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レポート

今月のバイヤーおすすめワイン【2026年6月】

今月のバイヤーおすすめワイン【2026年6月】

ワインの仕入れに欠かせない『バイヤー』。モトックスでは各国・地域ごとの担当バイヤーが日々美味しいワインを選び、仕入れています。

今月テイスティングした中で、バイヤーが「これ、いいな!」と思ったものをコメント付きでご紹介します。

アルタ・ランガ ブリュット

2011年にDOCG認定され近年注目を集めるピエモンテ州(北イタリア)の高級スパークリング産地「アルタ・ランガDOCG」。
標高の高い丘陵地帯で栽培され、ピノ・ノワールとシャルドネ主体で造られます。

ワインは最低30カ月の瓶内熟成が義務付けられており、それはフランス・シャンパーニュ(15カ月)の2倍にあたります。熟成からの深いコクとミネラリーで洗練された味わいが特徴のスパークリングワインです。

そのパイオニア的生産者が、ロエロ地区の名門「デルテット」。
1953年にロエロの中心地 カナーレの町で創業し、4世代にわたり家族経営を貫く彼らは、アルタ・ランガが認定されるずっと前の1970年代からその可能性を見出し、スパークリングワインの生産を開始しました。

栽培から瓶詰めまでを一貫して自社で行う徹底したこだわりは、世界的なワイン誌『デキャンター』での高評価という確かな実力に結びついています。

特筆すべきは、ピノ・ノワールとシャルドネに加え、ピエモンテの魂とも言える「ネッビオーロ」を隠し味として少量ブレンドしている点。
ここには土地の歴史と伝統を何よりも尊重するデルテットならではの姿勢が映し出されています。

アルタ・ランガ ブリュット 2021は華やかな香りとミネラル感、熟成からのブリオッシュのような芳醇な香りが楽しめます。
食前酒としてはもちろん、お食事を通して楽しめる上質な1本です。

ヴィッラ・ジェンマ チェラスオーロ・ダブルッツォ スペリオーレ

アブルッツォのエナジードリンク!?
モトックスの社員にもファンが多数、唯一無二のチェラスオーロです。

色合い・香り・味わいともに、チェリーのような鮮やかさが美しいワイン。

チェラスオーロ・ダブルッツォとは、その響きの通り「チェリー」から名付けられた銘柄で、イタリアのアブルッツォ州のみで生産されています。

そのスタイルから、ロゼワインとしての括りにとどまらず、フレッシュな赤ワインとして位置付けられることもあります。

朝から畑作業をしていたアブルッツォの農家の人々は、かつては数回に分けて朝ごはんを食べていたのだとか。
その際に飲むワインとして、朝にはフレッシュなワインを飲みたいと考えた人々が、赤ワインではなくこのチェラスオーロを川で冷やして飲み、その後の作業に励んでいたそうです。

まさに、アブルッツォの人々にとって、エナジードリンクのような存在だと、生産者が語ってくれました。


中でも最高峰とされるのが、生産者「マシャレッリ」が造るチェラスオーロ。
フラッグシップワインである赤ワインと同じ単一畑で造られる「クリュ」のロゼで、このワインに適したブドウを適したタイミングで収穫して造られています。

約半日の果皮浸漬によるしっかりとした色合いと香りがあり、フレッシュさとボリューム感のバランスが絶妙。

食事との相性も素晴らしく、野菜料理から魚・肉料理、トマト系のお料理、揚げ物など季節やシーンを選ばず活躍してくれる優れものです。

トゥペロ タスマニア

オーストラリアの最南端にあるタスマニア島。
ワイン用ブドウの作付面積はオーストラリア全体のわずか1%程度しかありません。
しかしクールクライメイト(冷涼)なワイン産地で、プレミアムワインを生み出す世界屈指の銘醸地として注目を集めています。

スターゲイザーはタスマニアの中でもさらに冷涼な南部、コール・リヴァー・ヴァレーを本拠地とするワイナリー。
タスマニアにおけるアルザスブレンド(フランス・アルザス地方のスタイル)を確立した第一人者として、スターゲイザーがパイオニアとなっています。

アルザスブレンドで造られた白ワイン「トゥペロ」は、主体となるピノ・グリがボディを、リースリングがフィネスを、ゲヴュルツトラミネールがスパイシーさとアロマチックな香りを、ピノ・ブランがフレッシュで生き生きとした果実味を表現しています。

全体として綺麗で複雑、余韻の長いスタイルです。

X3 杏色 ロゼ 麹三倍仕込

個性が光る日本酒「X3杏色 ロゼ」。

麹を通常の3倍にして仕込んだ日本酒「X3」に、赤米という古代米を加えることにより、お酒を杏子色に染め上げました。
濃厚な旨味に複雑さが加わり、深みのある味わいになっています。

醸造の過程では古代米のほかに熟成酒が加えられ、爽やか・鮮やかな杏色のお酒となっています。空気と触れることで心地良く広がるまろやかな酸味。苦味と旨味も見事に調和しています。

美しい酸味が食中酒としてのポテンシャルも高めています。特に中華とのペアリングがおすすめ。春巻きなどの油気のある料理を酸と旨味が華やかに上げてくれます。

ぽわん。 純米にごり酒

よりなめらかに、ちょっと甘めに「ぽわん。」が進化しました。
昨年9月に発売された「お米のスムージー」のようなお酒「ぽわん。」。

新BY(2025BY)*からは日本酒度を少しマイナスに、アミノ酸度を少々高めに改良。より滑らかに、適度な甘みを感じるように設計しなおしました。*醸造年度、酒造りの年のこと

少し甘口でよりキャッチーな味わいに。もろみたっぷり、お米の味わいしっかり。なめらかクリーミー、まるでお米のスムージー。

夏は炭酸で割るのがおすすめです。加糖タイプのサイダーで割る「ぽわん。サイダー」はとろんとしてシュワシュワ。にごり酒の新しい飲み方です。豚キムチや餃子、夏のスタミナ料理や韓国料理と一緒にどうぞ。

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