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【2022年】これを知れば、ボルドーワイン通?おすすめワイン5選

【2022年】これを知れば、ボルドーワイン通?おすすめワイン5選

高級ワイン産地として有名なボルドーのワイン。「フランスワインの女王」と呼ばれるほど古くから愛されてきたワインなので、伝統に裏打ちされたクラシックなスタイルは不変だろうと思っている人も多いかもしれません。ですが、有名な格付けシャトーの中でも新たな試みに挑戦する動きがみられることはご存知でしょうか。最近リリースされたボルドーワインの中で、知っていれば一目置かれそうなワインとその豆知識をご紹介します。ぜひ明日からのワインライフにお役立てください。

CH.タルボ 2018年 100周年特別黒ラベル

1918年にデジレ・コルディエ(Desire Cordier)氏がシャトーを入手して100年の節目となる年。2018年は全て特別ラベル仕様としてリリースされました。

100年のタルボの歴史を表すべく、ラベルデザインはシャトー内部の梁とブドウの木が根を張り巡らせるタルボのテロワールを表現しています。

CH.ソシアンド・マレ 2018年 50周年特別黒ラベル

こちらは50周年を記念しての特別ラベル仕様。

かつてはクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルに格付けされていたシャトーですが、自らその格付けに納得できなかったので、2003年以降、クリュ・ブルジョワを返上したワイナリー。

もし今後、メドックの格付けが見直しが行われることがあれば、確実に3級以上に上がってくるのではないかといわれています。

シャトー・ド・カマンサックのもうひとつのセカンドワイン

サン・ジュリアンの西にあるサン・ローラン村のメドック格付け5級のシャトー、CH.ド・カマンサック。そのシャトーが造るセカンドワインといえば、ラ・クロズリー・ド・カマンサック。実はもうひとつのセカンドワインがあります。それが、「ジョリ・パン・ド・カマンサック」。

  • Joli Pin de Camensac
    フランス
    フランス
    • 2014

    Chateau de Camensac

    シャトー・ド・カマンサック

    Joli Pin de Camensac

    ジョリ・パン・ド・カマンサック

    750ml, 3,400 yen

    こちらの商品は現在取り扱いがございません

フランス語で「素敵な松」という意味のこのワイン、ラベルにも松がデザインされていて、なんとも奥ゆかしいですね。日本ではモトックスが独占輸入しています。今回入荷してきたのは2014年産のものなので、ほどよく飲み頃なのも嬉しいです。

(所有者のCeline Villars-Foubet & JP Foubetさん)

写真左奥、シャトーの敷地内にある松がラベルのモチーフになっているのかもしれませんね
参考サイト:https://www.ugcb.net/fr/chateau-de-camensac-fr

ハートラベルで大人気のCH.カロン・セギュール。そのサードワインが進化

メドック格付け3級のシャトーであるカロン・セギュールは、ハートのラベルが印象的でプレゼントなどにも選ばれやすいワインですね。このシャトーでは同じくハートのモチーフがラベルにあしらわれた「サン・テステフ・ド・カロン」というサードワイン(セカンドワインよりも更にカジュアルなワイン)もリリースしています。カロン・セギュールが所有する畑の若木からなるブドウを使用して、ファーストラベルと同じようにして造られる親しみやすい味わいの贅沢なワイン。

そのサードワインが、ボルドーの当たり年である2019ヴィンテージから名称新たにリリース。その名も「ル・セ・ド・カロン・セギュール」。大きく「C」と書かれた文字が印象的なハートラベルワインです。

「ル」はフランス語で定冠詞の“the”、「セ」はフランス語で「C」。アルファベットの3文字目にあたるので、サード(3rd)ワインとかけています。そしてフランス語ではハートのことを「Coeur(クール)」、カロン・セギュールの「Calon」の「C」、この3つのCがこのワインの名前に込められています。

ラベルもスタイリッシュなこのサードワインは、今年の秋頃、日本に入荷する予定です。

某ワイン漫画に掲載されて一躍人気に。CH.モン・ペラで世界を驚愕させたシャトーのフラッグシップワイン

日本で大人気となったCH.モン・ペラに、さらに上の位置づけのワインがあることはご存知でしょうか?

このシャトーは、現オーナーの父が当時オーパス・ワンから技術を導入して革新を行い、注目を集めた生産者。現オーナーも同様に様々なチャレンジをして、その中で生まれたワインが今回ご紹介する「ジロラット」(2001年が初ヴィンテージ)。

ジロンド川より右岸で当時初めての高密植を行い、さらに1本の樹からブドウを2~3房しかとらない超低収量を実践し、革新的なワインづくりをしています。

そのジロラットが赤白そろって、装いも新たにリニューアル。エングレイブドボトル(瓶に直接デザインが彫り込まれたスタイル)でリリースされました。

いかがでしたでしょうか。「あれ、こんなワインあったかな?」何気に手にしたボルドーワインが、実は歴史あるシャトーの粋な試みであった背景を知ると、よりワイン選びが楽しくなりますね。自分好みのボルドーワインをみつけて、すてきなワインライフをお過ごしください。

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