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ワインのキホン

ワイン選びのちょっとしたコツ ~「単一ワイン」を探る~ 編

ワイン選びのちょっとしたコツ ~「単一ワイン」を探る~ 編

「ワインってどう選べばいいの?」
そんなお声をよく耳にしますが、ワイン選びに正解はありません!「私はジャケ買いで、味わいは運命に任せます!」というワインの選び方も、楽しみ方の1つではないかと思います。

ですが、せっかくなら好みの味わいのものを選べるようになりたい!そんな方のために、ラベルに表示してあるブドウ品種で、味わいをイメージできる方法をひとつご紹介します。

ご存知の通り、ワインはブドウから造られるお酒です。使用するブドウ品種の数によって「単一ワイン」と「ブレンドワイン」の2つに分類できると同時に、ワインの味わいを探るヒントにもなります。

「単一ワイン」って何?

1種類のブドウ品種から造られるワインを「単一ワイン」と呼びます。ワイン大国・フランスのブルゴーニュ、ワイン新興国(ニューワールドとも呼ばれます。)のアメリカやチリ、オーストラリアに多く見られます。

特に、ワイン新興国の「単一ワイン」のラベルにはブドウ品種が表記されていることも多いので、手始めに「単一ワイン」から自分好みのブドウ品種を探って頂くことをオススメします!
上述のとおり、ワインはブドウを原料とするお酒ですので、必然的に使用しているブドウ品種の特徴がワインの味わいに大きく影響します。「単一ワイン」の場合には、1種類のブドウ品種からワインを造っていますので、その品種の特徴さえ知っておけばおおよその味わいをイメージしやすいということです。
まずはラベルに表記してあるブドウ品種「単一ワイン」を飲み比べ、お好みのワインを見つけましょう!いくつかのワインを経験するうちに品種ごとの特徴がわかってきますので、次のステップとして、産地やヴィンテージの違いを楽しんでみたり、複数の品種で造る「ブレンドワイン」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ただし、単一品種の表記があっても必ずしも「単一ワイン」ではない場合があります。各国のワイン法によって、その品種を何%以上使用していればラベルにブドウ品種を表示しても良いですよ、といった取り決めがあるからです。(一例として、オーストラリアでは同一品種が85%以上でラベルに表記されます。)判断に迷った場合は、販売店の店員さんやソムリエさんに尋ねましょう!

「ブレンドワイン」とは

複数のブドウ品種から造られるワインを「ブレンドワイン」と呼びます。有名な産地ではフランスのボルドー地方があります。また、同じくフランスのローヌ地方のように伝統的に10品種以上のブレンドが認められている産地もあります。

「ブレンドワイン」のメリットは、ワインに複雑さを与えることや、生産者が味わいのコントロールをしやすいといったところにあります。1種類の品種では表現できない骨格や酸、華やかさなどのあらゆる要素を、複数の品種のブレンドにより表現できることが単一ワインとの違いでもあります。

どんなブドウ品種があるの?

「単一ワイン」のことがわかったら、次はどんなブドウ品種があるのか少し知っておくとワイン選びがスムーズになります。ここでは、主に白ワインに使用される白ブドウ品種、赤ワインに使用される黒ブドウ品種について簡単にご紹介します!

最後に

あくまでワインは、皆さまがそれぞれのライフスタイルやシチュエーションに合わせご自由に選んで楽しんでいただけるものです!食に彩りを添えたり、味わいそのものを感じたり、気難しく考える必要はありません。「ワインってどう選べばいいの?」という方は、手始めに「単一ワイン」から始めてみてはいかがでしょうか?きっと自分好みのブドウ品種が見つかるはずです‼

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