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レポート

今月のバイヤーおすすめワイン【2025年12月】

今月のバイヤーおすすめワイン【2025年12月】

ワインの仕入れに欠かせない『バイヤー』。モトックスでは各国・地域ごとの担当バイヤーが日々美味しいワインを選び、仕入れています。

今月テイスティングした中で、バイヤーが「これ、いいな!」と思ったものをコメント付きでご紹介します。

ボルドー担当【シャトー・トロンコワ】

今ボルドーで1級シャトーをも凌く、最も評価の高いワインの一つモンローズが出掛ける知る人ぞ知るダークホース、シャトー・トロンコワ。

旧称トロンコワ・ラランドが近年ラベル・名称を一新し、大幅な品質のレベルアップを果たして新たにリリースされ注目を浴びています。

モンローズと言えば、ブルゴーニュの銘醸アンリ・ルブルソーやロワールの銘醸クロ・ルジャールなど、名だたるワインを所有するブイグ家の格付けシャトーです。

そのモンローズは近年、毎年のように100点を得ており、1級シャトーを凌ぐ高品質シャトーとして注目度が上がっています。

そんなモンローズのノウハウを最大限投入し最新の技術で進化したのがトロンコワです。

元オー・ブリオンの支配人がワイン造りを監督し、最新の土壌調査を行うなど、トップシャトーと同レベルの醸造がなされています。

しかし、まだ知名度は低いため世界的に値段が抑えられているのが現状。今がまさにねらい目のシャトーです。

おまけ:あの有名ワインにそっくり!?ボルドーワイン特集

名だたる名門と縁を持っていたり、気になるネーミングのシャトーをピックアップしました。

見た目だけではなく、味わいも本格派。

小ネタと共に、ボルドーの奥深い世界を気軽に楽しんでください。

ペトリュスのオーナーが過去所有!【シャトー・ギャロン】


かつてペトリュスで知られるムエックス家が所有していた由緒あるシャトー。

ブルーベリーを思わせる濃密でリッチな果実味が魅力で、活力に満ちた親しみやすい味わいが楽しめます。

ストーリー性と本格派の味わいが両立した、知る人ぞ知るボルドーです。

ラフィットがかつて所有!【シャトー・ラ・カルドンヌ】


有名シャトー「ラフィット」の所有時代を背景に持つメドックの赤ワイン。

スパイシーさと豊かな果実味が美しく重なり、クリュ・ブルジョワ級らしい上質な仕上がり。

当時のクラシカルなデザインを受け継ぎ、味わいも外観も存在感のある一本です。

「ラフィット」の名を許された希少シャトー【シャトー・ラフィット】


1763年、レイモンド・ラフィット氏がシャトーを取得した歴史から、「ラフィット」の名を冠することを認められた特別なワイン。

カベルネ主体のしっかりとした骨格に、樽由来の香りが調和したフルボディ。

名の重みを感じる、クラシカルで飲みごたえのある一本です。

名前も見た目も“あのシャトー”を彷彿【シャトー・マラグー】


ボルドー左岸・サン・テミリオンに隣接するフラン・コート・ド・ボルドーで、化学物質の使用を抑えた丁寧な造りを行うシャトー。

メルロー主体のやわらかな果実味と、コンクリートタンク熟成によるしなやかなタンニンが魅力。

エレガントなスタイルで、名前も佇まいも“あの名門”を思わせる仕上がりです。

アメリカ担当【カベルネ・ソーヴィニヨン ハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラ 】

カリフォルニアでは希少な熟成ワインを日本のワイン愛好家へ贈る、大人気ワイナリー「スターレーン」の熟成プロジェクト。

2011ヴィンテージは、スターレーン・ヴィンヤード唯一の100%カベルネ・ソーヴィニヨンとして仕立てられた、極めて希少な年。

冷涼で降雨の少なかった2011年は、クラシカルでありながら繊細さと力強さを併せ持つスタイルが特徴です。

グラスに注ぐと、深い赤褐色の液面にオレンジがかった縁が美しく映え、黒果実やシガー、ハーブのアロマに、樽由来のチョコレート香が重なります。

口に含むと、しなやかなタンニンが果実味を支え、カシスやダークベリーが濃密に広がり、長く続く余韻へと溶け込んでいきます。

温度管理された倉庫でじっくりと熟成され、円熟した風格とエレガンスを纏った、長期熟成にふさわしい逸品です。

ルーマニア担当【プレミアム タマイオアサ・ロマネアスカ】

今月おすすめするのは東ヨーロッパのルーマニアワイン。

あまり名前を聞かない産地かも知れませんが、実は3,000年も昔からワイン造りが行われている歴史の長い地域です。

なかでもヴィル・ブドゥレアスカは、世界各国で経験を積んだイギリス人醸造家スティーヴン・ドネリー氏のもとルーマニアトップクラスの最新設備&技術を駆使して、パフォーマンスの高いワインを生み出します。

今回ご紹介したいのは「タマイオアサ・ロマネアスカ」という呪文のような名前の地ブドウ品種。

「ルーマニアの聖なる香り」という意味だそうで、現地に昔から根付く歴史ある品種です。

名前の通り非常にアロマティックで、マスカットやトロピカルフルーツを想わせる華やかな香りに、どこか白檀のような、お香を連想させるオリエンタルなニュアンスも感じられます。

残糖度は2g/L以下なのでドライな辛口ワインなのですが、味わいにはお花の蜜のようなぷっくりとした甘さを感じます。

余韻として、ほのかにビターさが残るのもポイントで、しっかりと複雑味があるワインです。

超マイナー品種なのでチャレンジするのに勇気がいるかも知れませんが、アロマティック品種好きには必ず気に入って頂けるワインだと思います。

是非お試しください!

Craft Sake担当おすすめ① 【庵 備前雄町 無濾過純米吟醸 原酒】

「晴れの国」と言われる岡山県は、年間の日照時間が二千時間にも及びます。

この豊かな日照量と温暖な気候が、雄町の栽培に理想的な環境をつくり出しています。

雄町特有の個性ある複雑な味わいの酒を、江戸中期から続く熊屋酒造が造りました。

今まさに飲み頃。ワイングラスで飲むと素晴らしく良いです。フルーティな吟醸香が心地良く、雄町の美しい酸味と旨味のバランス感も抜群。

ボリュームがありながら後味も美しく、滑らかな飲み心地です。庵シリーズの中でも、イチオシな純米吟醸酒。贈答にも間違いのない逸品です。

Craft Sake担当おすすめ② 【ぽわん。 純米にごり酒 】

まるでお米のスムージーのようなにごり酒「ぽわん。」
冬に飲みたいとろとろ~なにごり酒です。

これからの季節におすすめなにごり酒。もろみたっぷり、お米の味わいしっかり。とろりとした食感さえ感じられます。

なめらかクリーミー、まるでお米のスムージー!やや辛口ですので食事とも合わせやすいのもポイントです。ぽわんと楽しく飲んでみませんか?チヂミ、豚キムチ、キムチ納豆などとご一緒にどうぞ。

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