シャトー・ピエライユ 赤 / 白
ピエライユは、ボルドーでも最も内陸部に位置する人里離れたエリアにシャトーがあります。
寒暖差が大きく、果実が完熟しボリュームと張りのあるワインが生まれ、他のボルドーとは一味違う、パワフルなスタイルが特徴的です。
白ワインは、かつてフランスの著名なワインガイド『ギド・アシェット』で最高評価を獲得した実績を持ちます。さらに、名高いボルドーの1級シャトーと肩を並べる高評価を受けたこともあり、その品質の高さが広く認められています。

そんなピエライユのもう一つの魅力が、美しく手入れされた庭園です。こちらは「フランスで最も美しい庭園」の一つに選ばれた実績を誇ります。
これは、ヴェルサイユ宮殿の庭園やモネの庭なども名を連ねる権威あるもので、丁寧に管理されたお庭からは、ワインへの愛情も感じられる、そんなシャトーです。
サンタ・マッダレーナ フック・アン・バッハ
イタリア最北の銘醸地 アルト・アディジェを代表する協同組合ワイナリー カンティーナ・ボルツァーノ。
品質で評価される成果主義のもと生み出されるワインは、イタリア国内外で高い支持を得ています。

今月おすすめしたいのは冷やしても楽しめるチャーミングな赤ワイン「フック・アン・バッハ」。
このワインはアルト・アディジェを代表する地品種、スキアーヴァとラグレインを使用しています。
スキアーヴァは軽やかでフルーティーな果実味が魅力、ラグレインは色合いや旨味、程よい骨格を与える品種です。
グラスから立ち上るのは、新鮮なイチゴを思わせる甘く爽やかなアロマと、ほのかに漂うスミレのニュアンス。
透明感のある軽やかな飲み口ながら、余韻にはしっかりと旨味が感じられる1本です。
暑い時期はぜひ少し冷やしてよりフレッシュなスタイルでお楽しみください。
タンジェリン・ドリーム
オーナーで醸造家のウェイン氏は、2007年に南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーに現在の畑を購入しました。
この畑には1860年代に植えられた、樹齢100年を超えるペドロ・ヒメネスやセミヨンの樹が多数残っていましたが、
バロッサ・ヴァレーではシラーズをはじめとする赤ワインがあまりにも有名なため、白ワインの需要はあまり高くありません。どうやってこれらの古木を維持できるだけのワインを造ればよいのか、途方に暮れていました。
そんな時に行った国際展示会で、彼はフリウリやジョージアのオレンジワインと出会います。
スキンコンタクトの時間を長くとった、伝統的なオレンジワインに触れたウェインは、「オーストラリアらしいスタイルのオレンジワインとは?」を模索し始めます。
そうして、完成したのがこの「タンジェリン・ドリーム」です。

当時まだ「オレンジワイン」というジャンルは今ほど広まっていませんでした。
リリースしてはみたものの、売れるかな、というウェインの心配をよそに、日本市場が生産量のほぼ全数を購入。あっという間に完売しました。
ウェインは「日本市場のおかげで貴重な古木を植え返せずに済んだ」と非常に日本を大切に思ってくれています。
「軽やかさの中にも複雑さは表現できる」と彼が語る通り、
このワインはドリンカブルな味わいの中に、しょうがやオレンジピール、様々なスパイスなどの非常に複雑なアロマが感じられます。
その秘訣はブドウの収穫時期にあります。セミヨンやリースリングは収穫の初期のフレッシュな状態で、ペドロ・ヒメネスは一部のブドウがレーズン化するほど晩期まで待って収穫します。
これら、熟度の全く異なる多様なブドウをブレンドすることで、このスタイルを実現しています。
また、2025年ヴィンテージは霜害の影響で収量が少なくなってしまいました。そのためまだボトリングしていなかった2024と少量ブレンドしてみたところ、素晴らしい味わいに。
タンジェリン・ドリームの初リリースから記念すべき10回目のヴィンテージは、特別なノン・ヴィンテージワインとしてリリースされることになりました。
