造ったのがこの「サルサ・クラブ サングリア」。冬はレンジでチンして、ホットワインとしても楽しめます。

夏のおすすめは、キリッと冷やして、オレンジやレモンのスライス、ときには氷をそえて楽しむ飲み方。

アルコール度数も7%とやや低めなので、赤ワインでもスイスイと飲み進められます。爽やかな果実味あふれるサングリアで、スペインの躍動感を気軽にグラスで楽しんで。

おすすめ その4:スペインで大流行! お洒落にベルムットをロックで

一般的なベルモットのことを、スペインでは「ベルムット」と呼びます。カクテルなどに使われることも多く、皆さんも一度は飲んだことがあるかもしれません。白ワインに何種類ものハーブやスパイスを漬け込んだ代表的なフレーヴァードワインで、このワインにも21種類の天然ハーブが使用されています。これだけのハーブが使われているため、食前酒として供することで食欲を増進させてくれるうえに、気分を整えるアロマセラピー的な感じでも親しまれています。

とても涼し気で可愛らしいボトルの中身は、こだわり抜いた超本格派のベルムット。ベースワインには、ワイナリーの看板ワインであるアルバリーニョ種で造られたワインが100%使われています(コストが高くなるので、通常ならあまりしないこと!)。漬け込まれているハーブも、彼らの畑の周りに自生するハーブをはじめ、すべて地元ガリシア産のもの。ワイン名 “エントロイド” は、ガリシアで開催される伝統的なお祭りの名前に由来します。安価なベルモットにあるような薬品っぽいニュアンスが全くなく、ピュアで透明感があって、スルスルと飲める味わい。スペインでは10年ほど前からベルムットが流行っていますが、「ありきたりの流行りものではなく本物のベルムットを造りたい」「奥にきちんとワインの存在を感じる、本来のアロマタイズドワイン(フレーヴァードワインの別名)を造りたい」と願い、本気で何年もかけて開発したワイン。

でもどうやって飲んだらいいか、分からないですって?実はロックで飲むのが一番おいしいんです。

大きな氷をひとつグラスに入れて、ベルムットを注ぎます。あまり氷が多いとしゃばしゃばになってしまうので、大きめの氷ひとつで十分。残糖が結構あるので、氷で割ってもしっかり風味が残ります。爽やかなハーブのニュアンスが、氷を入れることでより一層引き立ってとても飲みやすくなります。

見た目の良さから、テラスやベランダでお洒落に飲んでいただきたいお酒。写真映えを狙って何か果物を付けるなら、柑橘類はNG。ベルムットの香りを全部殺してしまいます。ブドウのような香りの強すぎない果物がトッピングには適しています。炭酸水(おすすめは先ほども紹介したサンペレグリノ)をちょっと入れるとシュワっと炭酸が上がって、おいしいだけでなく自分でアルコール度数も調整できるオススメの飲み方。

食前酒はもちろん、料理と合わせても楽しめます。ツナやサーモン、チーズ全般、アスパラガスやグリーンの葉野菜とも相性がいいです。調理により生じる旨みとも好相性なので、ムール貝などの貝類全般ともよく合います。現地のバルでは、ドライフルーツやナッツの盛り合わせと一緒に提供されることも。

そして、開栓してからかなり日持ちするのも嬉しいところ(「3週間ほど経っても大丈夫でしたよ!」と弊社スタッフが話していました)。



さて、夏におススメのワインとその飲み方を4つご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? 
暑い日も、ジメジメした日もきっと大活躍してくれるはず。ぜひお試しくださいね。

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