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マリヌー

Mullineux

南アフリカ、スワートランドに魅せられたブティックワイナリーが世界に挑む

南アフリカ、スワートランドに魅せられたブティックワイナリーが世界に挑む

醸造家のマリヌー夫妻(クリス&アンドレア)がスワートランド地方にあるリーベック・カスティール村近くに2007年に設立したブティックワイナリー。
ごく短期間のうちに国内外で南アフリカで最も有名なワインブランドの1つとして地位を確立しました。

輝かしい評価歴はとどまるところを知りません。
◆ゴールデンヴァインアワード2025 最優秀新進気鋭ワイナリー賞
◆プラッターズ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー 計5回受賞 2014/2016/2019/2020/2023
◆ティム・アトキン 南アフリカ格付け The First Growth(1級)
◆ティム・アトキン ワイナリー・オブ・ザ・イヤー2017
◆ワイン・エンスージアスト インターナショナル・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー アンドレア氏

アンドレア氏はカリフォルニアのUCデイビス校にて栽培と醸造を学び、ナパヴァレーの複数のワイナリーで修行を積みました。
南アフリカに初めて訪れたのは2004年、その時にウォーターフォードで半年働き、スワートランドに魅せられたといいます。

その後出会った夫クリス氏とともに、2007年にはマリヌーを設立。その後現在のシグネチャーシリーズ3種をファーストヴィンテージ、2008年として世に送り出しました。
マリヌーが目指すのは、テロワールを映し出すブドウをありのままに表現するワイン。醸造過程では何も足さず、何も取り除きません。
スワートランドにベストな品種としてシュナン・ブランとシラーに注力し、自然農法や低介入の醸造を採用しています。

ラベルには石臼をモチーフにしたワイナリーロゴ ラベルには石臼をモチーフにしたワイナリーロゴ

「マリヌー」という夫妻の名前はフランス語で「水車」を表します。
南アフリカの穀倉地帯であるスワートランドとのつながりを感じさせるワイナリー名となりました。ロゴマークも、そのつながりから着想を得て石臼をモチーフにしています。

太古より育まれてきた、スワートランドの唯一無二の土壌構成

世界の中では「新興産地」とされる南アフリカ、スワートランド。
ただ、その土壌はおよそ5億年もさかのぼる必要のある太古の時代から育まれてきました。

◆花崗岩質土壌 グラニット◆
スワートランドの典型的土壌ともいえる花崗岩土壌はパーデベルグ山近辺に見られます。この地域は、土地の後退、隆起、海面変動により、何度も海に侵食されてきました。
非常に深い粗い白砂の層の上に、厚い粘土層で構成されています。砂質でできた表土は極めて水はけが良い一方、表面から数メートル下にある厚く密な粘土層は保水性に優れ、まるでスポンジのように、夏の間、ブドウの樹に安定して水分を供給します。ワインは、ピュアな果実味を持ち、花のような香りとスパイシーな香り、そして鋭い酸味を持つ傾向があります。

花崗岩質土壌 グラニット 花崗岩質土壌 グラニット

◆片岩質土壌 シスト◆
スワートランドの東側、リーベック・カステールとポーセリン山に見られ、マルムズベリー頁岩を基盤としています。これらは堆積物ですが、コート・ロティ、フォジェール、プリオラートの変成片岩と同様の特性を共有しています。この土壌が見られるのは主に丘の斜面で、比較的浅く、岩が多く、排水性が良いです。そのため、ブドウ樹は水を求めて根を深く伸ばすことを余儀なくされます。開放的なキャノピーと小さく厚い果皮を持つブドウができるため、濃い果実味と優れたストラクチャーを持つワインになります。

片岩質土壌 シスト 片岩質土壌 シスト

◆鉄質土壌 アイアン◆
砂利と鉄を基盤とする土壌で育つブドウの木は、水分が非常に限られるため成長に苦労し、収量が下がりやすい傾向があります。一方で土壌の保水能力によってちょうどよい水分が担保されています。結果として、スワートランドの非常に乾燥する夏の終わりでも最低限の水分を確保することができ、ゆっくりをブドウに複雑さとタンニンをもたらします。そのため色が濃く、非常に凝縮したブドウが収穫されやすいです。ワインは還元的になりやすく、口当たりは構造的でグリップがあります。どのワインにブレンドしても、優れたミッドパレットをもたらす大事なキュヴェです。

砂質土壌 アイアン 砂質土壌 アイアン

良いブドウを収穫するには、まずは良い環境づくりから。

マリヌーは、リジェネラティブ・オーガニック農法(Regenerative Organic Certified®)でブドウを栽培しています。2026年VTからは自社畑のすべてに対して認証も取得しました。

リジェネラティブ農法とは、「ブドウ畑があることによって、生態系・土壌・環境すべてがさらに豊かになる」ことを目指す農法です。
マリヌーでは具体的に、下記のような取り組みを行っています。
・カバークロップに西ケープ州特有の植生である「フィンボス類」を使用すること
・人の手で土を耕さないことによって、自然で健全な土壌構造を保ち微生物を最大限活性化させること
・枝や果皮をコンポスト化して畑に返したり、放し飼いをしている牛のふんが自然と肥料になったりすること
・土壌に成分が残ることを避けるため、化学肥料や殺虫剤などを使わないこと

カバークロップによって、土壌中の水分量を一定に保ちながら土壌内の成分を自然な形で整えます。 カバークロップによって、土壌中の水分量を一定に保ちながら土壌内の成分を自然な形で整えます。


◆クルーフ・ストリート
ワイナリーへの入り口となるワイン。お手頃で試しやすい価格でありながら、マリヌーの真髄を表現するバリューシリーズです。
赤はシラー、サンソー、ティンタバロッカ、グルナッシュノワールなど、多様な品種のブレンドによってスワートランドのテロワールを表現します。

◆シグネチャー・シリーズ
ワイナリーが初めてリリースした、ワイナリーの核と言えるシリーズ。
シュナンブランを中心とした、いわゆる「ケープブレンド」の白はリッチな凝縮感がありながらも美しい酸が特徴的な味わい。
シラーはマリヌーが持つ多様な土壌の区画をバランスよくブレンドした、まさにマリヌーを象徴するスタイルです。

◆シングル・テロワール シリーズ グラニット・シスト・アイアン
テロワールをそのままワインに閉じ込めたシリーズ
3つの種類の土壌から、同じ熟度のタイミングでブドウを収穫し、醸造も全く同じ方法で行います。
まさに「土壌が違うだけ」の3種のワイン。違いをぜひご体感ください。

シグネチャーシリーズ シラー シグネチャーシリーズ シラー