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スタッフのつぶやき

日本酒の炭酸割り『日本酒ハイボール』の作り方・おすすめ銘柄

日本酒の炭酸割り『日本酒ハイボール』の作り方・おすすめ銘柄

「酒ハイ」に注目が集まっているの、ご存じですか?日本酒の新しい飲み方として、酒屋さんや居酒屋で目にする機会が増えてきました。炭酸さえあれば自宅でも楽しめる『酒ハイ』をモトックスが取り扱う銘柄で実際に作って飲んでみました。

割合は 1:1 「ちょっと少なめ」がおすすめ!

『日本酒ハイボール』は、グラスに氷と冷やした日本酒を入れてソーダで割って楽しむ飲み方。日本酒:炭酸の割合は一般的に1:1とされています。覚えやすいですね!

楽しむのが「夏」の場合は、お酒を「ちょっと少なめ」にするのをおすすめします。
割合4:5くらいで、日本酒の風味を感じながら清涼感とのバランスが最もよくなりますよ。

美味しい作り方

  1. 日本酒、ソーダをよく冷やしておきます
  2. グラスに氷を入れ、日本酒、ソーダの順に注ぎます。

手順はこれだけ。
炭酸の力で日本酒とソーダは自然に混ざってくれるので、かき混ぜる必要はありません。上手に混ざらなかった場合はマドラーで1周を目安に混ぜましょう。

『ハイボール』や『酎ハイ』との違い

『ハイボール』とは、1960年代前後に日本で親しまれたカクテルの名前です。ウィスキーをソーダで割ったもので、ベースのお酒が「焼酎」だと『酎ハイ』になります。最近注目される『酒ハイ』は日本酒をソーダで割るスタイル。日本酒のもつ旨味や爽やかな風味が夏の暑い時期にぴったりです。

『酒ハイ』にぴったりの日本酒

べんてん山羽音 純米吟醸

お米の甘みが感じられる、親しみやすいハイボールができます。綿菓子のような甘みでチャーミングな味わい。

まなつる 辛口山廃特別純米

山廃仕込みらしい、柔らかで存在感のある酸味がハイボールのアクセントになります。夏向きのドライな印象。引き締まった味わいで食中に向きます。焼き鳥でグビっといきたくなる味。

庵 備前雄町 無濾過純米吟醸 原酒

味があり、香りも良く、それでいてバランスの整ったハイボールになります。甘み、酸味、旨みのどの要素もきちんと感じられ、満足感が高め。

庵 備前雄町 純米大吟醸 原酒

一つ前の 庵 純米吟醸より透明感がありエレガントな仕上がり。これもバランスが崩れないところは共通していて、満足感がありながら上品な印象。

X3 Blanc(エックス スリー ブラン)純米原酒

米麹を通常量の3倍、焼酎用の白麹をして造られた銘柄。上質な甘さと柑橘系の爽やかさが特徴。お酒の味が強いので、ハイボールには炭酸多めの2:3くらいがおすすめです。蜂蜜を思わせる甘めの香りが広がり、酸がキリっとして杯が進む味わい。

レモン・ライムを使う?日本酒ハイボールのアレンジ方法

ウィスキーのハイボールや酎ハイの場合レモンやライムのような柑橘類を使うことがありますが、酒ハイに柑橘を使わない方が無難です。実際に試してみたところ、味わいのバランスが崩れて味わいがぼやけることがありました。味付けするよりも、日本酒とソーダの割合を調整するほうが美味しくなりやすかったのでおすすめです。

ちょっといいお酒を思い切ってハイボールに

リーズナブルなお酒でもよいですが、おもいきって「ちょっとよい日本酒」でもハイボールにしてみましょう。純米、吟醸、大吟醸のように本来なら割らずに飲むべき美味しいお酒は、炭酸を入れてもバランスや個性が壊れにくい傾向がありました。けっきょく結局炭酸を入れても美味しいものは美味しいです。

『純米吟醸』『純米大吟醸』での違い

今回ためしてみたのは「純米吟醸」と「純米大吟醸」。
「純米吟醸」は食に合わせやすく、味わいのバランスが整いやすいのがメリット。
「純米大吟醸」になると、より精米歩合が低い(米を削った度合いが高い)ためか味わいに透明感が感じられるすっきり酒になりました。味わいにクリアさを追求する方向けにおすすめです。

日本酒の原材料は米・米こうじ、それに「水」です。炭酸で割ってもバランスが崩れない銘柄が、日本酒ハイボールに向くお酒の条件です。爽やかさ際立つ日本酒の新しい飲み方。夏の食中酒に試してみませんか?

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参考
花崎一夫 監修/『ザ・ベスト・カクテル』/1998年/株式会社永岡書店

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