創業はなんと1638年!歴史あるワイナリー
コプケの創業は古く1638年、長いポートワインの歴史のなかでも「最古のポートワインハウス」として知られています。
1630年代にドイツ人実業家、ニコラウ・コプケがハンザ同盟の総領事としてリスボンに駐在し、故郷のハンブルグにポートワインを輸出し始めたのがきっかけとなり、父クリスチャンと共にコプケブランドを立ち上げました。
1780年代になるドウロ地域の畑を購入していち早く自社でワインを造りを開始。ポートワインが徐々に人気を博しビジネスの中核を担うようになる中で、コプケはワインの生産から船積までを一貫して行う革新的な存在となりました。
歴史深いコプケには時の遺産である古酒の潤沢なライブラリーが大切に保管されており、ファンを一層楽しませてくれます。
最高ランクの畑「キンタ・デ・サン・ルイース」
ポートワインが生まれるのはドウロ渓谷。DOPポルトは1756年に世界で初めて原産地呼称を導入した地域です。
ドウロ川の下流から上流に向かって、バイショ・コルゴ、シマ・コルゴ、ドウロ・スーペリオールの三つに区別され、中でもシマ・コルゴはブドウ栽培面積は2割程度ですが、最も品質のいいブドウ産出地と言われています。 そのシマ・コルゴの中で最高峰の産地となるのが「キンタ・デ・サン・ルイース」。 ポートの畑は風向きや土壌、標高などいろいろな総合点でAからFランクまで存在しますが、Aランクの畑が多く存在するのが「キンタ・デ・サン・ルイース」です。
コプケの畑は全てAランクで、「キンタ・デ・サン・ルイース」の栽培地を多く所有しています。
ホワイトポートの魅力
コプケは白ブドウを原料とするホワイトポートを得意としています。 ホワイトポートの魅力は辛口から甘口まで楽しめるところ。 現地では「ポルトニック」と言って、ホワイトポートをトニックウォーターで割ったカクテルも楽しまれています。
今回ご紹介するホワイトポートはコプケのエントリークラスで最高峰のもの。 ボトルに書かれている文字のエンボス加工はなんと手作業!ここにもこだわりが反映されています。
9月10日は「ポートワインデー」
ポルトガルの ドウロ・ポルトワイン協会(IVDP) によって制定。ポートワインの歴史と文化を祝うと同時に、その魅力をより多くの消費者に広めることを目的としています。
由来
1756年9月10日、ポンバル侯爵が世界で最初のワイン原産地呼称を法整備したことに由来します。この日が、2014年に公式に「ポートワインデー」として国際的に制定されました。
「コプケ」がつくるポートワインをご紹介いたします
コプケの生産者情報はこちら
参考:https://www.ivdp.pt/pt/projetos/port-wine-day/_2025.9.30閲覧