ボージョレにあるフルーリー地区の自然派生産者 「ドメーヌ・マルク・デリエンヌ」シリーズ
ビオディナミ栽培の健康的なガメイから生まれたワインはナチュラルで非常にエネルギッシュ！
IT関連企業からワインへの情熱を胸に転身したオーナーは、人的介入を極力避けた醸造を行い、自然との共存を最大限に尊重しています。
ニュースリリース：ビオディナミ実践＆人的介入を極力抑えたワイン造りを行うナチュラル・ボージョレの造り手「ドメーヌ・マルク・デリエンヌ」新発売
フルーリー グレタ・カルボ
「フルーリー グレタ・カルボ」は映画俳優のグレタ・ガルボと醸造方法のカルボニック・マセレーションという二つの言葉を組み合わせた言葉遊びから、無濾過・無清澄・SO2添加も極少量のワインです。
＜ソムリエコメント＞
アロマはアメリカンチェリー、梅、白桃のような繊細さ。ナチュラルワインらしい動物的な要素が僅かに感じられます。とことん優しいタンニンに心が癒されていくようなアタック。炭やブラックペッパーのようなニュアンスが広がったあと、アフターから余韻にかけてヨモギのような苦みを伴います。ビネガーのような風味も見つけられますが、軽め。ナチュラルすぎないという意味で「きれいめ」と表現したい。赤身の肉やジビエに合わせたら、かなり美味しそう。余韻のビターさが素晴らしいアクセントになるはず！
ル・プティ・ナット
「ル・プティ・ナット」はガメイ100％で造られるロゼ・ペット・ナット。無濾過・無清澄・SO2無添加のワインです。
＜ソムリエコメント＞
ナチュラルな造りですが、外観はやや濁っている程度で澱の堆積は見られずキレイめな印象です。味わいもナチュラル的なワインにしてはクリアなスタイルで、アセロラやチェリーの甘酸っぱい感じがします。若い白桃のような果実的な酸味がイキイキしていて、あとから乳酸と僅かなビネガーっぽさが追いかけてきます。ブドウ由来の酸味が活きたスタイルに好感がもてました。ワインの質感は軽めですが、充実感があって満足をもたらしてくれる1本です。
ボージョレ モーリス
「ボージョレ モーリス」は畑の先代オーナーの名前に由来します。樹齢40～80年程度の古木から造られた、無濾過・無清澄・SO2添加も極少量のワインです。
＜ソムリエコメント＞
ガメイのイメージというと、ヌーヴォにあるキャンディのようなフレッシュ感という方も多いのでは？その概念をガラリと変えてくれるのがこのワインです。
まずは香り。ドライフルーツや紅茶、カルダモンのようなスパイスも感じる複雑な香りに驚きます。
次に味わい。口に含むと優しい果実味の甘さが広がります。タンニンのやわらかさが秀逸で、余韻はスーっときれいに消えていきます。美味しすぎてすぐにまた飲みたくなる、とても魅力的なワインです。
ガメイを侮っていた自分としては、ガメイの底力に感動しました！
シャトー・ブラーヌ・カントナックが造る限定の白！【バロン・ド・ブラーヌ ブラン】
極少量生産である「シャトー・ブラーヌ・カントナック・ブラン」から、セカンドの白「バロン・ド・ブラーヌ ブラン」が新登場！
ボルドーで最も有名なワインの造り手一族であるリュルトン家が所有する実力派シャトーです。
ファーストヴィンテージの2021年は、ラグビー世界大会でも提供されることが決まっています。
ニュースリリース：メドック格付け2級のシャトー・ブラーヌ・カントナックから「ブラーヌ・カントナック ブラン」のセカンドワインが新登場！「バロン・ド・ブラーヌ ブラン 2021」
＜ソムリエコメント＞
いかにもソーヴィニヨン・ブランらしい、王道の味わいです。
透明感のあるレモンイエローの外観に、香りには清々しい若草のニュアンス。セージなどのハーブも感じます。
きゅっとしたミネラル感とグレープフルーツのような苦みが心地よく、余韻は長めです。
ルッコラなどちょっと苦みがある野菜にカッテージチーズとオリーブオイルをかけてこのワインと一緒に楽しんだら、いくらでもサラダを食べられそう。
ソーヴィニヨン・ブランとはこれだ！と思える、お手本のようなワインです。
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