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- ニュージーランド サウス・アイランド
セレシン・エステイト
Seresin Estate Limited
「マールボロ」地区の自然派ワインのパイオニア的生産者
自然との共生を追求するマールボロの先駆者
セレシン・エステイトは、ニュージーランド出身の映画撮影監督マイケル・セレシン(Michael Seresin)が1992年に設立した、マールボロを代表するワイナリーのひとつです。創立当初から「ハンドクラフト=手仕事」を大切にし、自然との共生を重視したワイン造りを実践しています。畑ではビオディナミ農法を取り入れ、健全な土壌環境を育みながら、土地の個性を映し出すワインを生み出しています。ラベルに描かれた手形は、マイケル・セレシン自身の手によるもので、「人の手による丁寧なものづくり」という哲学を象徴しています。「ニューワールドの環境と、オールドワールドの哲学の融合」を掲げる同ワイナリーは、自然発酵や手作業を大切にし、マールボロのテロワールをありのままに表現した、エレガントで奥行きのあるワインを造り続けています。2009年にはジャンシス・ロビンソン氏によってニュージーランドを代表するトップ4生産者のひとつに選出されるなど、その品質は世界的にも高く評価されています。
ワインスタイル:果実味だけではない複雑性
大量生産型のマールボロ・ワインとは一線を画し、ブドウ畑を一つの生態系として捉えるビオディナミの考え方を重視しています。土壌、気候、微生物、自然環境の調和を通じて、果実の純粋さと土地の個性を表現するワイン造りを行っています。
主要品種はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールなど。一般的なマールボロの鮮烈でフルーティーなスタイルとは異なり、自然発酵や樽熟成などを取り入れることで、厚み、テクスチャー、旨味を備えた複雑なスタイルを追求し、特にピノ・ノワールは、赤系果実、スパイス、土のニュアンス、きめ細かなタンニンを持ち、マールボロの冷涼な酸とブルゴーニュ的なエレガンスを融合したスタイルが特徴です。
「人生とは光であり、光とは人生である」
オーナー:マイケル・セレシン氏
ニュージーランド南島・マールボロの美しい自然の恵みを受け、オーガニック&ビオディナミ農法で上質なワインを造り出す「セレシン・エステイト」。
創業者であるマイケル・セレシン(Michael Seresin)は、映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』や『ゼロ・グラビティ』などを手掛けた世界的な映画撮影監督です。1960年代からヨーロッパのカルチャーや食に深く魅せられてきた彼は、1990年代初頭、「品質に一切妥協せず、できる限り自然なアプローチで最高のワインを造りたい」という強い情熱から、母国ニュージーランドにこのワイナリーを立ち上げました。
映画界で磨かれた独自の美的感覚と、オーガニック・食・ライフスタイルへの情熱が、セレシン・エステイトのすべての基盤となっています。
「ハンドクラフト」ニュージーランドビオの先駆者
セレシン・エステイトのブドウ畑は、ニュージーランド南島北端に位置する、陽光豊かなマールボロ地区の中心部に広範囲にわたって展開しています。
■環境と区画:
温かく小石の多いワイラウ・ヴァレー(Wairau Valley)の平原から、南側に位置するオマカ・ヴァレー(Omaka Valley)の粘土質な緩斜面まで、テロワール(風土)に合わせて厳選された区画が広がり、ブドウ畑の足元には野生の花や草が一面の絨毯のように広がり、ミツバチや鳥たちの声が響く、豊かな自然生態系がそのまま保たれています。
■栽培品種:
・白ワイン: ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、ピノ・グリ
・赤ワイン: ピノ・ノワール
栽培と取り組み(ビオディナミ農法)
セレシン・エステイトでは、ビオディナミ農法(Demeter)を全面的に実践しています。季節、地球、そして天体のサイクルという自然のリズムに寄り添ってブドウを育むため、そのワインは年ごとの個性や時間の移ろいを繊細に映し出します。
■健全な土壌造り:
・自家製の動物性堆肥で土壌に栄養を与え、地元のハーブや鉱物から作ったハーブティーを葉に散布することで、ブドウ本来の生命力を高めています。
■持続可能な循環:
・「土地から得るもの以上に、土地へ還元する」ことを理念としています。その結果、ワインにはその土地ならではの際立った個性が宿ります。
■生きているブドウ畑:
・ブドウ畑を一つの「大きな生命体」として捉え、働く人々はもちろん、牛・馬・鶏などの動物、野鳥、昆虫、植物たちが共生
ビオディナミを取り入れるということ
ワイナリーではビオディナミを取り入れてから、
1. 大地の自然な作用である栄養分やミネラルの供給を妨げられることなく、ブドウ樹が生育
2. その健康状態の改善だけではなく、ワインのストラクチャーや凝縮したフレーバーなどにも目を見張る成果が現れるようになった
と言います。決して流行やマーケティング目的でビオを取り入れているのではない証拠に、うみ出されるワインは人々を魅了し続け、同時に高い評価を獲得してきました。
栽培と取り組み(バイオダイナミック農法)
セレシン・エステートでは季節、地球、そして天体のサイクルという自然のリズムに寄り添って葡萄を育むため、そのワインは年ごとの個性や時間の移ろいを繊細に映し出します。
■健全な土壌造り:
・自家製の動物性堆肥で土壌に栄養を与え、地元のハーブや鉱物から作ったハーブティーを葉に散布することで、葡萄本来の生命力を高めています。
■持続可能な循環:
・「土地から得るもの以上に、土地へ還元する」ことを理念としています。その結果、ワインにはその土地ならではの際立った個性が宿ります。
■生きている葡萄畑:
・葡萄畑を一つの「大きな生命体」として捉え、働く人々はもちろん、牛・馬・鶏などの動物、野鳥、昆虫、植物たちが共生する空間を創り出しています。
醸造哲学(伝統的な旧世界アプローチ)
セレシン・エステートのワイン醸造は、新世界のテロワールに旧世界の伝統的なアプローチを組み合わせた独自のスタイルです。
■自然発酵と手仕事:
・ワイン造りを決して急ぎません。培養酵母ではなく、葡萄畑に自然に生息する野生酵母(自生酵母)のみを用いて発酵を行います。時間をかけてじっくりと醸造することで、深みのある旨味と、食欲をそそる魅力的な質感・味わいが生まれます。
■じっくり熟成:
・すべてのワインはリリース前に木樽や瓶の中で丁寧な熟成期間を経ます。「良いワインは待つ人に訪れる(Good things come to those who wait)」という信念のもと、最高の状態で出荷されています。
若い造り手が集まる蔵
セレシンのワイン理論に賛同し、彼らのワインを愛する多くの若い醸造家や栽培家の卵たちがセレシン・エステイトの門を叩きます。毎年世界中から多くの若者がこの素晴らしいワイナリーで経験を重ねようと醸造チームに応募しています。
ワインと食文化(ライフスタイル)
セレシン・エステートにとって、ワインは食事や生活をより豊かにするための大切な要素の一つです。葡萄畑だけでなく、農園内ではオリーブオイルやワインビネガーの生産、さらには毎年のディナーイベントで振る舞う果物や野菜の栽培も行われています。
「体に優しい健康的な食」と「食事を共に囲み、語り合う喜び」。これらを大切にするセレシン・エステートの情熱は、ワインの一滴一滴にも息づいています。
3つの異なる畑でブドウを栽培
セレシンは現在、マールボロ地方に微小気候の異なる3つの畑を所有します。
ワイナリーがある地区のホーム農園、オマカ・ヴァレーの麓に広がるラウポ・クリーク農園、そしてワイラウ谷の最西端に位置するタタウ農園です。それぞれの異なるテロワールからうまれるブドウをブレンドしたワインや、単一畑からうまれるワインがあります。
■ホーム農園
・標高:60m
・土壌:ローム質の上に砂質が広がる土壌。粘土質の古くは川が流れていた地形で粘土の影響で適度に水分を吸収しながらも水はけが良い
・ブドウの特徴:骨格、複雑味を持ったアロマ豊かなワイン
・栽培品種:ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、シャルドネ、セミヨン、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ムニエ、リースリング
■ラウポ・クリーク農園
・標高:130m
・土壌:オマカ谷の下に傾斜状に広がるリッチな粘土質土壌
・ブドウの特徴:高い酸とコーティングされたようなタンニンが特徴のエレガントなワイン
・栽培品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、ヴィオニエ
■タタウ農園
・標高:70m
・土壌:古い川の跡地に広がる沖積土壌
・ブドウの特徴:骨格の整ったタンニンと凝縮されたアロマが特徴
・栽培品種:ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール