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【レポート】「0% ワインテイスト飲料」とスペシャルディナーのイベント『ラ・ギャンゲット・パリジェンヌ 2025』

【レポート】「0% ワインテイスト飲料」とスペシャルディナーのイベント『ラ・ギャンゲット・パリジェンヌ 2025』

2025年7月10日、モトックスの取り扱うアルコールゼロのワインブランド「ピエール・ゼロ」の生産者が来日。その際在日フランス商工会議所が主催する『ボンジュール・フランス』と共催のディナーイベントが実現しました!イベントの様子をお伝えします。

大雨予報が出ている中、そろそろ降り出しそうだな…と思いながら、会場に到着。お店に一歩足を踏み入れた途端に、パリのビストロを訪れたような感覚を覚えました。現地の空気感をそのまま写し取ったような雰囲気に期待感が高まります。

アペリティフのモクテル(※)を受け取って着席。ほどなくして、外からザーザーと雨の音が聞こえてきました。やれやれ、やっぱり降ってきたか…。この日のために作られた特別なモクテルを一口。あまりの美味しさにびっくりして、気がつけば思わず声が漏れていました。

脱アルコール白ワインのピエール・ゼロ シャルドネにエディブルフラワーとローズマリー、ビネガーを加えたモクテルは、ハーブの清涼感と爽やかな酸味がワインの風味に加わって、スッと爽やかな味わいに。ビネガーの酸味が効いているので、ジメジメする雨の日や日本の夏にぴったりです。

これなら何杯も飲めそうだ、と飲み進めるうちに、強い雨と雷鳴の中を無事にたどり着いた参加者の方々で席が埋まっていきます。色とりどりのモクテルがテーブルに華を添えていく様子がとても綺麗でした。

関係者の挨拶が終わり、食事がスタート。
アミューズブーシュ『スモークサーモンのムース わさびクリーム添え』
スモークサーモンのムースの柔らかい旨味に、『ピエール・ゼロ ロゼ・スパークリング』がベストマッチ!ピンクペッパーやわさびの華やかで爽やかな刺激も、ロゼの果実味が優しく受け止めます。
この時点で、同じテーブルにいた人々は「完全にワインだね」「アルコールが入っていないなんて信じられない」と大絶賛。スタートから期待を上回ってくる、最高のペアリングでした。

『グリーンアスパラガスとごぼうのオレンジムースリーヌ』×『ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン』
アスパラガスとオレンジの瑞々しさに、ブラン・ド・ブランの爽やかな果実味がマッチ。ごぼうの土っぽい香りには合うかな? と試してみたところ、ソースのオレンジムースリーヌのおかげでぐっとワインに近づいていて、こちらも美味しくいただけました。

『スズキのポワレ ブイヤベースソースとジュリエンヌ』×『ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン』
魚介の旨味がたっぷりと詰まったブイヤベースソースでいただくスズキのポワレは絶品!ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブランがその旨味に寄り添いつつ、口の中をさっぱりさせてくれます。

『ローストビーフと野菜のパイ包み』×『ピエール・ゼロ メルロー』
メインディッシュのローストビーフには、果実感豊かで柔らかい味わいのメルローをペアリング。メルローのほどよいボリューム感と、優しいスパイス感がローストビーフにぴったり合っていました。

『コンテチーズとフルム・ダンベール』×『ピエール・ゼロ シャルドネ』
さすがにチーズに合わせるのは難しいんじゃない?という予想もなんのその。「アリ」なペアリングでした。シャルドネの柔らかい果実味のおかげで、反発することなく料理もワインも美味しくいただくことができました。モッツァレラやクリームチーズのようなフレッシュチーズでも試してみたいな。そんな想像がかきたてられる組み合わせでした。

『赤い果実のクレーム・ダンジュ ピーチソルベ添え』×『ピエール・ゼロ シニャチュール』
最後のデザートに、ピエール・ゼロのフラッグシップ、『シニャチュール』が登場。これまで飲んできたものも全てワインらしい味わいだったものの、トップキュヴェはそれを上回る「ワインらしさ」が光っていました。

キリッとドライ。シャンパーニュ出身でシャンパーニュをこよなく愛するワイナリーのオーナー、マチルダさんだからこそ、この「本当にワインらしい」味わいを生み出せるのだなと納得させられる味わいでした。

ピーチソルベやラズベリー、ストロベリーをあしらったクレーム・ダンジュの甘酸っぱさを、シニャチュールの風味がキリッと引き締めて、最後までさっぱりと食べられるペアリングでした。

この日何よりの盛り上がりを見せたのが、フレンチシャンソンの生演奏。フランス出身のシンガー、マリオンさんがシャンソンの名曲を披露してくれました。
シャンソンを聴きながら味わうメインディッシュは、まさにパリのビストロそのもの。
名曲”Les Champs-Élysées”(オー・シャンゼリゼ)が始まると、会場の盛り上がりは最高潮に!まるでお酒を飲んで陽気になっているときのように、一緒に歌い出す人や、肩を組んで歌い出すテーブルも見られました。

数曲のアンコールの後、デザートまで食べ終えると、イベントは終宴に。
イベント中はずっと大雨で、雷も鳴っていましたが、帰る頃にはスッキリと晴れ、過ごしやすく爽やかな気温になっていました。

「コース料理をしっかりと食べたはずなのに、体が軽い!」
アルコールを飲んだときと同じ楽しさや満足感があるのに、体がとても楽に感じるのは、初めての体験でした。

聴いたばかりのシャンソンのメロディと、楽しかった空気感を鮮やかに思い出せるのも、アルコールゼロのワインならでは。
楽しい時間を過ごすのに、アルコールの有無は関係ないのかもしれない。
しみじみとそう実感する、忘れられない夜でした。



イベントには世代の偏りなく20代~70代の方々がご参加。
アンケートにお答えいただいた結果、9割以上の方が普段からワインを楽しまれているワイン愛好者でした。
ピエール・ゼロについては7割強の方がご存じありませんでしたが、このイベントを体験して「ピエール・ゼロを今後生活に取り入れていきたい」とご回答された方が9割以上に上りました。

参照:在日フランス商工会議所アンケート調査

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