ノヴェッロ(Novello)とは?
その年に収穫されたブドウを使い、イタリア各地でつくられる個性豊かな新酒ワインのことです。
正確にはヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)といいます。
熟成させずに飲むワインの新酒は、果実味が豊かでとても新鮮な味わい、飲みやすい口当たり。日本にも航空便で輸入されるので、秋の解禁と同時に楽しむことができます。
プーリア州の位置
ノヴェッロのレポートをお届けするのは、南イタリア(ブーツに例えるならかかとの部分)に位置するプーリア州のコンティゼッカ社のもの。
現地の特産ブドウ、プリミティーヴォとネグロアマーロを使ってノヴェッロを造っています。

2026年ワインの味わい

(左:醸造家 マッテオ・エスポジート氏/右:オーナー クレメンテ・ゼッカ氏)
2026年のノヴェッロは、ガーネットのニュアンスを帯びた美しいルビーレッドが印象的なワインです。
グラスに注ぐとフレッシュな果実のアロマが広がり、ほのかにバルサミコを思わせるニュアンスが広がります。
口当たりはなめらかでフレッシュ。いきいきとした酸味とやさしいまろやかさのバランスが心地よく、長く続く余韻の中にはシルキーで柔らかなタンニンが感じられます。

(おすすめ料理:チーズとキノコのピザ/ハム、サラミ、チーズなどの前菜)
幅広いお料理と合わせやすいのも魅力のひとつです。特に、焼き栗やかぼちゃ、きのこ、豆類を使ったお料理など、秋の味覚との相性は抜群!前菜やお肉料理、ハムやサラミ、チーズなどともよく合います。
14〜16℃に少し冷やしてお召し上がりいただくと、果実のフレッシュな味わいをより一層お楽しみいただけます。
秋の味覚とともに、日常のお食事やホームパーティなどの気軽なシーンで、今年のノヴェッロをぜひお楽しみください!

(おすすめ料理:ローストビーフ/ビーフシチュー)

(おすすめ料理:ズッキーニソースのニョッキ/きのこのトルテッリ、カチョカヴァッロチーズソース)
2026年9月の様子
9/29更新
今年のブドウは非常に健全な状態で育ち、十分な成熟を迎えています。
8月末から9月初旬にかけては適度な雨に恵まれました。ブドウは良好な状態を保ち、収量も平年並みとなる見込みです。
昨年と同様に8月25日~9月5日にかけてプリミティーヴォの収穫を行いました。ネグロアマーロの収穫も9月12日~進めており、現在は最終段階を迎えています。
こうした恵まれた気候条件のもとで造られる2026年ヴィンテージのノヴェッロは、いきいきとした果実味と華やかなアロマを備えた、エレガントでバランスのとれたワインになると期待できます。
今年もこの季節ならではのフレッシュなノヴェッロをお届けできる見込みです!

(ネグロアマーロ収穫の様子)
2026年8月の様子
8/27更新
コンティ・ゼッカの位置するプーリア州サレント半島では、7月末から8月にかけて熱波の影響を受けることはなく、雨の少ない安定した天候が続きました。
気温も平年並みに推移しており、直近ではこの時期らしい夏の雷雨にも恵まれています。長く続いた乾燥を和らげるとともに、ブドウにとって貴重な水分をもたらしました。
ブドウの成熟は順調で、近年に比べややゆっくりとしたペースで進んでいます。現在のところ、プリミティーヴォの収穫は8月末頃、ネグロアマーロは9月15日以降を予定しています。

プリミティーヴォ / 7月には少し緑かかった果粒がありましたが、完全に色づきました。

ネグロアマーロ / 7月との違いは、こちらの方が顕著。
2026年7月の様子
7/27更新
2026年のプーリア州サレント地方は、冬は例年通りの気候で前年よりやや低めの気温で推移しました。冬の終わりまでに充分な雨が降ったことで、土壌には豊かな水分が蓄えられました。
春は理想的な天候に恵まれ、気温も平年並み。
ブドウの樹は健やかに成長し、畑全体で良好な状態を維持することができました。
6月から7月初旬にかけては、6月初めに一時的な雨があったものの、全体として安定した好天が続きました。この時期の気温は前年よりやや低く、日中は33〜34℃、夜間は19〜20℃と昼夜の寒暖差にも恵まれたため、ブドウの健全な生育に適した環境となりました。
7月中旬からは日中の気温が38℃前後まで上がり、湿度の高い期間が続いたため、ブドウや葉を強い日差しから守る対策を行いました。 これによりブドウはバランスの取れた状態を保つことができました。
現在、ブドウは収穫に向けて順調に成熟しており、生育状況も良好です。2026年ヴィンテージは、品質の高いブドウの収穫が期待できます。

プリミティーヴォ / 品種名は、「最初に熟す(primativus)」に由来。すでに色づきは終盤の様子。

ネグロアマーロ / 色づきはまだまばらですが、昨年(2025年)の同時期と比べると早そうです。
新しいレポートが届きましたら、都度このページに追加していきますのでお楽しみに!
過去のヴィンテージレポート
参考
ジャンシス・ロビンソン、ジュリア・ハーディング、ホセ・ヴィアモーズ/『ワイン用葡萄品種大辞典』/共立出版株式会社/2019年






