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超簡単!本場のバスクチーズケーキの作り方と合うワイン【ペアリングレシピ】

超簡単!本場のバスクチーズケーキの作り方と合うワイン【ペアリングレシピ】

こんにちは、ヨーロッパ駐在の中原です。最近人気のバスクチーズケーキ。その昔、バスク地方を旅した際に食べたチーズケーキはとてもなめらかで、 クレームキャラメルやブリュレのような印象を受けたものでした。

今回は本場バスクの友人からきいた、混ぜて焼くだけの簡単バスクチーズケーキの作り方と合うワインをご紹介いたします。できるだけシンプルに、おうちで現地の味を再現できるレシピをお伝えしますので、よかったら試してみてくださいね。

バスクチーズケーキとは

バスクチーズケーキはスペイン・バスク地方で誕生したチーズケーキです。
表面にこんがり焼き目がついていることが特徴で外はカリっとほろ苦く内側はとろっとクリーミーな味わいです。

ちなみに、筆者がバスクを旅した際に訪れたお店『ラ・ヴィーニャ』というお店は
バスクチーズケーキ誕生のお店で、そこでは「塩や胡椒をかけて食べても美味しいよ!」といわれました。

バスクチーズケーキは簡単に作れる

バスクに住んでいる友人に聞いてみたところ、 バスクチーズケーキはボウルに食材を入れるだけで作れる「ワンボウル」レシピということがわかりました。

基本的な材料は、クリームチーズ、グラニュー糖、卵、薄力粉、生クリームの5つ。こちらの材料を混ぜて焼くだけで本格的なバスクチーズケーキが出来上がります。ご家庭でも簡単に作れますので是非お試しください。

バスクチーズケーキの作り方

材料


・クリームチーズ 400g
・グラニュー糖  100g
・卵       3個
・薄力粉     スプーン大さじ2杯
・バニラエッセンス(好みで適量を)
・生クリーム   250ml

<下準備>
1.オーブンは250度から275度で余熱しておく
家庭用オーブンの種類にもよりますが、できれば275度で余熱しておきましょう。

2.型にはクッキングシートを2重にして敷いておく

このケーキは焼成温度がとても高いので紙一枚だと真っ黒になって焦げてしまい、冷やして紙を外すときに大変なんです。 そのため、外側の紙は、焼成時にはボロボロです。内側の2枚目の紙が残っているので、型から外しても大丈夫、ということです。

作り方


1.常温に戻したクリームチーズにグラニュー糖を入れてグルグル混ぜる

2.卵を入れる
卵は1個ずつ入れて、きちんと混ざってから次の卵を入れましょう。

3.薄力粉を入れる
つぎに、薄力粉をふるいながら加え、お好みでヴァニラ・エッセンス入れます。
さらに混ぜて、生地を茶こしを使って濾していきます。
*少し手間がかかりますが、この工程を入れることでとても滑らかな口当たりになります!

4.生クリームを加えて混ぜる

5.生地を茶こしを使って濾す。 そして、紙を敷いた型にゆっくりと流し入れる
*ひと手間ですが、卵の卵黄を留めているカラザなどを取り除き、ダマになった部分を濾すことで出来上がりを滑らかにするためです。 ゼラチンを使ったりするお菓子でも同じですよね。

6.温めておいたオーブンで20分から25分くらい焼く

ワンポイント・注意点


生地の上面に黒い焦げ目がつくまで焼き色をつける
275度で余熱していたオーブンで、オーブンの中段よりも、気持ち上段に入れても構いません!我が家のオーブンでは、20分から25分くらいで 焦げ目がつくことが多いです。30分以上は焼かない方がいいと思います。
*焼きすぎると、ベイクドチーズケーキのようなテクスチャーになってしまうので注意してください。

オーブンから出して型を揺すると、とろっとしますが、しっかりと焼けているので大丈夫です。
完全に熱が冷めてから、冷蔵庫で最低でも一晩は寝かせてしっかり冷やします。 そもそもバスクチーズケーキは日本でポピュラーなベイクド・チーズケーキと異なり、 口当たりはプリンやムースのようなテクスチャーのお菓子なのです。

切り分ける時のコツ!ナイフを熱湯で温めてから
冷たいお菓子との温度差ができることでスパッと切れます! 面倒ですが、続けて切る際も温めたナイフで切ることをオススメします。 コップに熱湯をはっておいて、ナイフを温めて水分を拭き取って切りましょう!

バスクチーズケーキに合うワイン 【ボレロ ジュランソン・モワルー】

バスクチーズケーキのほろ苦いキャラメルのような味わいには、濃厚な甘みをすっきりとさせてくれる、酸味が豊富なドメーヌ・コアぺがおすすめです。
自らをワイン職人と言うアンリ・ラモントゥ氏がプティ・マンサンなどの地ブドウを育て生み出した、“ジュランソンの宝石”。

甘口ワインと聞くと、貴腐であるソーテルヌ、自然凍結されたブドウの実だけで造られるアイス・ヴァインなどをイメージされると思いますが、コアペの甘口ワインはピレネー山脈から吹き下ろす風によってブドウの水分を抜く『パスリヤージュ』といわれる製法で作られています。
水分が抜けると糖分が残りますが、このブドウ品種は非常に酸味が豊富なため、酸味はキープされたままです。

また、このワインは熟成していくと、キャラメルやヌガー、完熟したメロンの種周辺の果肉、フルーツ・コンフィのような味が出てきます!甘口ワインはどうも苦手、という方にも、ぜひお試しいただきたいワインです!

ボレロ ジュランソン・モワルーの詳細はこちらから

  • Bolero Jurancon Moelleux
    フランス
    フランス
    • 2018

    Domaine Cauhape

    ドメーヌ・コアペ

    Bolero Jurancon Moelleux

    ボレロ ジュランソン・モワルー

    750ml, 3,650 yen

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